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「チェーザレ・破壊の創造者」好きに50の質問の続きです。配布元は「天使の月」ユツキ様です。今回は問11~20まで、またネタバレや漫画とは関係ない妄想も入っています。11 自分の使命だと、覚悟をもって仕えられる(仕えたい)キャラは誰ですか? ミゲルの立場で考えたらやっぱりチェーザレです。この2人には互いに神が 遣わしたと言うくらい強い絆があって、個人の好みや好き嫌いを超えて(ミゲル はけっこうチェーザレの性格を批判している)仕えているところに憧れます。 12 上司にしたくないキャラは誰ですか? ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ、失敗したら即別の暗殺者を送られて闇に 葬られそうで怖いです。 13 学校の先生だったらいいな、と思うキャラは誰ですか? シレンツィオでは美形過ぎて勉強に集中できないので、やっぱりほどよい かっこよさのフランチェスコでしょうか。でもかなり厳しいかもしれない。 14 ミゲル、サヴィオ、ラファエーレ・リアーリオ、ドラギニャッツオの中で 腹心の部下にしたいキャラは? 頼りになるミゲルです。 15 部下キャラ以外で「コイツをこき使ってやれたら気持ちいいだろうなぁ」と 思うキャラは? ラファエーレ・リアーリオ、複雑な性格のこの人がどんな顔をして仕えてく れるのか興味があります。 16 愛人になりたいキャラは誰ですか? (男性の回答者は、もし自分が女性だったらとして) フランチェスコ、恋人としてもそうでしたがやっぱりこの人がお付き合いする には1番まじめで賢く将来性もあっていいと思いました。でもボルジア家に 詳しいサイト様を見ていたら枢機卿になると書いてあってショック!聖職者で 結婚できない立場の人でした。まあチェーザレの父ロドリーゴには愛人がたく さんいるので、この時代聖職者だからどうこうということはあまり関係なさそ うですが、まじめなこの人は生涯独身でいそうです。 17 性格・境遇などであなたが一番共感するキャラは? ラファエーレ・リアーリオ、こう答えると思いっきり引かれそうですが(笑) 他人とは思えないほど性格や考え方は似ています。 18 密かに「この人になら、いぢめられたい・・・」と思ってしまうキャラは? ミゲルが拷問とかでどこまで残酷になれる人か自分の身で試してみたい、 ただし、アンジェロがそばにいて手加減してくれるという条件付です。 見ているのがチェーザレなら際限なくエスカレートしそうなので絶対に イヤです。 19 覚えにくかったキャラの名前は? ラファエーレ・リアーリオ、顔はすぐ覚えたのですが名前は見ないと書けな いです。自分の前世かもしれないと親しみを持っているのですけど・・・ 20 お気に入りのコンビは誰ですか? フランチェスコ・ラファエーレ 一見なんの関係もなさそうな2人ですが、年齢も近いし(29歳と30歳) 共に枢機卿となる聖職者、学問や芸術などで大いに話が盛り上がりそうです。 ラファエーレ・ジョバンニのご対面晩餐会でチェーザレが席を立った後残っ たのはフランチェスコですし(というかスペイン団でこの晩餐会に加われそ うなのはこの人かシレンツィオくらいでしょう)、ミサの前、チェーザレの 豪華な衣装に嫉妬するラファエーレに対して思いっきりイヤそうな顔でお世辞 を言うのもフランチェスコ、意外と合うのではないかと思ってしまいました。以上11から20までの質問の答えです。なんだかますます妄想に満ちた答えになっています(笑)
2010年01月25日
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センター試験の問題と解答が新聞に出ているので、今高校2年生の息子がいるということもあって文系科目をとりあえず自分でもやってみました。自分が受けたのは共通一次という名前の試験、30年近く前になります。やる順番としては一番時間がかかりそうな英語、続いて国語、世界史と続けました。途中で休むとイヤになりそうなので仕事が休み、子供達が学校に行っている時間帯に集中してやりました。英語は制限時間オーバーしてしまいましたが、いちおう全部読んで問題を解くことができました。リスニング問題は抜かしました。昔と違って最近はリスニングの配点が50点とかなり高いです。