あなたと違うのは、ただ、髪がないこと。 ~私は円形脱毛症~

あなたと違うのは、ただ、髪がないこと。 ~私は円形脱毛症~

詠/頑張ル。

【詠/頑張ル。】





・・・・・・これは、自分を奮い立たせるために、
書いたものです。読む方によっては、不快な思いを
されたり、異議を唱えるかたもいらっしゃるかもしれません。

あくまでも、自分のために、書いたものです。
その旨、どうぞ、お知り置きください。・・・・・・


**********************************

私が、人と違うのは、ただ、髪の毛がないこと。
それだけ・・・だと思ってる。
でも、髪がないことが、どの位のレベルのことなのか。
それは、あなたと私では、違うとは思う。

髪がないから出来ないこと。
人前で、タートルネックのニットは脱げない。
温泉などで、自分の頭をさらせない。(さらせにくい)
まぁ、他にも多々、不便なことはある。

髪がないから、キツいこと。
好奇の視線。
事情を知らない人への応対。
場合によっては、余計な説明。

いじめにあう人もいる。会社に行けない人もいる。
外に出られない人もいる。

髪がないこと・・・これは、障害??
足がないのと、同じ・・・!? 違う!?
目が見えない、耳が聞こえない、と同じ・・・??違う??

そういうことと比べるのは、ナンセンスなのは承知だけど・・・。

自分としては「障害」ではないと思ってる。
「障害」じゃないから、行政からの何の手当ても保護もない。

髪がない私が言おう。髪がない女だ。
たかが、髪がないだけで、負けていられるか。
髪がないだけで、人生終わった、みたいな考えを
持っていられるか。

引きこもる気持ちも分かる。死んでしまいたい、って
思うことだって、分からなくもない。
でも、髪がないせいにしていないか?
髪がないことに、甘えていないか。
ただ、髪の毛がないだけだ。
自分次第で、どうにでもなる。
どうにでも、しよう。

そう、ただ、髪がないだけ。
なんてこと、ないんじゃないかってさえ思えてくる。
だからこそ、前を向かなくちゃって。
がんばらなくちゃって。

頑張るって、決して無理することではないと思う。
自分のペースでいいと思う。

だから、私は、ゆっくりでも、前に進むよ。
たとえ向かい風でも。



2006.01.14(C)satoyan


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: