キプロス01-05




スコットランドのエジンバラに住んでいた私は、
2001年の年末、年越しで旅行することにした。
たまたま空いていた、キプロスへ。
この小さな島は様々な経験をさせてくれた。
爽快さと、ハラハラドキドキ!!少し皆さんにもおすそ分け。

しばらくの間お楽しみください。

キプロスは地中海の東側にある島。
イタリア、ギリシア、トルコ、中東、エジプトに囲まれ
古代から東西、そして南北の文化の影響を受けてきた。
だから、ギリシア、ローマ時代、ビザンチン、エジプト、トルコ、
イスラムといった多彩な遺産が残っているところ。

また、リチャード王をはじめ英国とのつながりが深くって、
英国のリタイヤした人たちが好んで住むところのひとつでもある。
英国軍基地もあって、湾岸戦争のときには英国軍の戦闘機は
ここから飛び立ったということだ。

本当の観光シーズンは夏。ビーチリゾートそして、山間での避暑と
何でもござれ。
いまは地中海といえども冬。
それでも最高20度、最低は13度くらいでとっても過ごしやすい。
今朝まで最低気温が零下の世界だったからね。
そうそう空港に向かうとき、ウィンドウ・ウォッシャを使おうとしたら、
凍ってしまって出なかった。もう少し、濃くしておかないと使えないな~。

そうそう、キプロスって言っても英語圏の人には通じない。
サイプレスだって。旅行代理店でサイプレスなら空いてるって言われたとき、
わからなくて、、、え?どこだっけそれ。
サイプレス??って、スペルは、、、Cyprus!?、、、
あ、キプロス!知ってるそれ!!
いいじゃないそれ!!って感じ^^

今回は、ツアー参加。といっても日本のとは違ってフライト、宿泊と
朝晩の食事付ってだけ。こういうのをハーフボードって言うんだって。
朝昼晩つきならフルボード。

ま、なんにしてもホリディだからあとは自由に楽しむ、、、
逆に自分ですること探すわけ。
もちろんオプションツアーみたいなのはある、、、に違いないけど、
何があるのやら。なんとも不安な旅だこと。

それに今回は、サンディール(Sundeal)!? 
いろんな新しい言葉が飛び出してくる^^
何のことかって聞いたら、
空港に着いて初めて宿泊ホテルがわかる仕組み。不安は高まるばかり。
まあそれで少し安いんだけど。。。
でもこれは後で、ちょっとドキッとする出来事につながる。。。

いろんな心配はさておき、キプロスには有名なモザイク、王家の墓始め
世界遺産や裏世界遺産(そのうち世界遺産になるかも)がある。
これだけでもとっても楽しみ!!


今日は、2001年も押し詰まった大晦日に訪れた世界遺産の
紀元前2世紀のモザイクを見つつ、旅は始まる。
モザイクScylla


■■キプロス02(キプロスへ行こう2[1日目。12月26日])■■


キプロスを満喫するには、車が要ることは予想していた。
ただ問題は、サンディール(Sundeal)。
どのホテルになるか判らないのでは、事前のレンタカーの手配、
オプションツアーの手配もままならない。

同じ企画ツアー参加者はいるはずなのに、
不安がっているのは自分ひとりみたいな気配。
みんな、十分いろんなものがあるって知ってるのか、
それが当たり前で慣れっこなのか??

そうそう、キプロスといえば、ひょっとしたらエジプトにも
日帰りか一泊くらいでいけるかも知れない。
イスラエル、エジプトに近いんだ。
さすがに危険だから長期滞在する気はないけど、
ピラミッド、スフィンクスって、一度はこの目で見た~い。
だから、そういう情報、早く欲しかった。。。

旅行代理店に聞いても何も教えてくれなかった。
だって、Sundealだから。。。
(後になって考えると、主催旅行会社にある程度問い合わせる
ことができたのだけど、予約を取るのにあせっててそこまで
気が回っていなかった。)
ホリディの島だから、何かあるのは間違いない。

