Dandelion

頂夢小説


あなたに会えた








だから幸せ











神様からの贈り者










「ナツ!!何するの!!」





「さようなら。母上。」





「おい!!お前ら、ナツをとめろ!!」





「おやめ下さいっ、ナツ様っ!!」















うるさい。


















うるさい。



















うるさいよ。












すべてを捨てる決心はした。







だからこんな事をしているの。






理由ならあるわ。






ちっぽけな理由。






きっと誰も理解してくれないだろうけど。






誰かに分かってもらおう何て思わない。







一人でいい。







だからすべて捨てる。







すべて裏切る。











「みんな死んで。(ニコ」







きっと残酷な笑顔。






違う。






笑顔じゃなくて造った微笑。








冷酷な悪魔の微笑。

















ザッザッ



砂と砂がこすりあう音。




誰か来る。



でも警戒はしない。


知っている気配。






「イタチ。」





「ナツ、何をやってるんだ?」




「・・・別に。」





「今日はいつもと違って静かなんだな。」








「あら、それはいつもうるさいって事?」








「質問に答えろ。(溜息」






























「・・・・・今日は、あの日なの。」































「・・・以外だな、お前でも人情というものがあるのか。」











「それはそうでしょう。人間なんだから。」










ずっと一人何だと思ってた。







すべて裏切ったのだから。







誰かと一緒にいれる何て思っていなかった。








そんな時、貴方に出会った。













「でも、そうか。今日が。」












「そうよ。あの日。」

































「お前が一族を滅ぼした日。」














ビクっと一瞬体が強張った。




どうして。




決心は?





まだ、ふっきれてないの?












「ふ、私、バカみたい。」














「罪悪感か?」














「・・・・・、そんなんじゃないわ。そうね、あえて言うなら。」















「・・・・・・・・・・・・・・。」














「さいみしい、のかな。」










「?」












「ずっと一緒に居たのよ。一族の者と。」












「そんな感情がナツにあるとはな。」











「イタチにだってあるでしょう?」




「さあな。」








「あるわよ。知ってるわ。
 毎年、イタチが一族を滅ばした日、イタチが・・・・・、今日の私みたいになるのよね。(ニッコリ」







あなたに微笑みかける。



やっぱり私達はそっくりだ。



いや、ほとんど、同じ。








今日の、何年前だったかなんて、もう忘れた。




私は自分の一族を滅ぼした。



それと同時に里を裏切り、抜け忍となった。



そしてずっと一人で生きていくんだ、と。



決めた事だったの。



だから、悲しくもない。さみしくもない。




そんな風に強がっていた時に、



貴方に出会った。



同じように一族を滅ぼし、



すべてを裏切り、



抜け忍となった。



そして一番驚いたのは














「己の器を量るため。」










「何だ?どうした?」









「別に。何も。」

















「凄いよね。一族を滅ぼした理由まで一緒なのよ。」









「ナツ。」




「ん?何?」









「来い。」









「?・・・・何?・・・!!」














イタチが私を抱き締めた。








何か今日はイタチも変だ。



だけど、



やっぱり、私も同じね。



























「でも、一族を滅ぼして、後悔なんてしてないわよ。」




「・・・・・・・?」










「むしろ良かったって、思ってるわ。」


























「目的も果たせた。それに、イタチに会えた。」














偶然と偶然の重なり合いで




私達は出会った




罪を犯した者同士



幸せになっていいのかは分からないけど



大切にしてもいいですか?



もう一度神様がくれた



チャンスと思ってもいいですか?



きっと


やり直せと言っているのだと


思います



だから



今度こそは




きっと






きっと







これゎ雪oさんにリクして夢小説を書いてもらいました~w
NARUTOではイタチが好きなんでw笑
何か・・ストーリーもかっこいいし・・ホント全体的にスゴィ・・w
私がこんな役柄もらっちゃっていいのか!?って感じです(苦笑)
とにかくありがとうございました!!



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