スペインの旅日記 その2 2007年1月16日~1月19日
2007年1月16日 再びスペイン入国
モロッコ旅日記(3)1月16日 の続き
前日の夜からこの日の早朝にかけて、長距離バスを利用してモロッコを縦断。フェリーでモロッコからスペインへ国境越え。そしてスペインのアルヘシラスについた後、またもや午後1時発の長距離バスに乗って、今度はバルセロナに向かった。なんとしてでも18日の飛行機に間に合わなくてはならなかった。

利用した長距離バスはこれ。よく見るとタイヤ6つ。
このバス延々と走り続け、バルセロナについたのは・・・
2007年1月17日 バルセロナ観光
の朝6時40分。 長かったバス移動(17時間40分)で、スペインの国土の広さを感じた。今までの旅の疲れもあり、バスの中ではぼーっと外を眺めたり、居眠りをしたりの繰り返しで、バス旅はそれほど苦痛ではなかった。ただ、スペインのバスはひたすら高速道路を走るだけなので、景色に変化がないのはおもしろくなかった。
バルセロナに戻って来た私は、まずこの日の宿探しをした。12月20日に利用したアクロポリスにもう一度泊まりたかったのだが、宿主が日本へ帰国したため、他の宿をあたることに。まずはガイドブックにあった違う日本人宿をあたってみた。朝8時にブザーを押すと
「9時にオープンだからそのあと来て」
と迷惑そうに一方的に言い放たれて、ガチャッ。
早朝からブザーを鳴らされて嫌なのはわかるが、
それにしてもその宿主の対応は旅人に冷たかった。
「こんな宿泊まってやるか」
ということで、ガイドブックにある安いホテルをあたった。
やっと宿が見つかり、荷物を置くとシャワーをあびて一休み。
そして最終日のバルセロナ観光へ出かけた。


上の写真はサン・パウ病院。ドメネク・イ・モンタネールによる建築で、「芸術には人を癒す力がある」という信念のもと建てられたようだ。病院の敷地内にはおとぎ話の中にでてきそうな建物がいくつもあって、「え?これが本当に病院なの?」と思ってしまったほど。所々を歩いているお医者さんの姿や救急車を見て初めて、そこが実際に使われている病院であることが認識できた。素晴らしいステンドグラスや彫刻には目をはった。
次に行ったのはガウディーの作品、グエル公園。


この色とりどりのタイルの色遣いがとても素敵。思わずみとれてしまうくらいきれい。


途中の丘の上からはサグラダファミリア聖堂とバルセロナ市街の景色が一望できてよかった。
夜はフラメンコを見た。6ユーロで30分のショーだったが、情熱的で本当に素晴らしかった。足のタップさばきには目が釘付けになった。

モロッコに3週間滞在してしまったので、スペイン滞在日数は少なくなってしまったが、それでも思いっきりエンジョイできたと思う。今度来るときには、マドリッド観光やポルトガルなんかにも足をのばしてみたい。
2007年1月18日 さよならスペイン、そして思いがけずイギリス入国
午後1時20分のスペイン、バルセロナ発の飛行機が強風のため、飛行場で待機。予定通り機内に乗り込んだはいいが、結局午後5時まで機内で待たされた。

スペインを発ち、イギリスへ。
イギリスには午後6時10分に着陸。風が強く、途中機体がゆれた。 イギリスに着いたはいいが、強風のためニューヨークへ向かう飛行機は欠航。
その後、飛行機会社が用意してくれたホテルへ直行。予定外にもパスポートにロンドンのスタンプをもらいイギリス入国。それがなかなか良かった。一泊1万8千円程するホテルにタダで泊まらせてもらった上に、豪華な食べ放題の夕食付き。思いがけない待遇に満足。
2007年1月19日 無事にニューヨーク到着!
朝5時に起きて出発準備。ホテル内で会った日本人のツアー客と話したところ、彼らの便は夜なんだとか。「ゆっくりできていいですね~」と返したところ、
今、彼らはミラノに向かう途中で、ロンドンの飛行機欠航で失った1日分の旅程はそのまま削除されてしまうとか・・・。うわ~、これはたまらんなあ、と同情してしまった。私のような暇人にはラッキーな出来事だったが、日にちが限られているツアー客にはとんだ迷惑だったわけだ。
何はともあれ、午後2時に、無事ニューヨークに到着。ルームメイトに会ったらほっとした。旅での出来事やお互いのニューイヤー、クリスマスの出来事を語り合って笑った。あ~、ニューヨークに帰ってきたんだなあ。
長かったような、でも思い返せばあっという間の旅立った。自分がモロッコにいたなんてなんだか信じられない思いだ。