ゴーヤ泡盛の野毛日記

ゴーヤ泡盛の野毛日記

シルヴァン


ママ一人の店だ。
扉を開けるとL字のカウンターに6席。
カウンターの端には薔薇の花がディスプレイされている。
店の奥の手洗いの上にはピンクのカーネーション。華やかな印象である。
カウンターの背面にはキープボトルと、ママのコレクションなのかミニチュアボトルが並んでいる。
私は焼酎のお茶割りを頂く。
聞けばママは沖縄の方。南部の出身だという。
みんなに「なんちゃってウチナーンチュー」だと言われると笑う。
ママは泡盛が飲めない。ゴーヤーも苦手。さらに泳げないというから、「なんちゃって」と言われるのも頷ける。
入口側の壁面に3つの小窓が縦に並ぶ。ステンドグラス風のデザインでいいアクセントになっている。
お通しは2品。蒸し鶏と三ツ葉の和え物。オニオンスライスと鰯の酢漬けだった。
ママの明るい笑い声が耳に心地よく響く。
緩い時間の流れを楽しませてもらった。

(2006.11.13)


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