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売り場を見歩いているときに、餃子の皮が値引きだったり豚ひき肉が特売だったりすると、つい買って帰って焼き餃子を作りたくなります。春巻の皮が安ければ棒焼き餃子を作ります。ふだん買う餃子の皮は「大判25枚入り」ですが、4人家族から家内との2人暮らしになった当初は、餃子を作るのに苦労しました。25個作れば2人では多すぎるし、適当に包むと中途半端に皮が余ります。最近ようやく12個か13個に収めることができるようになってきました(^-^!)。余った12枚か13枚の皮は、重ねたままラップでくるみ、密封袋に入れて冷凍すれば、冷蔵庫での自然解凍で次回も使えることが分かってきました。それまでは余るのも数枚といった半端な枚数ですし、冷凍するという知恵もなかったので、焼いて食べていました。餃子の丸い皮で「ピッツァ丸ゲリータ」、シューマイの四角い皮なら「ピッツァ角切りータ」といった具合です。もちろん、トマトソースやバジリコの葉を使った本物の「マルゲリータ」ではありません。今回は「丸ゲリータ」です。フライパンを熱して油を薄く引き、いったん火を消します。餃子の皮7枚を敷き詰め、それぞれにケチャップを落としてスプーンの背で広げ、スライスチーズを折りながら7枚か14枚に細かくして上に乗せます。粉末のバジリコを振りかけて、点火します。チリチリ言い始めたら弱火にし、チーズが軟らかくなるまで熱したら、できあがりです。おやつやおつまみになります。とはいえ、今後は餃子の皮は半端には余らせないつもりです。
2024年08月12日
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6月下旬にコロナ陽性になり、尼崎の重症患者向けの病院に入院していた義母は、芦屋の病院に復院し、退院のめどが立ってきました。それに伴い、わたしも飲酒を再開しましたので、先週はブログを書くヒマがあまりありませんでした(^_^;)。加えて、毎週見ている俳句の番組(プレバト!)が2時間半の特番だったので、家でも3日にわたって録画を見ながらチビチビやっていました。外でも飲み食いしているので、アテは乾き物かとろろ昆布あたりで充分です。亡父が晩酌の際、アテが尽きてもう少しほしいときに、小皿にとろろ昆布を山盛りにし、しょうゆを少しだけ垂らして熱いお湯を掛け、よく練って食べていました。お湯なんですが、父は「♪おしょゆー掛けてー、お茶掛けてー」と歌いながら(おしょゆーは「ゆ」にアクセント)練っていました。食事時の汁物(とろろ昆布のおつい)にも重宝するとろろ昆布ですが、水屋にあるものの、あまり出番がありません。おむすびにまぶしても美味しいかなあと思います。
2024年07月15日
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今年はお正月のあと、すぐに成人の日の3連休が来ましたが、その連休明けの最初の弁当はミックスサンドイッチにしました。正月だからパンを食べる人が少ないというわけではないと思いますが、朝に買い物に行って、その日が期限のサンドイッチ用パンが半額で売られていたら、それは「買い」です。冬場なので、消費期限を1~2日過ぎても大丈夫でしょう。1日あたり10枚切りのパンを5枚使いますが、計10枚分の耳は次の週末の3時のおやつになりました。これまでたいてい、パンの耳はフライパンで炒ってバターを絡め、塩を振っていましたが、どうしてもバターの付く所と付かない所が出てきます。そこで今回はオーブンではありませんが、鉄板式の魚焼きグリルにパンの耳をびっしりと並べ、弱火でじっくり焼いてみました。5分ほど焼いて、きつね色になったものを取り出し、焼きの浅いものは中央部に並べ直して、さらに2分焼きました。するとラスクのようにカリカリになり、バターやジャムで楽しめました。
2024年01月25日
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久しぶりに肉豆腐を作りました。薄切りの牛肉と豆腐(焼き豆腐)、長ねぎ、えのきだけなどを一緒くたに煮る方式もありますが、今回は肉を砂糖としょうゆで炒りつけたら取り出し、そのだしで肉以外を煮る、という方式の肉豆腐にしました。牛肉を炒めるときにごま油を使ったので、こうばしい香りがして、美味しくいただけました。その煮汁が少し残りましたので、わたしが翌朝、ごはんを加えて雑炊風にしました。亡父はこれを「犬めし」と呼んでいました。うまみが溶け込んだ牛肉の煮汁ですが、砂糖やしょうゆでややくどい味付けです。ここにごはんを加えて少し煮たら、仕上げにウスターソースを掛けるのがわが家流です。余った煮汁も捨てずに食べてしまおうという、電子レンジもなかった時代の知恵なんでしょう。ちなみにこれは「犬めし」ですが、ごはんにかつおぶしとしょうゆを掛けると「猫めし」と呼んでいました。ほんとうにペットに与えると塩分が毒ですが、一格低い食べ物という意味なんでしょうね。
2023年06月18日
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梅雨入りを前に、家内が庭のプランターを整理しました。うち1つには冬の間から大根と二十日大根が植わっており、大きいものではわたしの顔の高さぐらいまでトウが立って、いくつも花を咲かせました。それを全部抜いてしまいました。大根葉はいくらか食べていましたが、根っこの大根は、プランターだからか肥料の問題なのか、ほとんど育っていません。一番大きな大根は、実に縦に大きな裂け目があり、その他の単3電池ぐらいのを5本だけ収穫しました。繊維ばかりでバシバシだろうなと思いつつ、なんとか食べようと工夫します。皮をむき、ひげ根が生えているあたりを削り取ると、断面が「8の字」のようになりました。大根なますというわけにもいかないので、薄い輪切りにして、キャベツのピクルスを参考に、酢漬けにします。小鍋にお湯60ccを沸かし、沸いたら酢30ccと切った大根を加えて火を止めます。冷めたら冷蔵庫に入れます。食べられなくはなかったですが、スが入って、シガシガの食感でした。
2022年06月11日
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晩に家でお酒を飲むときは、こってりとしたアテは要らないので、おかきや豆菓子があればいいのですが、ついウイスキーをお代わりし、酒量が進むと、家にあるアテのレパートリーが尽きることがあります。そんなある晩、乾物入れにとろろ昆布を見つけました。だしやお湯を掛けて「とろろ昆布のおつい」にしても美味しいですが、適量を小皿に取り、しょうゆを少し垂らしてから、熱いお湯を少し掛けてよく練ると、お酒のアテにちょうどいい一品になります。父は夕食のときに、日本酒の燗を1合飲むのが通例でした。たいてい、アテとして、他の家族より1品多くおかずが出ていましたが、あまりいいおかずが無いときなど、とろろ昆布を出してもらって、「♪おしょゆー掛けてー、お茶掛けてー」と歌いながら練っていました。大阪弁では醤油は「おしょゆー」(ゆにアクセント)と言い、実際にはお茶ではなく熱湯でしたが。わたしも父を思い出してとろろ昆布を練り、少しずつちびちびとなめてアテにした次第です。
2021年11月13日
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ふつうの食パンは5枚切りとか6枚切りなどですが、家族で時間差がある昼食に備えてミックスサンドイッチを作ろうと思い、10枚切りのパンを買って、耳をぎりぎりに落としました。パンの白い部分はサンドイッチにし、そちらは写真も紹介も省略させていただきましたが、残ったパンの耳は香ばしく炒めていただきました。最後にバター風味を付けましたので、おやつの時間に食べたときも、残ったものを夜にウイスキーのアテにしたときも、美味しかったです。フライパンに油引きでごく薄く油を塗り、最初は中火にして、パンの耳を空炒りします。色づいてきたら弱火にして、水分がじゅうぶんに飛んで、カリッとするまで空炒りし続けます。仕上げには弱火のまま、フライパンの中央部を空けてバター適量を置き、溶けてきたものをすばやく混ぜて、全体にバターを行き渡らせました。焦げないうちに火を止めたら、さらにしばらく混ぜ続け、できあがり。食べ残しはラップをするなどして、湿気を防いで保存しましょう。
2021年06月04日
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わたしが暮らしていた30年前には聞いたこともなかった「えびめし」というのが、岡山名物なのだそうです。節分の丸かぶりずしと同じく、眉唾の名物だと思いますが、長男がお土産に「創作新和風 えびめし 炒めごはんの素」というのを買ってきました。せっかくなので日曜日の昼食は、家族4人揃って、この「えびめし」という名のソース味チャーハンをいただくことにします。写真で見ると驚くほど黒いですが、これはカラメル色素を使っているからですね。元々は東京のカレー屋のメニューで、郷里に戻ってきた人が岡山市で広めたそうです。えびめしの素にはフリーズドライの小えびとたまねぎが付いていて、まずこれをお湯で戻します。煙が出るまで熱した中華鍋に油を多めになじませて、2個分の溶き卵と、その上に4人分のごはんを加えたら全体をあおって返し、強火で炒め続けて卵チャーハンにします。ここへどろっとした粘り濃い調味液を加えて全体を混ぜ、えびなどの具とねぎを混ぜれば、できあがりです。せっかくのパラパラの卵チャーハンに、半分の(1袋分の)調味液を加えた時点で、色がめちゃくちゃ濃いし、ねちゃっとするし、調味液もう1袋はどうしようかと考えたのですが、せっかくのお土産なので、箱に書いてあるとおりに全部加えて作りました。ドミグラスソース、ウスターソース、カレー粉、カラメルなどが混ざった濃い味付けで、スパイシーな後味だけは口の中に残りました。ただ、えびの存在感は全くなく、えびに気の毒な調理法だと思いました。
2021年04月07日
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ブロッコリーを買うと、捨てずに食べているのがブロッコリーの軸です。皮は繊維が硬いので、しっかりむきます。これを乱切りにしてみそ汁にしたり、ある程度の厚さの輪切りにしててんぷらにしたりします。今回は、薄い輪切りをさっと湯がいてから、ごま油としょうゆであえてみました。中国の漬物のザーサイ(搾菜)に外見は似ていますが、食べてみると軟らかく、優しく、全くザーサイのようにはなりませんでした。あえ物ですから、仕方がありませんが。
