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人数制限がかかる中でハマスタに駆け付けたカープファンが唖然とした。8回二死一、二塁。桑原が叩きつけた打球は、ジャンプした 塹江敦哉 のグラブを越えて大きくバウンドした。菊池は猛チャージ。ほぼセカンドベースの横あたりで、ジャンピングスローを試みようとダッシュしながらグラブを差し出したが、打球はグラブの土手に当たって前にこぼれた。すでに俊足の桑原は一塁ベースの手前まで迫っており、たとえ捕球できてパーフェクトな送球があったとしても一塁でアウトにできたかは微妙な打球だった。 場内のカープファンが息をのんだが、公式記録員はエラーと判定。スコアボードには「E」マークが灯った。 これは、ただのエラーではなかった。菊池にとって2019年9月16日のヤクルト戦(マツダ)以来、2シーズンぶりのエラー。昨季は、503度の守備機会を無失策で終え、二塁手としては史上初の「守備率10割」の偉業を達成していた。オフには二塁手として 辻発彦 の7年連続を超え、8年連続のゴールデングラブ賞を受賞していた。 結局、満塁のピンチを切り抜け無失点に抑えたこともあって、菊池はベンチに帰って笑顔を見せていたが、さぞショッキングな判定だったに違いない。ヤフーのトピックスにも「無失策記録ストップ」が取り上げられた。「エラーがニュースになる男」は、それだけでもプロフェッショナルだが、納得がいかないのが広島サイド。
複数のスポーツメディアの報道によると、試合後、佐々岡監督は「捕っていても捕っていなくても、1番打者なら厳しい。ちょっときつい判定」と不満を漏らしたという。

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