現代国語は楽勝ね(笑)とスラスラできました。漢字はただ正解を選ぶ単純なものでなく同じ漢字を使う熟語を選ぶという凝ったもの、でも漢字の読みは得意なのでどんどん進みました。古文は思いのほか苦戦、国語は長男も得意科目のため全然母に聞いてこない、つまり大学卒業後は全然ふれてなかったのでかなり読みにくく感じました。漢文の方がまだ昔の記憶を思い出してなんとかできました。そして学生の時も今も一番得意で得点原になってくれていたはずの世界史これは自分の得意な時代が全然入ってない、と泣きたくなるような問題ばかりでした。西洋と東洋のことが混ざって質問されているので片方がわかっても正解にたどりつけない、受験勉強というのは広くまんべんなくやらなければいけないということがよくわかります。3時間ほど集中して試験問題を解き、お昼ご飯を簡単にすませて午後はいよいよドキドキの採点です。採点は逆に世界史、国語、英語の順でやりました。まずは世界史、片方がわかって片方がわからない、という問題がほぼ全滅でバツが続いてああ・・・まあ自信を持って答えられたのはメディチ家の名前と場所の問題だけだったので・・・昔受けた時の点数はかなりよかったのだけど今回は100点中45点でした。楽勝ねと思った国語が漢字はあっていたのに論説問題でボロボロ間違えていてかなりショック(涙)同じ長文問題でも小説の方はほとんどあっていただけに私は小説はともかく経済や哲学に関係するような説明文は本人はわかっているつもりでも実は頭の中にまったく入っていなかったんだと再認識してしまいました。古文もかなり間違え、漢文はだいたいできて結果は200点中116点でした。世界史に続いて国語も多少自信があっただけにショックでした。そして最後は英語の採点、最初の方の単語の読みやアクセントは続けて間違えていたけど、後ろの長文読解は意外と合ってる、自分でも驚いてしまいました。リスニングを抜かしたので150点中116点!3科目の中で1番いいだけではありません。共通一次の時200点中100点以下、数学の次にテストで点の悪い科目だった英語でこんなに高得点を取るなんて、とちょっと感動しました。英語に関しては学生でなくなってからも海外旅行で必要にせまられ、字幕で映画を見たり英語の本を読んだり、さらには中学、高校と長男の勉強相手をして単語や文法は覚えてきてと、それなりにふれる機会があったからこそこの点数がとれたのだとうれしくなりました。少しずつやってきたことが無駄にはなってないと・・・・あ、でも私英語の発音などはまるでダメなので先生になろうとかはまったく考えてないです。ただ自分の興味のある内容の本が英語、あるいはそれ以外の言語で書かれているなら、そうした本が読めるようにこれからもコツコツと勉強を続けていきたいと思いました。
2010年01月19日
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「チェーザレ 破壊の創造者」好きに50の質問 に答えてみました。 質問の配布元は「天使の月」ユツキ様です。プログでは多くの人の 目に触れるので、このページでは直接リンクをはらずにお名前だけの 紹介にし、全部答え終わった後で別のページを作ってリンクをはるよ うにしたいと思います。 1つ1つの質問に対する回答がかなり長くなってしまったので、何日 かに分けてプログではUPします。部分的にネタバレや原作の漫画には ない妄想も含まれていますので、注意してお読みください。 01 あなたが「チェーザレ」を知ったきっかけは? 世界史が好きなのでこの漫画のことは前から知っていましたが、主人公 チェーザレに対して悪いイメージでばかり持っていたので、読む勇気が ありませんでした。それがたまたま去年の12月、時間つぶしのため古本 屋で立ち読みしていたら6巻の後半、チェーザレとミゲルの少年時代の 部分でした。幼い頃から共に育って忠実な側近となるというパターンの 話(アレキサンダーや直江兼続など)が大好きだったので、これなら大丈 夫と確信し、その場で置いてあった巻数をすべて購入、後に抜けていた巻 を買い足して7巻までそろえました。 02 「モーニング」で連載を読んでいますか?それとも単行本派? 今のところ全部単行本で7巻まで読みました。 03 「チェーザレ」のどこにハマりましたか? 