8章


町には、教会、市場、武器屋、防具屋、道具屋etc...小さい町にしてはまずまずの施設がそろっていると思う。
その中に一つ、鍛冶屋らしきものを見つけた。そこには鉄をたたく音が響いていた。そこの人に話しかけると
「なんだお前は、今は仕事中だ帰った帰った」
そういわれた。
僕はこれ以上といあっても無駄だと思いそこを出ようとした。すると
「お前・・・武具がほしいのか?ほしいなら・・・そうだなぁその羽を俺によこしな。そうすればお前にぴったりの武具を作ってやるよ」
僕はデカイ鳥から取った羽を差し出した。
「そこでまってな。少し測はからせてくれ」
そういうと巻尺で僕の体のすみからすみまで測った。
「よし、少し待ってろよ。」
そういうと仕事場に入っていった。
少し立つと鉄をたたく音。僕は心地よいリズムの中まどろみの中に引き込まれていった。




零はわかれたところでちゃんと座って待っていた。周りに凍り付いているスライムは別として。零の近くには一つのブレスレットのようなものが置いてあった。それは水晶のようなものでできていて不思議なオーラをかもし出していた。それを身につけるとサイズはピッタリだった。
俺はあの術をすぐに試してみたかったがここでは騒ぎになりかねないと判断し、少し草原の方へ向かってみることにした。
草原にある少し小高い丘の上。
俺はそこであの『竜翼生成術』を唱えてみた。
何度か試みてみるものの青白い光が発生するだけでなんら変化は無い。
と、そのとき遠くから何かの泣き声ともつかない声が聞こえた
1体の牛・・・いや違う、あのよくRPGなどに出てくる
人間と牛の境目のような奴だ。そう、ミノタウロスといったかな。そいつが丘の近くの林で大きな斧を振り回し木を切っているのだ。
俺はそいつの持っている斧より背負っている細身の杖に目をつけた。
零にまたがりゆっくりと近づいていく・・・・
気づかれた。相手はこちらを一瞥すると腰につけた角笛を吹き鳴らした
-----ブォォォォォォォォォン
そうするとなんと5.6体のミノタウロスが林の奥から走ってくるではないか。
手数では圧倒的に不幸だと思いその場から逃げ出そうとするが、丘のほうからもミノタウロスがかけてくる。
もうだめだ
そう思ったとき拾った水晶の装飾品が青白い強い光を発した。
俺は無意識に印を組むと
零が青白く輝いて次の瞬間零に大きな翼が生えているではないか。
零の体の1.5倍はある力強い翼。
その翼を羽ばたかせると零は空高く舞い上がった。
何匹かのミノタウロスが弓を射ったが、零は翼で軽く払いのけると上昇し、
上空から輝く弾を相手に食らわせた。
その弾は1体にあたって弾けると卯一帯の敵を凍てつかせた。
そのあとミノタウロスは樫の木の杖と金貨や銀貨などを残して跡形も無く消えていた。
ふわりと軽やかに地上に降りた零からいつの間にか翼は消えていた。
そのあとも何度か試みたが成功にはいたらなかった。
戦利品を拾い上げ革の袋に入れ、今日はここで野宿することにした。


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