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ショッピングソムリエ・エディ中村
日本地ビール協会認定ビアテイスター・マスタージャッジ。 ビアテイスターとは「ビールのソムリエ」。 マスタージャッジはビアテイスターの最高位であり日本で数名しかいない。 楽天ROOMはこちら。 https://room.rakuten.co.jp/room_25122e6395#/items
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富士桜高原麦酒・ヴァイツェンボックはボックなヴァイツェンです
富士桜高原麦酒・ラオホボックはどっしりボディの薫香ビール！
まるで白ワインのようなガンガンのネルソンソーヴィン！グランドキリン・ホワイトエール
「新よな」！ レシピ変更！ 新レシピの新よなよなエール！
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20％増量！サンクトガーレン・湘南ゴールド・2017年リニューアル
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2012年03月15日
カテゴリ： ビール
楽天市場ラウンジをごらんのみなさま，おはようございます。日本地ビール協会認定ビアテイスター・マスタージャッジのエディ中村です。
2012年1月下旬から，ちょっとした事情で，ドイツ・ヘッセン州に住んでいます。フランクフルトのやや北，マールブルグという街です。
3月も中旬になり，やっとドイツ・マールブルグも暖かくなってまいりました。
ドイツのエレベーターでは「開ける」ボタンはありますが，「閉める」ボタンを見かけません。みんな，自動で閉まるのをふつうに待っています。
慣れないころは「うーん遅い！」と日本人感覚で思ったものですが，いまではすっかり慣れました。エレベーターの「閉める」ボタンはいらないかな～？
この国はあまりせかせかしていないのですね。
今日のご紹介はフランツィスカーナーです。南部ドイツのミュンヘンにある，歴史の古い醸造所です。
1363年創業です。すごく古い！もちろんこんなに古いということは。そう，修道院です。昔のヨーロッパでは修道士が修道院でビールを醸造していました。
その昔，まだホテルや旅館も少なかったころ，旅人は教会や修道院にその日の宿を求めていました。修道士は旅人にパンとビールをふるまったそうです。生水は危険で飲めなかったころ。ビールは煮沸済みでアルコール入りだったため，比較的安全でした。
というわけで，修道院出身のビールは，創業年が古いのです。
現在のフランツィスカーナーはもちろん修道士さんではなく，ビール会社が醸造しています。
ラインナップは2種類。「Hell」「Dunkle」です。どっちももちろんへーフェヴァイスです。淡色が「Hell」（ドイツ語の明るい，淡いの意味），濃色が「Dunkle」（ドイツ語のくらい，濃色のの意味）であります。
ビアスタイルガイドラインに当てはめますと，淡色はいわゆるへーフェヴァイツェン，濃色はいわゆるデュンケルヴァイツェンにあたります。
さあさあ，さっそくテイスティング。
「Hell」
色は淡色で色度数は3くらい，濁っています。泡はものすごくキレイです。小麦ビールに特有の良い泡。
香りはバナナ香。このエステルの香りはヴァイスに特徴的な香りです。ヴァイスに用いる専用酵母が造り出します。そして，クローブの香りと，小麦の香り。いい香りです。
一口飲みます。ふくよかです。ボディが重い！マウスフィールはしっかりしていますが，重すぎるわけではありません。このボディ感はタンパク質によるモノです。小麦由来です。へーフェヴァイスは原材料に50％以上の小麦を使用すること，と決められています。
ホップはあまり効かせないのがお約束。苦くありません。ミュンヘンの水は硬水なので，ホップが効きにくい水ですし。後味すっきり。何杯でも飲めちゃう感じです。
「Dunkle」
香りはバナナ香が支配的ですが，濃色モルトのちょっと焦げた感じ，クローブ香も少しだけあります。
一口飲みますと。これもまた，苦くはありません。小麦のタンパク質感，ふくよかなボディです。モルトの甘味は控えめ。みなさま「濃色ビールは苦い」という先入観がけっこうありますね。デュンケルヴァイツェンは苦くありません。ホップは効いていないし，濃色モルトの比率もそれほど高くないからです。