最初のきっかけはチェーザレとミゲルの関係ですが、第1巻でかわいい 転校生のアンジェロがうっかり発言で学校のボス(ジョバンニ?)に目を つけられて苛められ、かっこいい貴族の子息(チェーザレ)に助けられて 心魅かれ、その側近の目付きの鋭い少年(ミゲル)も気になり・・・と 少女漫画の王道をいくようなストーリー展開で(笑)無理なくチェーザレ について知り、アンジェロのように夢中になりました。 04 作品を読む前からチェーザレ・ボルジアを知っていましたか? 教皇の庶子で、実の妹と関係を持ち弟を殺し、自分の野心のために周囲の 人間を次々と手にかけた美男子だけど冷酷無情な男、というイメージで知 っていました。 05 漫画以外で、チェーザレ・ボルジアに関する本を読んだ事がありますか? 特にないです。しばらくは漫画でのイメージを大事にしたいので、他の本 は読まないようにします。 06 単行本のカバー装丁は気に入っていますか? シンプルでよいと思います。 07 好きなキャラベスト3は? ミゲルが1位で2位アンジェロ、3位チェーザレです。 ミゲルはチェーザレのためなら人を殺すこともためらわない忠実な側近 でありながら、自分の宗教や信念は絶対に変えずチェーザレに対してす ら冷静な目で見ているところ、アンジェロは純粋で素直、天然だけど人 の本質を見抜く直感があり、チェーザレは傲慢で自信家、残酷で平気で 人を利用するけど、それでも無邪気で子供っぽい面があるなど、それぞ れ簡単にいい悪いでは表現できない複雑な性格であるところがいいです。 08 一番嫌いなキャラは誰ですか? サヴォナローラ、この人は怖くてついていけないです。 09 親友になって欲しいキャラは誰ですか? 一度信頼関係を結べば友達思いで実に頼りになるミゲルがいいです。 10 恋人にしたいキャラは誰ですか? チェーザレ、ミゲル、アンジェロの3人には心魅かれるけど、それぞれの 相手に対する想いや絆の深さではかないっこないし、アンジェロはともか く他の2人は性格が激しすぎて恋人にすると寿命も縮まりそうです。見た目 のかっこよさ、生活の安定、将来性など総合的に判断してフランチェスコ あたりが恋人としては1番いいのでは・・・
2010年01月18日
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DVDで見て以来すっかりはまってしまったカラヴァッジオについてのテレビ番組があったので、30分と短い時間でしたが真剣に見ました。そもそも「カラヴァッジオ」はボロミアを演じた俳優S氏の若く美しい時のシーンがたくさん見られるという情報を聞いて購入し、実際とても美しくまた物語も興味深いものだったので繰り返し何度も見ているうちに自然に絵の方も潜在意識に刷り込まれて、こんどは画集を夢中で見ていつかは本物を見にイタリアへ行きたい!と思うまでになりました。番組で主に紹介されていた絵は「聖マタイの召命」でした。この絵はローマにある教会の祭壇画で他に「聖マタイの霊感」「聖マタイの殉教」が一緒に並べられています。どの絵も本物ではありませんがDVDの画面あるいは画集で見て脳内に刷り込まれていますので「あー、この絵は知っている」とそれだけで感動しました。よく知っているはずの「聖マタイの招命」、でもこの絵の中で聖マタイはどの人物かと聞かれれば、私はてっきり髭の人がそうだと思っていたのでそう答えていたでしょう。でも正解は違っていました。実はは絵の中で一生懸命お金を数えている若者こそ聖マタイだそうです。キリストに使徒として選ばれるまでマタイは税金を集めるという当時のユダヤ人社会ではむしろ蔑まれ軽蔑される仕事をしていたそうで、だからこそカラヴァッジオはこの聖人の生涯をこれほど生き生きと描けたのではないかと番組では紹介されていました。カラヴァッジオほど作品と本人の人間性がかけ離れた画家はなく、自身の内なる暴力性と罪の意識に苦しんだからこそ(この絵を描いた時はまだローマにいたので殺人を犯す前だけど)このような作品が生まれた・・・絵の素晴らしさと画家の生涯の幸福度は反比例することもあるようです。解説で言っていた「ユダヤ人社会」という言葉、以前なら何気なく聞いていたと思いますが、ちょうど漫画「チェーザレ」で一番好きな登場人物ミゲルがユダヤ人の血を引いているので、ちょっとひっかかってしまいました。キリスト教の教会に描かれている聖書の物語には必ずユダヤ人も出てくる(特に旧約聖書から題材をとった絵では)はずなのに、キリスト教が広がったヨーロッパ社会でユダヤ人は迫害を受けるようになる、スペインがイスラム教の王朝に支配されていた時は税金さえ払えば宗教の自由は認められていたのに、と複雑な気持ちになりました。映画や小説、漫画などで1人の人物にはまると、その人に関係ある絵や歴史的建物はもちろんのこと、宗教や社会制度についてもその人物の立場で考え、敏感に感じるようになりました。
