マイプライベートBL

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アレキサンドライト

アレキサンドライト
著者名:山藍紫姫子
出版社:角川書店 角川文庫

文庫新刊(2月)アレキサンドライト

内容:
マクシミリアン・ローランド×シュリル・アロワージュ・エレオノール
シュリルはエスドリア国の聖将軍として護国に携わっている。腐敗した王権政治を行なうエスドリア国の国民は、度重なる重税に喘いでいた。革命が起こり、シュリルと共に護国に携わっていた各将軍は庶民の力へと身を翻す。最後まで王家を守ろうとしたシュリルは追われる身となる。そのシュリルを捉えたのは、隣国の軍人・マクシミリアンだった。彼の目的は、亡き妹の復讐。マクシミリアンの妹は、シュリルの亡き妻であった。

感想:
最近、角川書店から復刊したようで、懐かしいなぁ、と思い読んでみた。私の持ってるのは1995年にコアマガジンから出版された上下巻の方。絵は舞方ミラさん。

両性有具は山藍さんのお話には度々登場する設定で、このお話はその中でも優れてるな、と思う。惹かれあう主人公の2人は最初は憎み合ってて、思いやりのある(?)性的虐待に、シュリルより格下だった男からの陵辱に、エロは思いっきり。レイプに道具に拘束に3Pに・・・

そんな中でもシュリルは辱められるのにマクシミリアンを憎めない。またマクシミリアンも努力しなければシュリルを憎めない。悲しみ、つまり両性を有具していることで父親から忌み嫌われ殺されようとまでしたシュリルの孤独を知ってしまったから。もちろん、外見の美しさもあるのだろうけど、マクシミリアンがシュリルに惹かれた最大の理由は、やっぱり孤独感に震えながらも必死で普通に生きようとした健気さにだと思う。

シュリルもまた、自分をひどく扱うはずの男に惹かれてしまう。シュリルの孤独感は非常に深くて、特にギドゥーの離宮で父親に殺されかけるシーンを回顧するシュリルに涙があふれた。だかこそ父の呪縛であったヴィクトルの首を壊す行為はシュリルにとっては呪縛からの開放であり、それをわけなく行なえたマクシミリアンの行為は、刷り込みとも言えるくらい強烈な救いとなったのだろう。

山藍さんといえばすごエロですが(・・・?)、このお話も申し分なく、しかもBLが浸透する前のお話としては、エッチだ。特にラモンを加えた3Pは凄い。シュリルもタイヘンです。

ラストは幸せな人生の予兆になっている。読後感がすこぶる良い。

ただ評価Aと出来なかったのは、やっぱ私は、体がきちんと男性がいいなと思うから。このお話で両性有具は絶対の必要エピソードであるし、全く否定はしない。だけど、私は男×男のお話が好きなのよねぇ~



評価:B
エッチ度  ☆☆☆☆☆
感動度   ☆☆☆☆☆
ワクワク度 ☆☆☆☆★


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