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2010.01.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
・・・というわけで、 前項 から続きます、オペラ、ヘンゼルとグレーテルの舞台当日、2010年1月17日。
ミュンヘン市の誇る文化会館、ガスタイクの中にある、カール・オルフ・ザールCarl-Orff-Saal に家族4人で赴きました。

ヘンゼルとグレーテルのオペラは、わたし自身は約10年ほど前に一度、当時まだ小学校低学年だったおねえちゃんといっしょに、ミュンヘンオペラ劇場ナショナルテアターにて観た事があるのです。
情操教育にいいかと思って。

そのときは、演出も舞台もごくオーソドックスでした。
グリム童話の世界をきっちりと再現する衣装や舞台美術で、要するになんだか薄暗い、ヘンゼルとグレーテルが森で眠り込んで、天使の夢を見るところ意外では、なにも華やかなところのない舞台で、テキストはドイツ語だけど、オペラの常でメロディーにのせてしまうと、わかりにくくなってしまって、当時8歳のおねえちゃんのみならず、わたし自身も途中でつまんなくてふっと意識が途切れた瞬間があったぐらい。
だから、魔女役の方がどうだったとか、ヘンゼルとグレーテル役はどうだったとかなんて、もうぜんぜん記憶にございませんの。

だから、今回も子供二人連れ、しかもチビはまだ3歳のいたずら坊主ということで、途中であきてぐずりだしたりしたらどうしよう、わたしが抱えて外に出るしかないなあ、そうしたらもう途中入場はできないから、わたしはオペラ、最後までたんのうできないかも・・・


でも、そんな心配は無用でした。

地元の住民起用の町おこしオペラで、予算がないのが幸いしてか、かえって舞台背景なども、影絵をうまく利用し、シンプルながらおもしろく、子供の心をひきつけるものに仕上がっていました。

家の中のシーンは、正面の大きな影絵に、ひとつの窓枠から木の枝が見えることで表現し、かわって森のなかのシーンでは、遠くに見える丘と、荒々しい木の枝で、印象的にあらわします。

要所要所でに舞台の正面に浮かび上がる、影だけの鹿やうさぎ(最初は子供が被り物でもかぶっているのかと思いましたが、舞台の最後に出演者全員が出てきてみれば、大人がこの役をやっていました)の姿も効果的でした。

衣装なども現代的なストリートファッション風。

アジア系のショートへアの少女が演じるヘンゼルなんて、スニーカーはいて、ベースボールキャップかぶっているんです。
対するグレーテルは、純ドイツ的金髪ティーニー。こちらもスエット生地のミニスカにタイツ。

で、二人でちょっとヒップホップ入った家の中でお留守番してるときに、テレビを見ながら眠り込んで、おかあさんに怒られて、家出しちゃうんです。

そのあとで帰ってくるおとうさんも、きったない作業つなぎ着て、ビール瓶片手に登場。

それとうって変わって、魔女役なんてもうすっごい華やかな、オレンジと金ぴかの衣装よ。
宝塚とみまごうばかりの、舞台での衣装がえなんてのもあるのよ。



控えの二次面接でもなんでもいいから、またぜひオーディションしてもらわなくては。

ところで、ヘンゼル役のアジア系の少女、音程もしっかりしているし、メゾなんですけど、高音域の伸びもすばらしい。
グレーテル役のドイツ人少女が、達者には歌うけれども、ところどころ素人っぽさを残しているのに対して、ヘンゼルは、舞台なれしているというか、ただものとは思えません。プログラムを見たら、Misaki Ono とクレジットされています。あら、日本の方だったんだわ。こんな方がモーザッハに住んでいたなんて、すごい!

と思い、ちょっとネットで調べてみましたところ、もしかして、このサイトで紹介されている方なのでしょうか? ↓

http://blog.livedoor.jp/sakag510/archives/51268648.html



さらに、上記のサイトで紹介されている漢字でも調べてみましたら、日本でもリサイタルなどを開かれているようで、しかもそのピアノ伴奏が、わたしも存じ上げているミュンヘン在住のピアニストさん。これはもうほぼ確定かも。

ぜひ、お近づきになりたい方です。






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最終更新日  2010.01.21 21:01:27
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