2010年01月17日
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チェーザレ、第7巻を読みました。この巻は降誕祭のミサと「カノッサの屈辱」ダンテの「神曲」についての話が中心で、今までのどの巻よりも世界史的な内容、かなり複雑で何度か読み返しました。「カノッサの屈辱」有名な事件ですが、この漫画を読んで初めてああこういう出来事だったのかと理解することができました。今回は歴史的な事件や神曲についてチェーザレが有名な学者から話を聞く場面が中心だったので今までの巻のように様々なキャラクターが現われて激しく戦ったりしていませんが、いくつか強い印象に残ったセリフや場面があります。いろいろなことがあって深く落ち込んだジョバンニ閣下、もうこの巻では最初に登場した時のような金持ちで権力を持った家に生まれた子特有の威張った態度やいやな部分は全然なく、本当に気の毒です。そしてそれをなぐさめるのが6巻から登場したチェーザレの従兄弟シレンツィオ、ものすごい美形の彼とぷっくりとした体型(笑)の閣下は、絵からも家系を考えてもこの2人どういう関係があるのだろうと不思議なのですが(笑)、それでも本当にさりげなく深いセリフを言っています。チェーザレの1番の側近であるミゲルはミサには参加せず、スペイン団の2人アルバロとフェリペの2人もマラーノ(改宗したユダヤ人)だとアンジェロが聞いて驚いています。ロドリーゴの政敵でチェーザレ暗殺を企んだローヴェレ枢機卿もボルジア家は側近や使用人の大半がユダヤ人かマラーノであり異教徒と通じていると悪口を言っています。自身枢機卿でありやがて教皇になるロドリーゴ(しかも異教徒に関して迫害が厳しくなったスペイン出身)が自分と息子の側近にユダヤ人を選んでいるということはびっくりしました。民族や宗教に関係なく才能や財産をもっている者を集めたらユダヤ系が多くなってしまったのか、それとも異教徒ならば逆にライバルとなる他の枢機卿や教会関係の人間と通じて裏切られることがないと計算したのか、いずれにしろボルジア家でユダヤ人を多く使っていたということは、政敵は悪口として言っていますが、この時代の状況を考えればむしろ素晴らしいことだと思います。ボルジア家は陰謀や毒殺、兄弟で関係を持ったり殺したりと悪いイメージがいっぱいの家系ですが(笑)、ロドリーゴパパが息子チェーザレに与えた教育と、異教徒であれすぐれた者はすぐれていると利用する家風、それだけはもう本当にもっと評価されてもいいのではないかと思いました。聖職者としての道を歩き始めたチェーザレとユダヤ人である自分の宗教はけっして変えないミゲル、でも2人の絆はここで終わってはいませんでした。ただ優秀なボディーガードとしてミゲルを使っているのではなく、チェーザレは自分の迷いを彼に伝え、身分は下で異教徒であるミゲルの方がその問いに明確な答えを出しています。身分や立場からいつも自分が正しいと思うのではなく、その勉強熱心さと探究心から異端と思われるような考えもしてしまい、その答えを異教徒の側近から聞いて受け入れようとするチェーザレの態度に感動しました。あの時代にこのような考え方ができる人間が果たしてどれだけいたか、チェーザレについて詳しく調べると確かにたくさんの人を殺していますが、自分の中に理想とする国の姿があってそのためにも実権を握ろうとした、ロドリーゴがもう少し長生きしてボルジア家が衰えず、チェーザレがイタリアを統一していたなら世界の歴史は大きく変わっただろうと思いました。
2010年01月13日
