Grace’s Room

初めての妊娠♪




突然舞い降りてきたサプライズ♪



2001年12月8日(土)Wedding Day
みんなに祝福してもらって、人生最良の日。
六本木の3次会会場からTAXIでホテルへ。朝からほとんどまともに食事をしていなかったから、途中のAMPMに寄ってもらってコンビニ弁当を買って帰った。
アメリカから来てくれていたホストファミリー&親友も一緒のホテルに宿泊。ホストシスターのBobbiとは、「今夜、お互い子作り励んじゃおうネー。そしたら同じbirthdayの子になるよ♪」なんて。
超ステキなホテルの部屋で、ホッと一息。二人でゆっくり一日を振り返って、やっと「結婚したんだね~」って実感した。そしてステキな夜を・・・♪これから二人で幸せな家庭を築いていこうね。





12月9日~20日
アメリカから駆けつけてくれた親友を見送ってから、留学時代のホストファミリーとGraceの家族と一緒に楽しく過した。Graceの実家で過したり、八景島シーパラに連れて行ってあげてジェットコースターに乗ったり・・・。FAMILY全員が揃っての、最高の時間でした。幸せな反面、式からこの日まで本当にドタバタした毎日で、私もダーリンもゆっくり寝られた日はほとんど無かったネ。

※肌が弱いGraceは、式直前に背中の脱毛をした時の影響で背中に吹き出物が出てしまい、皮膚科へ。いつもより強い薬を出される。お医者さんに「もう結婚したんだから、万が一妊娠している可能性も無きにしも非ず。この薬は妊婦は絶対飲めないから、取りあえず妊娠してない事を確認してから飲んでね」といわれる。





12月21日 入籍
明日は新婚旅行に出発。二人で夜中の12時に、区役所まで婚姻届を提出に走った。
いつもギリギリの私達。こんなときでさえ、日付が変わる直前にギリギリセーフ。これでやっと、本当の夫婦だネ。





12月22日 スリランカ&モルジブの3週間のHoney Moonに出発
出発までとにかく慌しくて、ドタバタとサーフボード&ボディーボードをかつぎ込む。飛行機に乗り込んでやっと「うわぁ~やっと新婚旅行だ♪」ってホッとした。





12月26日 in Sri Lanka
スリランカ4日目。明け方自分が流産する不思議な夢を見た。妊娠したことさえ無い私が、不思議だ・・・。ダーリンに夢の話をする。そして、「あ、そうだ!皮膚科の薬を飲まなくちゃならないから、念のため妊娠検査薬で確認しなくちゃ!」と思って検査。学生時代から産婦人科で「子宮内膜症っぽい」と言われて通院していた私。出来てもおかしくない状況になったこともあったのに、今まで一度も妊娠したことは無かった。だからダーリンも私も、私は『出来にくい体質』と思っていた。この時も「取りあえず薬のために確認」くらいの気持ちだったのに・・・。結果は見事に『陽性』。初めて見る赤いラインがくっきり。自分の目が信じられなかった・・・。突然のサプライズに、8つ年上のダーリンはもう大喜び♪二人で結婚式当日の子供だと確信があった。それだけに、私ももちろん嬉しい。でもビックリが先で、何だか呆然としてしまった・・・。
とにかく早く妊娠に気づいたので、皮膚科の強い薬は飲まずに済んで良かった~!





12月27日
ダーリンと一緒にMerissaというサーフィンのポイントへ。
妊娠に気づいてから、10代の頃からヘビースモーカーだった私も不思議とピタっと吸いたく無くなった。もちろんお酒も飲まない。自分の意識と体の変化に不思議な気がした。そう言えば、この旅行に来る前からタバコはあんまりおいしくなくなってたんだ。そっか、Babyが居たからか~。
自分のお腹に新しい命が宿っているって、とても感動。だけど、あまりにも突然で予想外で、戸惑ってしまったのが正直な気持ちだった。もちろん子供は欲しかった。でも帰国したら転職して、もうしばらくは仕事をバリバリして・・・とか、ボディーボードもスピンが出来る様になってきて楽しい時期で・・・、私なりの今後のプランがあったんだ。今すぐ作ろう!と覚悟していた訳ではなかったから、なんだかとっても戸惑って、不安で、涙が出てしまった。もちろん、感動の涙も半分なんだけど。それを見てダーリンは、すごく心配してくれた。
「遅かれ早かれ欲しかった子供なんだから、こんなに早く出来てくれて、俺は本当に嬉しいよ。みんなに祝福してもらえたあの日に出来た子どもなんだから、尚更!」
不器用なダーリンのその言葉で、不思議と暖かい気持ちになれた。砂浜のオープンカフェで、夜の海を眺めて紅茶を飲みながら、二人で沢山話し合った。とにかく、これから帰国まで行動には気をつけなくちゃ!と二人で決意した。





