暖冬傾向で、ゴルフ場の予約が多い!
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
020703
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
SAY ANYTHING
次第に歩ける様にもなり、順調に進んでいる様に思えた。
それは微妙な所から何かが彼女を侵食していた。
「ねぇ…キバちゃん。……私、ご飯いらない…。」
「駄目だー。ちゃんと食わないと持たねぇぜ。」
「…私…嫌……。」
怪訝そうな顔をして言った。
「なんでだよ。食欲ねーのはまだ体調悪いって事だぞ。」
「……」
俺は無理矢理箸を持たせた。
カラリと軽い音を立てながら落ちていった。
「オイオイ…。ちゃんと持たねーから…。」
「ね…キバちゃん…私フォークで食べて良い?」
「は?子供じゃねーんだって。ちゃんと…」
彼女は思いつめた、悲し気な目をした。
「……ったく、しょうがねーな。今日だけだぞ。」
「ごめんね……。」
次の日になると、ますます酷くなっていった。
「お前…なんだよー。」
「お箸…持てないの。」
それは幼児が握るような感じで持っていたのに驚いた。
「な…なんでだよ。こないだまでは…ちゃんと…」
「う…うん…。そーなんだ…よね。」
そして、どことなく舌ったらずな話し方だった。
でも屈託の無い笑顔で話しをしてくれた。
「そうだ。お前さ、こないだ読みたいって言ってた本…買ってきてやったぞ」
「え?本当??」
差し出す1冊の本。
嬉しそうに本を広げる彼女。
女が好きそうな恋愛小説らしい。
最後には結ばれて終わりって言う、いかにもって感じな物だった。
だが、彼女はどうしても読みたかったらしい。
「ねぇ…キバちゃん……。」
「あ?」
「私に何かあっても……見捨てないでね…」
「?」
「ね?」
「あ…あぁ。そりゃ当たり前じゃねーかよ。」
そう、あの時に誓ったじゃないか。
俺達は…ずっと一緒に…。
彼女は、嬉しそうな顔をして微笑んだ。
その意味が後々、俺を苦しめる事になった。
日が経つにつれて、彼女の顔から笑顔が無くなってきた。
「声欄…?おい。声欄??」
「…………?」
「おいって。」
「ん?何?」
「ちゃんと返事しろよなぁ~~。不安になんじゃねーかよ。」
「うん…。」
だんだんと反応が鈍くなってきた。
様子がどう見てもおかしい。
疲れた…のか?
あれだけリハビリを続けて辛い目に遭ってたんだ…。
そりゃ飽きたり疲れたりするよな…。
「な。声欄……。お前さ…。」
「?」
「いや。なんでもねー。」
言いかけた事があった。
それはずっと言えなかった事…。
いざと言う時に躊躇ってしまう。
「キバちゃん…」
「ん?」
「本…読んでもらえる?」
「はぁ?」
それはこの間まで嬉しそうに読んでいた、あの本だった。
「なんだよ。お前…何遍も読んでたじゃ…」
「ねぇ…お願い…。」
泣きそうな顔をしていた。
「お前なぁ~~。病人だからって甘えすぎだぞー。」
こういう類…読むのは苦手なんだよなぁ~~…。
読んでいるうちに彼女の容体がおかしい事に気づいた。
「お…おい。声欄?眠いんか?」
「………………」
ただ呆然と座っている感じだった。
「おい…」
肩を揺さ振った。
「……?」
反応が薄い。
俺はなんだか恐くなってきた。
彼女がだんだんと良くなる所か、悪化していってないか…?
いくら鈍感な俺でもここまで来たら…。
こりゃヤベーぜ・・・。
そんな時には…5代目だ…。あの人なら何とか…。
俺は5代目に会わせて貰う様に頼んだ。
しかし、やはり門前払いが目に見えていた。
悔しい。何も出来ない自分が…。
帰り道、足が妙に重かった。
日に日に、彼女の容体は悪化していく一報だった。
表情はなくなり、言葉も話せなくなった。
俺はふと思い出した。
『アルジャーノンの花束を』
と言う本を昔読んだ事が有る。
その主人公の様に、彼女も同じ道を歩むのか…?
彼女が無反応になってくる。
感情もなく…ただ生きているだけ…。
「なぁ、声欄。お前の好きな本、読んでやろーか?」
もちろん…返答はなかった。
視線も一点を見つめ、ただ虚ろな状態だった。
俺は…またいつか容体は良くなると信じて…。
ずっと読み聞かせていた。
だけど…どうしても最後が読めなかった。
お互いを理解し、愛し合う。
「いつまでも一緒に」
「愛しているわ」
どうしても…読めなかった。
「な、声欄…。早く退院しようぜ。外、出歩きたいだろ?な??」
反応がない彼女はただ…俺にもたれ掛かっているだけだった。
「な・・・。だから…さ・・・・・・。」
俺は彼女を見ていられなかった。
…悪夢の様な 辛い現実。
声を殺して俺は泣いていた。
どれだけ希望を持ってしても…そこには絶望と言う現実しか待ってはいなかった。
「なぁ…声欄…。この間…俺、言おうとした事だけど…さ…。」
道具入れから有る物を出した。
それは俺が前彼女と行く約束をしていた店に売っている、一つの指輪だった。
すっと彼女の細い指に入った。
「声欄…。俺達…ずっと……一緒だよな…?」
虚ろな目で俺を見つめていた。
「な…?ずっと……。一緒にさぁ……。お前が………嫁に…来てさ…一緒にメシ食ってさ…」
もうそれが現実にはならない事は悟っていた。
全てを受け入れるしかなかった。
だけど…あまりにも辛すぎる。
最愛の人が今、消えようとしているのを目前にして…誰が平気なものか…。
彼女は今 消えようとしていた。
「声欄…俺を…置いていくのか…?なぁ…」
だんだんと…消えていく彼女の意識。
「おい…オイ!!!!しっかりしてくれよ……!!なぁ…………」
そして
彼女は 静かに目を閉じた。
彼女は救われたのか……。
それは彼女自身でないと判らない。
「声欄…」
大粒の涙が溢れてくる。
もう…本当に二度と会えない。
力の抜けた腕。
白く、透き通りそうなほどに色の薄い肌。
ただ…唇は……あの時の様な暖かい奇麗な色はしていなかった。
俺の恋が一つ終わった。
それはあまりにも悲しいものだった。
外は、あの日と同じ雨が降っていた。
俺は走り出した。
絶対に 辛くても 忘れない
今日と言う日を
そして 彼女の存在したと言う事を
俺はどこまでも力いっぱいに走っていった。
「キバちゃん」
後ろから呼ばれた気がした。
立ち止まり、振向いた。
そして、そこには………
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
気になるニュース&話題(Infoseekニ…
初解禁!“ブチギレ”演技で人気の女優…
(2026-05-22 19:00:04)
懸賞フリーク♪
12万組限定 「#野菜生活100」を贈って…
(2026-05-22 16:36:28)
写真俳句ブログ
夏寒し
(2026-05-22 17:39:34)
© Rakuten Group, Inc.
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Mobilize
your Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: