マイプライベートBL

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禁忌に溺れて

禁忌に溺れて
著者名:秀香穂里
出版社:徳間書店 キャラ文庫


禁忌に溺れて

内容:
二卵生双生児弟・土屋継×兄・土屋始。
子供の頃、2人で自慰に耽った。頭は良いが体は華奢な始と、空手で体を鍛えている継では、双生児とは思えないくらい体格が違う。高校3年の時、本当の意味で弟に体を求められた。しかし始はそこから進むのが恐くて家を出る。継は定期的に始のアパートを訪れ傲慢な態度をとる。そんな弟から逃れるため、継に彼氏をあてがい、自分も大学時代の先輩と付き合おうと画策するが、継は激怒する。

感想:
わたくし、あんまり兄弟ものは好きではありません。やっぱね、始もそこが気になって気になっていたわけで、最初は一線を越えられなかった。私も同じく、近親相姦はね・・・作り物でもちょっとね。

でもでも、秀さんは好きだし、攻めがすごくひどい男という設定に興味を持ってしまい、ついつい買ってしまった。

秀さんの攻めは意地悪な人が多い。けっこうアコギだったりする。「~弾丸」の澤村なんてホント最低ヤロウだったもん。
継は秀さん曰く「最強最悪」の攻めキャラだそうな。

私が読んだ感想は、むしろ始の方が「最低最悪の受けキャラ」だと思った。

確かに継は自分勝手で傲慢だし暴力的なところもある。喋りは辛辣な言葉が多い。けど、兄弟だとそういうところがあってしかるべきなところがあると思う。兄弟だから飾らない素の自分でいられる、それが家族だから。
先に弟に欲情してエロいこと教えて夢中にさせて、結局逃げて。挙句の果てに違う男を勝手にあてがおうとした始の方が、私にはよほど最低に思えた。
継を振り切ろうとして出来ず、禁忌に溺れていくんだものね。
ダメだダメだと思えば思うほど、望んでるものは弟の存在なんだものね。
継が強引に始を抱いたように書かれてるけど、私にはどうしても始がそのように仕向けたようにしか感じられなかった。

2人の母親はかなりドライな性格で、2人がより親密になるためのスパイス的存在である。子供たちの心情を深く理解せず、その時々の自分の気持ちだけで子供を振り回す。自分の言葉が子供の心にどれだけ大きい存在になてしまうのか、母親の不思慮さは確かにひどい。
子供は親の言うことが絶対だから、振り回され続けた始が家族の愛を弟に求め、弟は絶対的存在だった兄から洗脳され挙句に男に走り・・・母親の重圧の結果ともとれる2人の関係の原因の1つに母親の存在もあるとは思うけど、やっぱ、私にはどうしても弟よりも兄の方が「ひどい男」だと思うんだなぁ。

文庫の帯に書いてあった「ハード・インモラルラブ」ってどういう意味かな。インモラルって何だろう・・・?なんかスケベーな響きだわ。

ところで、イタリアンレストランが登場する。「リストランテ・フィオレ」。ここはあれだね。芳沢英慈さんのお店だね。プラチナ文庫から出版されてる「 我が侭な食卓 」の中に登場するお店。
こちらのお話もけっこうよかったですよ。ズルして感想書いてないけど。




評価:C
エッチ度  ☆☆☆★★
感動度   ☆☆★★★
ワクワク度 ☆☆☆★★






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