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ケーブルテレビをアナログからデジタルに変えたら見られる番組が多くなり、いろいろ見ていたら偶然大好きな古代文明がテーマの番組をやっていたのでそのまま最後まで見ました。ヒッタイト帝国の末期、エジプトのラムセス2世との戦いと和平交渉が結ばれたあたりの時代を遺跡の説明と再現ドラマでやっていました。ラムセス2世とエジプト軍は古代エジプトらしいあの髪型なので迫力はあるけどあんまり好きにはなれない(笑)一方ヒッタイト軍は黒髪長髪で一番の英雄が指輪物語のアラゴルンに似ている!見た目だけでもうヒッタイト軍を応援してしまいました(笑)カディッシュの戦い、エジプト側の記録ではラムセス2世の活躍でエジプト勝利となっていますが、ヒッタイト側ではまったく違う記録が残っているようです。粘土板に刻まれた細かい楔形文字を丁寧に解読して今ではヒッタイト帝国の歴史についてかなりのことがわかってきているようで考古学はすごいです。戦いの英雄であったハットゥシリ3世は甥であったムルシリ3世を追放して王位につきました。このあたり後からちょっと調べてみたら、ムルシリ3世はムワタリの庶子であったためムワタリから王位継承者に指名されてはいたものの他の王族との間に軋轢もあったようです。こんな古い時代から庶子ということが問題になったのかとちょっとびっくりです。それでもハットゥシリ3世は正統な王位継承者である甥から王位を奪ってしまったわけです。彼は信仰心の厚い人でそうした罪をあがなうためにもりっぱな神殿を作り、またヒッタイトはもともと多くの民族をかかえてそれぞれの民族の神を認めていた多神教の国だったので多くの神殿が作られ国は栄えました。それでもハットゥシリ3世は正統な後継者を破って力で王位につくという前例を作ってしまったので、彼の死後次々に王位に挑戦するものが出て内乱が続きヒッタイト帝国は滅びてしまったのではないかと番組では言っていました。国と国との戦いでは抜群の指導力を持つ英雄が求められ、それでも王位継承の掟を破ったことで結果的に帝国滅亡のきっかけを作ってしまう、古代世界では王位継承がその国の運命を大きく左右してしまうのだと驚きました。前に読んでいた「天は赤い河のほとり」では主人公ユーリとカイルの息子がムワタリだったので、その弟ハットゥシリ3世もやっぱり2人の息子ということになるのでしょうか(笑)国が一番栄えたそのすぐ次の世代で王位継承争いが起きている、長く安定した国づくりというのは難しいようです。
2010年01月11日
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漫画「チェーザレ」を読むとメディチ家についてもとても気になり、図書館で図説「メディチ家」という本を借りて読みました。このシリーズはカラー写真で肖像画がたくさん出ているので人物をイメージしやすいです。この本は前にも2,3回借りて読んだことがあり、その時はロレンツオ豪華王の弟で美男のジュリアーノが暗殺されたパッツィ家の陰謀事件を中心に読んでそれ以外の人物についてはあんまり印象に残ってなかったのですが、今回は「チェーザレ」で最初ロレンツオの次男として生まれ枢機卿となることを約束されていたジョバンニ閣下を中心に読みました。漫画でのジョバンニ閣下は、最初は金持ちで威張っている典型的な敵役として登場するのですが、次第に気弱でかわいらしいキャラとなり、5巻6巻ではいろいろ悩みもあってちょっと気の毒な人物だなあと思うようになりました。そのジョバンニ閣下ももちろん肖像画と一緒に詳しく紹介されています。ネタバレになりますが(笑)閣下はなんとメディチ家初、史上最年少の教皇レオ10世となっているのです!父ロレンツオの死後兄ピエロ(愚昧なピエロ)は求心力がなくてメディチ家の兄弟は追放され、フィレンツェはサヴォナローラが支配する時代がありいろいろ苦労したようですが、とにかく閣下が最終的には教皇となったようでああよかったと安心しました。肖像画で見てもかなりふくよかな(笑)レオ10世ことジェバンニ閣下、派手で贅沢な生活が大好きというのは漫画で描かれた若い頃と変わらないのか、彼がお金を使いすぎたことも宗教改革の原因の1つになったようですが、ラファエロを気に入ってパトロンになるなどルネサンス芸術には大きく貢献しています。ジョバンニ閣下、チェーザレ・ボルジア、ミケランジェロの3人は1475年とちょうど同じ年に生まれていて、ミケランジェロはロレンツオに見出されメディチ家で一緒に生活していたこともあるなど、いろいろな繋がりがわかっておもしろいです。ジョバンニ閣下の兄ピエロは不遇な中若くして亡くなっていますが、彼の息子の娘つまり孫はあの有名なカトリーヌ・ド・メディシス(フランス王妃)意外なところで歴史とつながっていることにびっくりしました。