それに、Glasgow空港もはじめて。
間際の予約だったから、チケットは空港ピックアップ。
駐車場も空港から外れたところのほうが遥かに安いから
予約したけど、行ったことないところ。
不安なことだらけ。。。

まあ、何とかなるでしょ。時間に余裕さえあれば。
レンタカーだって本当のホリディシーズンは夏なんだから
きっとあるでしょう。

あ、キプロス2なのにまだキプロスに出発すらしてないぞ^^;
大晦日にアフロディーテのお風呂の近くで見つけた、
シクラメンの原生種を見ながら、地中海に思いを馳せてね。
いよいよキプロス。次回乞うご期待。
シクラメン原種


■■キプロス03(キプロスへ[1日目。12月26日])■■


なんとか3時半起きをこなし、Glasgow空港へ。
4時20分。空港まで1時間くらいかな~。

周りに車が一台も無い。深夜、車ってほんとに少ない上に
今日はChristmas の翌日Boxing Day。
こちらでは、普段お世話になっている人に感謝(の贈り物)をする日。
今ごろみんなクリスマスでお酒飲んで、寝てるよな~ふつう。

どわっ!!塩撒き車だ!!怖れていたことが、、、
横を追い越していくしかないよな~。
スコットランドでは凍結防止に塩を撒く。
ただここはM8高速道路。120Kmくらいで走ってる。
でかい塩の固まりは小石並み。撒くほうも100Kmくらいで
小石を落としてるわけだから、、、
まあ抜くしかない。

駐車場、チケットピックアップ、チェックインを無難!?にこなし、
飛行機に乗るだけ。。。ヒマだ。この時間が一番ヒ~マ。本でも読むか。

う~ん、しまった~^^;
この本ってこんなに難しかったのか、、、
全~然理解できない。。。あきらめよう。眠い頭にゃ無理だこれ。
もう一冊あるけど、、、なんか読む気が失せてしまった。。。

*******

珍しく窓際に陣取ってキプロスへ。ただ景色は雲の下。
それでも地中海は穏やかな顔。
近づくキプロスは、、、緑の中に岩が飛び出す荒れ地みたいに見えた。

Paphos(パフォス)に到着。小雨模様。
ホテルは、パフォスのCoral Bayと判った。パフォスならいいぞ。
モザイクや王家の墓、そしてアフロディーテ関係のものがいっぱいある!!

ホテルまでのバスに乗ると、今度はAscos Beach Hotelって紙を渡された。
あれ、さっきCoral Bayって聞いたんですけど、ほらここに書いてもらった、
って、そう言って書いてくれたお姉さんじゃないの。
さっきと違うんじゃ、、、えっ何?
Coral BayにあるAscos Beach Hotelなの。あっ、そう。

空港からいくつものホテルをはしご。Coral Bayは最後か。
波打ち際をバスが走りぬけるとき、いつしか止んだ雨の代わりに、
大きな夕日が緑に澄んだ地中海に沈もうとしていた。
いい旅になりそう。

<3回目にしてやっとキプロス島着陸。
パフォスの波止場を見つつ、待て次号>

パフォスの海岸


■■キプロス04(レセプションのお姉さん[1日目。12月26日])■■


ホテル到着。良さそうじゃないか!

レセプションのお姉さん、
Mrs. NICHOLSON って書いてある、小さな紙封筒を差し出した。
<これ鍵ね。>
[え~、違うと思うんですけど、、、]
<これですよ!>
[これ、”ミセス” ニコルソンなんですけど、、、]

一緒にGlasgowから来たご夫妻と顔を見合わせる。
{ミセスには見えないわね。}
[そう思うでしょ?]