苦いどころかほのかに甘く，これまたクセになる味わいです。日本の大手4社のビールでこれに似てるモノはありませんね。
飲まずキライしないで，デュンケルヴァイツェンこそ，試してみて欲しいビールです。苦くないし，ふくよかだし，柔らかで優しい味わいです。
もちろん濃淡どちらも酵母入り。お肌にいいのはもちろんです。最近お肌が気になる女性のみなさま。ぜひお試しください。
メールマガジン発行システムの“まぐまぐ”のメルマガをリニューアルしました！新メルマガは「ビアテイスター・エディ中村のビールテイスティング講座」（まぐまぐID：1260270）です。まぐまぐHPから，ぜひ，ご購読ください！
2012年1月下旬から，ちょっとした事情で，ドイツ・ヘッセン州に住んでいます。フランクフルトのやや北，マールブルグという街です。
3月も中旬になり，やっとドイツ・マールブルグも暖かくなってまいりました。
ドイツのエレベーターでは「開ける」ボタンはありますが，「閉める」ボタンを見かけません。みんな，自動で閉まるのをふつうに待っています。
慣れないころは「うーん遅い！」と日本人感覚で思ったものですが，いまではすっかり慣れました。エレベーターの「閉める」ボタンはいらないかな～？
この国はあまりせかせかしていないのですね。
今日のご紹介はフランツィスカーナーです。南部ドイツのミュンヘンにある，歴史の古い醸造所です。
1363年創業です。すごく古い！もちろんこんなに古いということは。そう，修道院です。昔のヨーロッパでは修道士が修道院でビールを醸造していました。
その昔，まだホテルや旅館も少なかったころ，旅人は教会や修道院にその日の宿を求めていました。修道士は旅人にパンとビールをふるまったそうです。生水は危険で飲めなかったころ。ビールは煮沸済みでアルコール入りだったため，比較的安全でした。
というわけで，修道院出身のビールは，創業年が古いのです。
現在のフランツィスカーナーはもちろん修道士さんではなく，ビール会社が醸造しています。
ラインナップは2種類。「Hell」「Dunkle」です。どっちももちろんへーフェヴァイスです。淡色が「Hell」（ドイツ語の明るい，淡いの意味），濃色が「Dunkle」（ドイツ語のくらい，濃色のの意味）であります。
ビアスタイルガイドラインに当てはめますと，淡色はいわゆるへーフェヴァイツェン，濃色はいわゆるデュンケルヴァイツェンにあたります。
さあさあ，さっそくテイスティング。
「Hell」
色は淡色で色度数は3くらい，濁っています。泡はものすごくキレイです。小麦ビールに特有の良い泡。
香りはバナナ香。このエステルの香りはヴァイスに特徴的な香りです。ヴァイスに用いる専用酵母が造り出します。そして，クローブの香りと，小麦の香り。いい香りです。
一口飲みます。ふくよかです。ボディが重い！マウスフィールはしっかりしていますが，重すぎるわけではありません。このボディ感はタンパク質によるモノです。小麦由来です。へーフェヴァイスは原材料に50％以上の小麦を使用すること，と決められています。
ホップはあまり効かせないのがお約束。苦くありません。ミュンヘンの水は硬水なので，ホップが効きにくい水ですし。後味すっきり。何杯でも飲めちゃう感じです。
「Dunkle」
香りはバナナ香が支配的ですが，濃色モルトのちょっと焦げた感じ，クローブ香も少しだけあります。
一口飲みますと。これもまた，苦くはありません。小麦のタンパク質感，ふくよかなボディです。モルトの甘味は控えめ。みなさま「濃色ビールは苦い」という先入観がけっこうありますね。デュンケルヴァイツェンは苦くありません。ホップは効いていないし，濃色モルトの比率もそれほど高くないからです。
苦いどころかほのかに甘く，これまたクセになる味わいです。日本の大手4社のビールでこれに似てるモノはありませんね。
飲まずキライしないで，デュンケルヴァイツェンこそ，試してみて欲しいビールです。苦くないし，ふくよかだし，柔らかで優しい味わいです。
もちろん濃淡どちらも酵母入り。お肌にいいのはもちろんです。最近お肌が気になる女性のみなさま。ぜひお試しください。
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最終更新日
2012年03月16日 01時14分28秒
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