漫画でちょっとだけ出てきたメディチ家のジュリオ君、彼は暗殺された美男のジュリアーノの庶子でジョバンニ閣下とは従兄弟にあたるのでしょうか。この人も最後は教皇クレメンス7世になって出世しています。従兄弟のジュリオ君はレオ10世(ジョバンニ閣下)の右腕として活躍したそうでかなり信頼されていたのでしょう。でもその息子(聖職者なので甥とされ庶子の扱いとなる)アレッサンドロは暴君で26歳で暗殺される、穏やかで賢い人(肖像画のイメージで)の息子が同じような性格になるとは限らないようです。ジョバンニ閣下とチェーザレ・ボルジアはどちらも兄がいる次男で聖職者になっています。カール5世の庶子フアンも父カール5世は彼が聖職者になることを望んでいて、やっぱり一族の中で聖職者を出すことで教会との繋がりが深く信仰心が厚いということを証明するとともに、次男や庶子の場合はいくら出世しても妻帯が禁じられていて家系が途絶える聖職者にすることで相続争いを防ぐという意味もあったのではないかと考えてしまいました。そして世界史の結果を見ると跡継ぎと期待された長男はイマイチだったり早死にしたりして、聖職者になるため一番勉強している次男がその一族の中心となる、三男以下は全然ダメ(笑)なんていうパターンがかなりあるように思います。聖職者になると権力は持てるけど自分の子を正式に認めることができず、庶子としたり甥と称さなければならない、キリスト教世界では正式な結婚から生まれた子以外は認められない、権力を得るための手段として聖職者になってもそれを相続することはできないなどかなり矛盾していて、この時代権力を握ったメディチ家の人間も親子や一族の関係はかなり複雑で葛藤があったのではないかと思います。葛藤が大きいからこそ兄脈最後の当主となったアレッサンドロは暴君となり暗殺されたのかもしれないと考えてしまいました。この本ではない別の美術関係の雑誌を見ていた時に、レオナルド・ダ・ヴィンチが庶子として生まれたという文字を見つけて、それまでは画家のプロフィールを見ても生まれについては特に意識してなかったのが、庶子であるのか、兄弟の何番目に生まれたかということにすごく気をつけて見るようになりました。
2010年01月08日
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年末に突然はまって6巻まで買い込んだ漫画「チェーザレ」年末は1巻~3巻、1月になってからは4巻~6巻までを中心に読みふけりました。ルネサンス期のイタリアは今まで興味があっても登場人物や作られた作品が膨大すぎてなかなかすっきり理解できなかったのですが、この漫画を読んで誰が同じ年代にいたのかよくわかるようになりました。登場人物で1番好きなのはやっぱり立ち読みで少年時代から入ったミゲルです。この人は他のところでちょっと調べてみるとチェーザレの右腕としてかなり多くの陰謀や暗殺に関わっていて怖そうなのでこの漫画のしかも1番かわいい少年時代から入ったというのはラッキーだったと思います(笑)ユダヤ人の血を引く孤児という複雑な生い立ち忠実な家臣でありながらも結構チェーザレに文句を言ったり冷静な目で見ているところがツボです。2位はやっぱり主人公のチェーザレ、そして3位はアンジェロでしょうか。ピサの大学ではそれぞれの国のから集まった生徒が、国ごとに学生団を作っているのですが、男らしくかっこいいのは断然スペイン団です。まあスペイン団は学生というよりもチェーザレの護衛隊なのでとにかく体育会系で強そう、衣装がまた素晴らしいです。マントを片方の肩にかけたスペイン団の衣装を着れば、たいていの男の人はかっこよく見えそう(笑)特にミゲルと家庭教師フランチェスコが並んで立っている姿などため息が出ます。一方アンジェロ属するフィオレンティーナ団は文化会系で衣装も優雅、こちらの衣装を身につけている時のチェーザレはすごく美しく、大司教様がいらぬ妄想をするのも無理ないなあと思いました(笑)最初は嫌われ役のように登場した大司教様やジョバンニ閣下意外とカワイイ一面があってけっこうこの2人もツボにはまってます。4巻ではチェーザレの妹ルクレティアや弟ホアンなども登場します。兄弟の父ロドリゴには若い愛人がいたり怖そうな女性が登場したりと、普通ではない特別な状況でこの兄弟は育ったようです。