12月31日 New Year Eve
浜辺のオープンカフェでみんなでカウントダウン。気が狂ったような勢いの打ち上げ花火を見ながら二人で乾杯♪お腹の中の子の話も沢山したね。今まで何度も一緒に過してきたNew Year Eveだけど、今回は3人だ・・・♪この頃にはもうだいぶ心も落ち着いていて、お腹の中のBabyの事を考えると心底嬉しくなっていた。





1月4日 モルジブへ出発
スリランカ最後の日のお買い物中、お腹が大きくなったときも着られるゆったりしたワンピ購入。スリランカ独特の柄が可愛くて、一目ぼれ。もうBabyの事を考えると楽しみでしかたなかった。もちろん初めての妊娠で、不安だらけだったけど・・・。
飛行機に乗るときもゲートはスルーさせてもらい、お腹には出来る限り気を使ったよ。





モルジブ・ロヒフシ島にて
朝起きると、不思議と気持ち悪い。午前中は胃がもたれたような感じがずーっとしていて、外に出る気もしない。前の晩、食べ過ぎたかなーなんて毎朝悩んだ。でも不思議と午後になると元気復活♪そんな日が続いた。
それが『つわり』だって事は、となりに滞在していてお友達になった、“クラウス”という子供が居るジャーマニーの男の人に指摘されるまで、気づかなかった。そんな事すら気づかないくらい、私は妊娠に対する知識が無かった。つわりと知って、尚更お腹の中のBabyが育っているんだって実感して、感動。「ちゃんとここに居るんだよ~」って、ママにアピールしてくれてたんだね。ゴメンゴメン。母親失格。本当に、全てが初めての経験。

モルジブの海は、スリランカと又違ってとっても穏やか。唯一このロヒフシ島にはサーフポイントが1ヶ所だけあった。デッキからクラウスと一緒にダーリンのサーフィンをビデオ撮りの毎日。穏やかな波が無い浅瀬でダーリンとシュノーケリング初体験。久しぶりにのーーーんびり、太陽の下で穏やかな時間を過した。
二人でビーチに座り、この子がいくつになったらああしよう、こうしようなんて、そんな話を毎日してたよ。結婚式に引き続き、こんなに幸せが一気に訪れて、怖いくらいだった。この頃にはもう完全に母親の気持ちになっていた。女って不思議だと思う。自分のお腹の中に新しい命が宿ったと実感できる分、あっという間に気持ちだけは母親になれるんだね。この子が大きくなったら、絶対この島に連れて来てあげようね、ってダーリンと話した。

この旅行中、ダーリンの存在の大きさを痛感した。この人と結婚して本当によかった。
初めての妊娠で動揺していた私に、真剣に色々と話してくれて、二人でこんな家庭を築こう、っていっぱいいっぱい話し合った。ダーリンのおかげで、最初は不安だった私も安心してこの子に会える日が心から待ち遠しいと思えたんだ。彼氏・彼女ではなく、夫婦になるって事、家族を作るって事、親になるって言うことの責任の重さとすばらしさを、お腹の中のBabyとダーリンに教わった旅行だよ。
日本に帰ったら、直ぐに産婦人科に行って、親にも報告しようね。


hana-9
後になって私の認識が間違っていたと気づいたのだけれど、
この旅行中、私は何度か海に入ってしまっていた。
私の廻りのボディーボーダーには、妊娠3ヶ月まで海に入っていて
とっても健康なBabyを出産した先輩も沢山いたし。
妊娠について何の知識も無かった私は、当然大丈夫だと思っていた。
でもそれは、人それぞれで誰にでも当てはまることでは無かったんだよね。
一応気をつけて、波が小さい日だけ1時間くらいにはしていたんだけど。
この時、赤ちゃんは既に危険な状態だったなんて、思いもしなかったよ。
もしかしたら、あなたには辛かったのかもしれないのに。
ごめんね、気づいてあげられなくて。






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