でも、ちょっと後悔。受付のお姉さん、
とっても不機嫌になってしまった。
まあ気にしてもしょうがない。
ご一緒したのはMacDuffご夫妻。後々までの付き合いになる。


おまけに、部屋がわからな~い。
427号室って、4階でしょ?3階までしかないし、
3階には3**しかないぞ。
キプロスは近代化を英国の影響下で迎えたから、
3階って、日本での4階のこと。
1階はグランドフロア、2階がファーストフロアってやつ。

レセプションのお姉さんに聞くと、待ってれば案内するから!って。
まだ不機嫌だよ~。
教えてくれれば独りで行くんだけどな~。
荷物もたいしたことないし。

しばらくすると調子の良さそうなお兄さんがでてきて、案内。
ホテルのプールまでくると、突然、その荷物重いのか??って。
いや軽いよ。って答えると、その場で行き方を口頭で。
部屋はANNEXなのね。
[あれ!? ここで説明して終わりにしようってのは、
連れていったっていうポーズかい、これは!?]
と、ちょ~っと引っかかりつつも、もともと独りで行く
つもりだったから気にしない。気にしない。

部屋に到着。これで一安心、、、あれ!?、、、おかしい!!
早速次の問題かい!!
電気、点かないじゃん!
ロックは開いたから、磁気カードの鍵は間違いじゃない。
これをここに挿し込みゃいいんでしょ?
スイッチの入った音はすれども電灯つかず。

おいおい、陽はさっき沈んだしもう随分と暗い。
しかも刻一刻とますます暗くなっていく。
さあどうする!?

<引っ張りまくりのキプロスの旅。はたして電気はつくのか?
部屋の窓からの景色(いいでしょ~)を眺めつつ次号へ>
ホテルの窓から1


■■キプロス05(電気![1日目。12月26日])■■


電話は?あるある。
レセプションの番号は何番かな??
あれ、ホテルガイドは??
無いぞ!部屋は結構いいのにしょうがないなあ。

カーテン開けてみるか。
あれ、やけに重いカーテンだな。
開ける紐とかあるのかな?、、、ないな。
力任せでいいのね。
、、、開いた。開けてももう暗いな。

さて、ミニマグライト(懐中電灯)鞄に入ってるよな。
あった、あった。それにしても、まさかいきなり使うとはね~。
。。。
やっぱり、ごく普通のライトコントロールだな。
何がいけないんだか。メインブレーカーかな?

あきらめてレセプションにかけるか。
とりあえず0回しときゃ大丈夫でしょ。
あ、、、出るのは、やっぱり~、あのお姉さん、かな?^^;

[はろー、今部屋に着いたんだけど、キーを挿し込んでも
電気点かないんです。]
<なんか別のもの入れたんじゃないの?もう一度試して
だめだったらまた電話して!>
困ったお人。こういうときに抵抗しても無駄だから、
10数えたら掛け直そうっと。

電気をみに、今度は例のお兄さんが部屋にやってきた。
カードキーの挿し込み口を開けたりしていたが、
ここには物理的なスイッチがあるだけのはず。
やっぱり予想通り。。。しばらくして、不意に居なくなった。
そうこうするうちに、、、いきなり点いた。

戻ってきたお兄さんに、
何がいけなかったの??って聞いたけど、もごもご言うものの
全く要領えず。これはネイティブでも絶対わかんない。

いいよ。そんなに言いたくないんなら。
きっと元のブレーカーが落ちてたんでしょう。
非を認めたがらないのだろうか、ここの人たちって、、、
と思ってお仕舞いにしてた。
でも、それはちょっと違ってたことに、2日後気がつくのだった。

やっと落ち着いた。
鞄の中身をばらして、、、っと、そうそうお湯出るかな~。
お湯が出ないと大~変。よし、OKっと。
なかなかいい部屋じゃない。窓の外は直ぐ海岸。
開けると波の音が聞こえる。。。久しぶりにじっくり聞く波の音。。。
これは心も休まりそう。
それに窓を閉めればきっちり静まる。

さあ食事。そしてじたばたせずに、明日のWelcome Meetingまで
ゆっくりしますか。

<今回も部屋からの景色をどうぞ。明日はいよいよキプロス探訪!>
ホテルの窓から2



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