彼らが生まれた時に父はもう枢機卿になっていて妻帯は許されないというのが建前なので子供達はみな庶子という扱い、このことが彼らの人生に後々まで大きな影を落としてくるようです。最後の方ではチェーザレがアンジェロを誘って護衛もつけずに祭りの会場に行くということがあり、命が狙われている時にわざわざ危険な場所に行っているとミゲルが怒り狂う場面、その気持ちがよくわかりました。5巻では十字軍の格好をした生徒による模擬戦というのが行われます。槍や剣はとがってはいないけど本物の馬を使っての大規模な戦いを再現して市民や大司教様などが見に来る、運動会の騎馬戦よりもはるかに迫力がありそうです。この模擬戦で活躍するのはやっぱりスペイン団で敵チームの主戦力は1巻から何かともめていたアンリ率いるフランス団です。十字軍騎士の衣装を身につけてもスペイン団のメンバーはかっこいい、ホント戦うために生まれた集団です。チェーザレは司教になることが決まっているので戦いになど出てはいけない立場なのですが、はりきって出場してしまいます。そしてミゲルも命に別状なければむしろコイツは痛い思いをした方がいい(笑)とけっこう冷静に楽しんでます。そしてチェーザレは最後アンジェロに向かってこう言います。「彼は自分ができないことを担うために神が遣わした自分の半身である・・・」アレキサンダーもヘファイスティオンをもう1人の自分と言っていたけど、やっぱりこういう言葉があるとそれだけでもうクラクラします。そして第6巻で今までの事件の真相が明らかになる、この巻が今までのピサの大学生活でのまとめとなるのでしょう。ネタバレになるので真犯人について詳しくは書けないけど、その犯人とそして捕える側であるチェーザレ、ミゲルの双方が貴族と庶民、正式の跡継ぎと庶子、キリスト教徒と異教徒という問題に深く関わっていて、この時代そうした生まれの違いがどれほどその人の人生を決定付けてしまうかを目の当たりに見せられかなりショックを受けました。そうした違いや差別があったということは知識としては知っていたけど、漫画を読んですっかり自分もその世界の人間になりきっていた時(ミゲルにはなれそうもないのでアンジェロの立場で)そうした差別を意識したので、言葉でひどいとか差別は良くないと考える以上に、それがどれほど根深く人の心を動かして闇に向かわせてしまうか体験として感じてしまい、ただもうショックでした。この6巻を読んで、ここまでの章をもう一度読み返して自分で消化しなければ先へは進めない、そう思いました。
2010年01月05日
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もう1月3日になってしまいましたがあらためて新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。年末から年始にかけてなかなかパソコンをゆっくり見られずコメントの返事がおそくなってすみません。そして今日明日くらいに知り合いの方のプログもゆっくりまわろうと思っています。年末年始の行動をさっとふりかえると12月30日 友人との忘年会。スペイン風バルで熱く語りあっていました。12月31日 台所を中心に大掃除をしました。1月1日 私の実家(すぐ近く)へ行き新年の挨拶をして子供たちはお年玉 をもらいました。1月2日 かなり有名なお寺に初詣に行ったらすごい人込み、おみくじが私と 次男はかなり悪い結果に(涙)今年も1年あまり出かけずに家で おとなしくしていた方がいいのかなあと・・・年末に突然漫画の「チェーザレ」にはまったので、去年は1~3巻、今年になってからは4~6巻を電車での移動中はひたすら読んでいました。側近のミゲルがとにかくかっこいい、久しぶりに夢中になった人物です。漫画に没頭していたせいか、年末年始にテレビもかなり長い時間見ていたはずなのですが全然印象に残らない、大晦日も1日も早々と寝てしまいました。そして漫画の登場人物が頭の中をグルグルと・・・特に6巻が最初立ち読みした時はさらっと読んでしまったのですが1巻から詳しく読んだ後にこの部分にくるとすごいショックでした。おみくじで「凶」を引き、漫画で呆然となってとあまり活動的でなく新年が始まりましたが、今年もどうかよろしくお願いします。
2010年01月03日
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