福が来たぁ♪ ~時事コラムな日々~

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城みさをさん



以前(ずいぶん前)「心の時代」で、「さおり織り」の創始者 じょう(城?ラジオなので)ミサオさんという、92歳のおばあさんが言うには、松尾芭蕉の「山に来て、なにやらなつかし、すみれ草」という句の「なにやら」という言葉があるから、この俳句は400年も生きていると言っていました。

このミサオおばあさんは、小生の祖母と同じ名前ですが、最初はお花の師範だったそうで、型にはまった教え方はまったくせず、一輪の花の、どこが一番美しいのか、それを自分で探した上で、活ければ好いというものでした。

自分のもっている感性で、自分なりの美しさを、生け花で表現することを教えると、生徒がドンドンふえて、忙しくて病気になったそうです。

この先生、聞かれたこと以外は、答えないをモットーにして、生徒自身が、美しさ探しを楽しむことを奨励したそうです。

この考え方で、「さおりおり」を織るようになって、専門家から、あなたの織りは、縦糸が一本ぬけているから、売り物にならないと言われたので、逆に縦糸を何本もわざと抜いてつくったところ、何十年も昔のことながら、マフラーが一本9800円で売れたそうです。

自分を型にはめないこと。
自由に宝物さがし。

この考えは、序破急。
守破離を早急に実行したもののようです。




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