足元 から 健康 になろう |
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人間にとって「歩く」ことは、呼吸をしたり眠ったりするような自然な行為です。 江戸時代の旅人は1日4里(16km)歩いたといわれ、約2万歩歩いていました。 しかし現代の日本人は便利な乗り物などの普及により、1日6000歩くらいしか歩いていません。 歩くことは健康の基本。足元から健康を見直してみませんか。 |
| その1 「血行不良と足の裏の深い関係」 |
■むくみは血行不良のサイン 夕方になると足がむくみ、靴がきつく感じたり、靴下の 跡がくっきりと残ったりすることはありませんか。 病気などの場合をのぞき一過性のむくみは、血行が悪くなり、 水分や老廃物がとどこおることで生じます。 むくみは「血液循環が悪い」というサインでもあります。 血行不良は内蔵をはじめ、からだのあちこちに不調を招きます。 ■足の裏でからだの調子がわかります。 足の裏にはたくさんの血管が集まっています。 また心臓から最も遠いので、血液が停滞しやすいところでもあります。 足の裏は体調をあらわす鏡のようなもの。 血行不良で疲れやすい、だるいといった症状がある人は、 足の裏を押すとあちこちに痛みがあるはずです。 |
| その2 「足の裏で全身の血行を高める」 |
★第2の心臓を鍛えよう 心臓は血液を全身に送り出すポンプのような働きをしています。 心臓から送り出された血液は全身をめぐって戻りますが、足の末端まで送られた血液は 心臓のポンプ力だけでは戻ることができません。 そこで血管の周囲の筋肉が、血液を押し戻す重要な役割を果たします。 足が第2の心臓といわれるのはこのためです。 足や脚部の筋力を高めることは、血液を勢いよく送り返すことになり、全身の血行を高めるのです。 足は歩くことによって鍛えられます。 ■足の裏に刺激を与えよう 足の裏にはそれぞれの臓器や組織に反応する一定のゾーンがあります。 (別ページ「足つぼ一覧表」に画像があります) このゾーンには臓器や組織の調子が反映されます。 押してみて痛い部分はトラブルを抱えていたり、弱ったりしている部分です。 気持ちのよい程度に押してコリをほぐしましょう。 |
| その3 「全身の活性化で老化予防!美容にも効果的!!」 |
●痛いほうがからだにいい!? コリをほぐすとき、つい「刺激が強ければ強いほど、痛ければ痛いほど効果がある」 と誤解しがちですが、そんなことはありません。 最初から強く刺激しないことが大原則。 別ページ「基本テクニック」 を参考に、 まずは軽く短時間から初めて、徐々に強い刺激が加わるように、時間をかけて行うようにします。 ●血行をよくすれば次のような効果が期待できます。 ・脳の神経細胞の働きを活発にし、頭をリフレッシュさせるので、老化を遅らせ、痴呆を予防する。 ・肩こりや腰痛、足などのコリを和らげる。 ・内臓の働きが活発になり、便秘や下痢が解消される。 ・冷え性が解消され、熟睡できるようになるので、肌がつややかになる。 |