花無心にて

花無心にて

小雪ちゃんの詩




   白い雪の中で
赤い牡丹の 華を知る
幾つもの 華の中で
輝いていた
皆に見つめられ
とても綺麗な 面影を残して
流れる川に 沈み行く
いつの日か
又会うことになる
その日まで 赤い牡丹は
私の心の 底に眠る





彼女はとても賢くきれいな人でした。
手足が長く、艶やかな長い髪、アーモンドのような瞳。
高校入学時、隣の席で後ろの席の子と『生意気な子』と言っていたのが
いつの間にか友達から親友に変っていた。
高校3年間、いつも3人は一緒で〔別々の活動はしていましたが・・・笑〕
何でも話し合える身内になっていました。〔ままの実家にはままがいなくても泊まって行く〕
当然、勉強やクラブもお互い励ましあいながら向上。
彼女はすでに一人暮らし〔親から離れ〔父親の暴力〕、学校側の配慮で・・・バイトしながら自活〕をしていて、クラブ活動はできなかった分、
後の二人のクラブ活動の応援はすごかった。
ままは、ギターで・・もう一人は、卓球で。

高校3年になって・・彼女は恋をした。
付き合っていた彼〔彼女を幼い頃から見守っていた人〕がいたのですが・・・
きっかけは通学電車の中
『あれ~ゴリ〔中学当時のままのあだ名〕の友達と違ったっけ』
いつもは声をかけられても無視する彼女でしたが・・・ままの名前が出たので安心しきって話をしたそうな・・・。
力也・・・彼は容姿端麗・頭もいい・・中学のクラブも一緒。いやみのない好青年です。女の子なら誰でも憧れるだろう。
二人は・・・ママたちから見ても似合いのカップルでした!!
力也の親にも紹介されて・・・〔力也の親が猛反対しているとは知らなかった〕

就職・・・彼女は地元
力也・・・地元の銀行〔親がらみ〕・・・しかし2年の研修で東京へ
まま・・・神奈川
もう一人・・・東京

力也の親が、二人を別れさせるための研修だったなんて・・・

親の目を盗んで一年目はどうにか持ちこたえた。。。
2年目・・・度重なる親の攻撃から立ち向かうことさえできなくなった
力也から別れの言葉が。。。。。


もう一人の友人と、3人で一緒に住もう。。。と誘ったのに、
彼女は地元を離れる勇気がなかった。力也も望んでいたのに。。。

白い雪の中で
赤い牡丹の 華を知る
幾つもの 華の中で
輝いていた
皆に見つめられ
とても綺麗な 面影を残して
流れる川に 沈み行く
いつの日か
又会うことになる
その日まで 赤い牡丹は
私の心の 底に眠る




・・力也から『ゴリ・・ごめんな』と電話が来たあの日から・・・彼女はあの日で止まったまま。

力也の両親がなぜかままの実家に謝罪にきたそうな。。。

もう一人の子・・・芸能人になっています。
三宅ゆうじと一緒に劇団を立ち上げ・・・今は脚本書いている。

その後、力也は親のすすめで結婚したそうな。。。音信普通。笑

自ら命をたった方法は・・・かけない。
でも・・・雪が血で染まっていた。。。。。

タレントの○○○○さんを見ると彼女を思い出す。似ています!!


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