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yume1483

yume1483

2011年01月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

 1枚目 連絡船の客を待つ、ツゥクツゥク。
 2枚目 海で遊ぶ子どもたち
 3枚目 カラフルな漁船

 さて、言葉もわからないタイの小さな町。
 散髪屋のいすに腰掛けた私は、その後どうなったのでしょうか。

b-IMG_9203.JPG

「イーブン?(日本人?)」
と尋ねられたように思うので、私は鏡に写ったおねえさんに、にっこりほほえんで頷きました。

次に白い清潔そうな布を首に巻いてくれましたが、これは全く日本と同じです。
少し心の余裕ができたので、目だけを動かしながら、改めて店内の様子や鏡の前の備品をチェックしていきました。
 どこを見ても私の町の散髪屋さんと大差ありません。何か大丈夫そうに思えてきました。
 鏡の中のお姉さんは、手鏡で頭の後方を写して、
「○△□◎♪×※◆○△□◎♪×※◆○△□◎♪×※◆カー?」
「???????…?…」
カットの具合を確認してくれているのでしょうか。
意味不明です。
「意味がわからない」という言葉もわからない。
「おまかせです」という言葉もわからないのです。

私の今伝えられる言葉は

仕方なく、にっこり微笑んで
「ローノイカップ!」


b-IMG_9192.JPG

 鏡の中でにっこり頷いてお姉さんは、電気バリカンを手にスイッチを入れブラシで刃先の点検です。
 そして、いきなり側頭部からバリカンで刈り上げていきました。
 日本では、はさみで形を整えながら切りそろえていってくれるのですが…。

 しかし、それを伝える言葉はもう、もちあわせていません。
 その間に、バリカンの音も快調に右側頭部はもみあげも含めて刈り上げ終了し、後頭部の刈り上げにかかっています。

 散髪にくる前に、息子に
「歯医者で間違って歯を抜かれたら、取り返しはつかないけれど、散髪でどんな風になってもひと月もすれば元通りになるよ。」
と豪語してきたのを思い出し、覚悟を決めた私は、目をつぶることにしました。

 おねえさんと私の沈黙はしばらく続き、タイ語のテレビの音声と快調な電動バリカンの音だけが響いていました。
 薄目を開けて、鏡を見るとお姉さんは真剣な面持ちで、もう一方の耳の周辺を刈り上げています。
 慎重に両手を使って、何度も何度も刈り上げていきます。
 この意味のわからない外国人の散髪を失敗して、国際問題になってはいけないという緊張感…そんなことないよね。

 途中で何度かおねえさんは話しかけてきました。
 結局そのたびに何もわからないので、にっこり微笑むだけの私にあきれたのか、コミュニケーションも深まらないまま散髪は終了。
 さて、できあがりはいかがでしょうか。
鏡の中のおねえさんは、手鏡で後頭部から側頭部を見せながら、少し心配そうな顔で私を見ています。
 できあがりを文で説明するのは難しいのですが、とにかくきれいに刈り上げてあるのですが、「少し」と言ったからか、上の方の髪はほとんど切ってない状態
とでも説明すればよいのでしょうか…。とにかく、はさみの使用は皆無に近く、バリカンのみで仕上げたのですから…。
 なんだか、お坊ちゃま風??

 でも、私は即座に、にっこり微笑みながら
「コップンカップ」(ありがとう)
と言いました。

 おねえさんは、ほっとした顔で
「○△□◎♪×※◆○△□◎♪×シャンプー○△□◎♪×※◆○△□◎♪×?」
と尋ねました。
 シャンプーは別料金なのだがどうするかということなのでしょうか。



 長くなってきたので、シャンプー編はまた、明日と言うことで…。





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Last updated  2011年01月15日 11時06分59秒
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