ゴーヤ泡盛の野毛日記

ゴーヤ泡盛の野毛日記


扉を開けるとわずかにフロアを分ける5本の柱。
右手には手を洗うスペースがあり壁には旅先の土産か提灯が並ぶ。
左手はカウンター。
おそらく5~6人でいっぱいだろう。
ところが丸椅子は10脚。
聞けば、多い時には13人もの人がこの店に入るのだという。
カウンターの中でお客さんが飲んでいたことがあると聞いて思わず笑ってしまった。
それでもいたくなる店なのだ。
棚にはリザーブと麦焼酎の樽のボトルがずらり。
私はウイスキーのお湯割を頂くことにする。
もう食べていらしたのでしょうと、チーズとナッツを出して下さった。
お酒は美味しいと思って飲むの?それとも飲んだ後がいいの?と難しい問い。
ここで21年営業しているというママは黄色いランプシェードの下で柔らかく微笑む。
私は下戸だから飲む人の気持ちを聞いてみたいのという。
みなさんならどう答えるだろう。

今度はママの手のかかったものを食べられる時間に来ようと思った。
締めて¥1000也。

(2006.3.1)


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