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2011年11月04日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「世界遺産ヴェネツィア展」を見てきました。いつものことですが、私が
プログで書く映画や小説、美術展などの感想はかなり個人的なイメー
ジや解釈が入っています。

私がヴェネツィアに興味を持つようになったのは実はつい最近、それま
ではテーマパークのような街でイタリアツアーでは必ずといっていいほど
入っているけど、自分はそれほどでもないなあと思ってました。それが
あるテレビ番組で「アレクサンドロス大王の遺体がヴェネツィアにある!」
というのを見て、そんな馬鹿な、ありえない、とその説には否定しつつも
アレクサンドロス大王のシンボルであると番組で力説していた翼のはえた

あったら絶対にヴェネツィアに行き、サンマルコ寺院を訪れようと決めた
のでした。

1番の目的だったカルパッチョの「サン・マルコのライオン」は本当に素晴
らしかったです。大きく力強く美しく、テレビ番組の学説は否定しつつもや
っぱりアレクサンドロス大王のイメージと重なるなあと(笑)テレビの学説
は置いといて、聖マルコの象徴だと信じて見ても素晴らしい、ヴェネツィア
は聖マルコを守護聖人にして翼のあるライオンを国の象徴、シンボルマー
クにしたけれど、これだけ立派なシンボル、国民の支えとなる象徴があった
からこそ千年もの長い間強力な王や独裁者が出ず共和国として続いた
のだなと思いました。

ヴェネツィア共和国の代表、トップに立ったのは総督、でも総督は世襲制

は主な貴族が議員となる評議会で決められていたようです。評議会の様子
を描いた絵もあったけど、とにかく宮殿に飾られている絵から集まった人間
まで細かく描かれていて、こんなにたくさんの人間が集まって議会をしてい
たのかと驚きました。ヴェネツィア展での絵は建物や大勢の人間を細かく
きっちりと描いた作品が多い、そばに現代の街の様子の写真も飾ってあり

ました。500年前と同じ景色、絵で見慣れた風景がヴェネツィアへ行けば
実際に見られる、これはすごいことだと思います。

お皿や陶器の壺にギリシャ神話を題材とした絵、そしてアレクサンドロス
大王の絵があって感激しました。「アレクサンドロス大王とロクサネの結婚」
はルネサンス期のイタリアで特に好まれた題材の1つだったようです。この
題材の「慈悲、寛大、従順さ」などが当時高く評価されていたと説明書きに
あって、彼はそういう美徳ばかりの人間じゃなかったと思いつつもうれしくな
りました。ルネサンス期のイタリアではギリシャ神話とアレクサンドロス大王
の人気はかなり高かったようです。

ギリシャ神話を題材にした絵で「レダと白鳥」も印象に残りました。これは今は
失われてしまったミケランジェロの絵の模写だそうです。同じように「レダと白鳥」
の絵で今は失われて模写だけが残ったレオナルド・ダ・ヴィンチと比べてみる
と、ダ・ヴィンチの方はレダも白鳥もほっそりしていて背景の花やカタツムリな
どが細かく描いてあったのに比べ、ミケランジェロ原作はどちらもたくましい感じ
です。ダ・ヴィンチ版白鳥は目付きと首の感じがいやらしかったけど、今回の
白鳥はたくましいレダを力ずくで押さえつけている(笑)両者の性格の違いが
想像できておもしろかったです。

もう1つ個人的にすごく印象に残ったのが「総督ジョバンニ・モチェニーゴの肖像」
でした。モチュニーゴという名前はジョルダーノ・ブルーノに関する本を読んだ時
に出てきて、異端審問から逃れるためにフランス・イギリス・ドイツなど各国を
放浪していたブルーノを最後イタリアのヴェネツィアに招いたのが貴族のモチュ
ニーゴでした。総督を出したほどの名門貴族だったモチュニーゴは記憶術を習お
うとブルーノを招くもやがて激しく対立して彼を異端審問に密告してしまいます。
ブルーノは捕えられ、ローマに護送されて8年幽閉された後、処刑されています。
これがあの憎い密告者のご先祖様かとしばらく睨みつけていましたが、肖像画
の絵はあくまでも静かで威厳のある総督の顔でした。まあ密告した本人ではなく
100年ほど前のご先祖様で、モチュニーゴ本人だって特別残忍な性格の人では
なかったのでしょう。華やかで大勢の貴族がひしめくヴェネツィアで、少しでも抜き
出ようと記憶術の達人として有名だったブルーノを熱心に招いたが、彼は期待し
たことを教えてくれなかった、ブルーノも性格は短気で怒りっぽく各地でトラブル
をおこすような人だったからうまく相手の怒りをなだめることができず、結果恨まれ
て密告されてしまったのでしょう。ブルーノもまた華やかで他の国と海で繋がって
最新の文化を取り入れ、自治と共和制を保ち続けたヴェネツィアに憧れ、夢を
抱いてイタリアは危険と知りつつも招きに応じて帰国したのかもしれないです。
双方夢を持って期待していたからこそうまくいかなかった時に相手を恨み最悪
な結果を招いてしまったのかもしれない、たくさんの絵に当時のヴェネツィアを
思い、そんなことを考えました。





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Last updated  2011年11月04日 10時41分13秒
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Re:ヴェネツィア展(11/04)  
ビビさんも観て来られたんですね?
やっぱりそういったエピソードの数々を知っていると、見方が違いますねぇ。いいなぁ。
私も観に行った時、
『ビビさんならこのフィレンツェの人達の肖像画についても、音声ガイド以上に色々と知ってるのじゃないかなぁ?』と思っていました。
今、ゴヤ展も上野の国立西洋美術館で開催していて、チケットの半券持っていくと協賛のスペイン料理店でサービスが受けられるんですって。 (2011年11月04日 21時22分54秒)

to アトリエキララさん  
ピピ101 さん
コメントありがとうございます。

私は絵を見る時、作者や技術よりも描かれた人物や題材
の方に目がいってしまいます。それに知識もすごく偏って
いるけど、そういった部分も読んでいただけてうれしい
です。

ゴヤ展もぜひ行ってみたいです。私はスペインやイタリア
ギリシャなど南欧と相性がいいようです。 (2011年11月05日 14時28分45秒)

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