It's time to~

It's time to~

Neuschwanstein


ノイシュヴァンシュタイン城 Neuschwanstein

+--- 白鳥の城 ---+



ペラート峡谷にかかるマリエン橋から


ノイシュヴァンシュタイン城は、オーストリア国境近くにある
ドイツのバイエルン州のフュッセン(Fussen)の南、
バイエルン王ルートヴィヒ2世により建設された城である。
ロマンチック街道の終点として、人気の観光スポット。
ディズニーランドにある 眠れる森の美女の城 のモデルである。
また、人気アニメ 聖闘士星矢冥王ハーデス編 に登場した
ハーデス城も、この城をモチーフとした。
内部には、金メッキの装飾、大理石の床・階段など高級素材が使われ、
その豪華さは正真正銘の帝国王宮に比べても遜色しない。
天井には、星など絵を描いて、ルートヴィヒ2世の性格が見えるかもしれない。
残念ながら撮影禁止。

ルートヴィヒ2世の父が所有するホーエンシュヴァンガウ城がある。
彼はノイシュヴァンシュタイン城の他にも、
トリアノン宮殿を模したリンダーホーフ城、
ヴェルサイユ宮殿を模したヘレンキームゼー城を建設した。
4番目の城としてファルケンシュタイン城も計画したが、
資金不足のため永久に中止された。

ルートヴィヒ2世(Ludwig II. 1845/8/25-1886/6/13)という人物は、悲劇な一生を送った。
父が執務で忙しかったため、
彼はその暇な時間を神話と騎士伝説などの物語を読み、
現実から逃れ童話の世界が好きな性格になる原因でもある。
従姉であるオーストリア皇后エリーザベト(シシィ)と
同じく堅苦しい宮廷を嫌い、その共通点で仲良かった。
彼は、憧れであった作曲家ワーグナーを宮廷に呼び招いたが、
家臣に強く反対された。
普墺戦争による多額の賠償金や、
また、お城建設に膨大なお金を使うことで、
精神病という口実で、家臣たちはルートヴィヒを退位させ、
その翌日、シュタンベルク湖畔で医師と共に水死体となって発見された。
死の詳細は未だ謎のままである。

生前ルートヴィヒは、「私が死んだらこの城
(ノイシュヴァンシュタイン城)を破壊せよ」と言い残したが、
地元の住民らはその美しい城を壊すことができなかった。
(観光収入で国庫を納めるためでもある)
そのおかげで、我々が今でもこの美しい姿が見えることが出来るのだ。



ホーエンシュヴァンガウ城近く 遠景

ノイシュヴァンシュタイン城内部から眺める風景 白い城の壁


+--- 2007/4 ---+


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: