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日本には、多くの世界の美術品が集められ、「○×展」「○×美術館展」等の催しが常に行われる恵まれた環境にあります。
幼少の頃に長蛇の列をひたすら待ち続け見た「モナリザ」は、今でも記憶に残っています。(でも、あれは、本当に、モナリザだけの展示だったような・・・)
ポルトガルには、あまりこういった機会がありません。勿論たくさんの美術館もあるのですが、なかなか世界の名作がポルトガルにやって来てくれることは殆どないのです。
これは、有名ミュージシャンについても同じことで、日本のように、どんなビッグアーチストでもジャンジャン来日・・・なんてことは、まずポルトガルでは残念ながら、あり得ないことです・・・
そんな中、大資産家のポルトガル人で、現代アートの美術コレクターが存在します。
その名は、 THE BERARDO COLLECTION 。
20世紀、21世紀の現代アートをコレクションしています。
このコレクション、調べてみると、数年前に、 日本にも上陸 したそうです。さすが日本。
リスボンの CENTRO CULTURAL DE BELEM(ベレン文化センター、略してCCB) と THE BERARDO COLLECTION の協力で、今年の6月から、コレクションが公開されています。
この日は、たまたま、ベレンをブラブラと散歩していて、呑気にCCBのカフェでアイスなど食べていたのですが、
夫が、「ベラルドコレクションやってるよ」 などと発言。
私は、こんなコレクション、知らず・・・
私:「何??ベルナルド??バーナード??誰それ???」
夫でも知っていたコレクションを知らなかったとは、かなり悔しいっ!!
・・・気を取り直して、ちょっと中の様子を見てみることに・・・
↓入り口には、こんな素敵なツリーのようなものが・・・

何でできているかというと・・・

そう。ワインの空き瓶でした。
中に入って、受付へ・・・。 入場料は・・・なんと無料 !!!年末まで、太っ腹のサービスだそうです。(ガイド付き見学も予約制で可能。コレも、無料)
写真撮影もオッケーです。
↓ANDY WARHOL ~JUDY GARLAND C. 1979年~

↓ANDY WARHOL ~TEN FOOT FLOWERS 1967年~

↓RAY LICHTENSTEIN ~INTERIOR WITH RESTFUL PAINTINGS 1991年~

↓MAN RAY ~CAFE MAN RAY 1948年~

↓JULIAN SCHNABEL ~PORTRAIT OF JACQUELINE 1984年~

ポルトガルを代表する画家、 PAULA REGO の作品もありました。
彼女の作品、力強くて好きです。
↓PAULA REGO ~THE REHEARSAL 1989年~

↓ PAULA REGO ~THE BARN 1994年~

その他、いろいろなセクションに分かれ、なかなか面白いコレクションでした。
オマケ
CCBのトイレ 。なかなかアートしてました(笑)

久しぶりに美術鑑賞を堪能した後、外に出ると、もう夕暮れでした。日が暮れるのが、本当に早いです・・・。(写真は、CCBの目の前に建つジェロニモス修道院)