2020年10月04日
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腸の内視鏡検査に備えた食事制限が始まりました。いわゆる「うどん生活」です。油と繊維と粒がダメなため、うどんか食パンの白い部分を主食とし、卵、豆腐、プリンなどで栄養を摂ります。もちろん卵といっても油はダメなので、卵焼きや炒り卵は作れず、釜玉うどんやかき玉うどんにします。なぜかバナナはOKなので、バターもマヨネーズも使わず、ただ単にサンドイッチパンに薄く切ったバナナを挟んだだけのバナナサンドイッチもときどき作っています。今回の写真は、それより前にふつうにサンドイッチを作ったときに、切り落としたパンの耳を炒めたものです。食パンの耳は4辺ありますが、その長さをそれぞれ半分にし、フライパンで空煎りします。水分が飛んで香ばしく色付いてきたら、バター適量を溶かして全体に絡め、塩を振ってフライパンをあおるなどして、まんべんなく味付けをします。カリッと仕上がれば美味しいです。お茶うけや酒のアテになりますが、ジャムなどを追加で塗っても美味しいです。
2020年09月21日
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冷たい麺類が美味しい季節になってきたので、昼食は天ざるにしました。午前中に買い物に行って、帰るやいなや、てんぷらに取りかかります。殻をむいて腹に何か所か切れ込みを入れ、揚げても丸まらないようにしたえび、さつまいも、ゴーヤー、新たまねぎなどを順に揚げると、水溶き小麦粉がいくらか残ります。最後にこれを油の中に流して揚げると、大きさはその時により違いますが、平たい揚げ物(わが家で言うBP=バーバ・パパ状のもの)ができます。今回はみんな天ざるだけで満足してしまい、比較的大きくできたBPが残りました。BPには味が付いていませんので、何かを掛ければ食べられます。そこで別の日に、ピッツァ丸ゲリータではありませんが、ピザ風にしてみました。4つに切ってケチャップを塗り、スライスチーズを4つに割って乗せ、乾燥バジリコを振って電子レンジで30秒加熱。ピザソースでなくケチャップなのが哀しいですが、チーズがとろけて、ただBPを食べるより美味しくなりました。
2020年06月25日
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「コロナ禍」と言うんでしょうか、この1か月、新型コロナウイルス感染症の蔓延を抑える目的で、無用な外出や接触の自粛が公的に言われ、わたしがよく行くシャンソニエ(シャンソンバー、ライブハウス)も休業を余儀なくされた所が相次ぎました。そんな中でわたしは、ほぼ毎日おリョオリの日記を更新できた一方で、営業を続けている大阪キタのバーや居酒屋、スナックに足繁く通い(「巡回」し)、半ば冗談ですが「『無観客営業』を阻止」してきました。サラリーマンはともかく、日給制の人や自営業の人は苦しい時期が続くと思います。あるマスターが言うには「どれだけ常連さんを抱えているかが、その店の死活を左右すると言っても過言ではない」と。そんな話を聞くとなおさら、「巡回」を続けなければいけないかな、と自分を駆り立ててしまいます。今回紹介するのは、そうして「巡回」しているうちに、「これ飲んでみて」と頂いた、日本酒の発泡酒です。度数はビール並みの5度、通常の日本酒の1/3です。150ccの瓶をよく冷やして注ぐと、勢い良く泡が出て200ccのグラスからあふれそうになります。治まってから飲むと、特にキリッとした感じもなく、日本酒独特の辛さやコクも少なく、香りをかすかに感じるぐらいです。日本酒にはもともと発泡性のものや微炭酸のものがあり、それを売りにしている蔵もありますが、この製品はいかにも「薄めた日本酒」のような感じがしてしまい、日本酒になじみのない層へのアピールが目的だとしても、疑問を感じました。
2020年03月31日
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博多に勤務していた2008年の秋に、ひょんなことから会社に弁当を持って行き始め、そのあと東京-大阪-東京-大阪と転勤を重ねても、もう10年以上も弁当を持参し続けています。医者の曰く:「昼もがっつり定食を食べて、夜も好きなだけお酒を飲んでいたら、あなたの身がもちません。せめて昼を軽くしましょうか」ということで、昼は500ccのタッパー1杯分だけを食事とする代わりに、夜は何を食べて飲んでもよい、という、医者との取引が成立しました。500ccのタッパーなら、何を詰めても最高で500kcal止まりだそうです。のりを敷いた乗せ弁当を作ることが多いですが、焼きそばや焼きうどん、卵丼の日もあります。単身赴任でなく大阪では、強い火力で鉄の中華鍋が使えるため、チャーハンを作ることもよくあります。きょうはチキンラーメンチャーハンでした。これは、1袋の1/4~1/6のチキンラーメンを砕き、チャーハンに混ぜる代わりに、塩、こしょう、中華だしの素は使わない、というチャーハンです。煙が出るまで熱してから油を入れてなじませた中華鍋に、割りほぐした卵1個分を流します。すぐに温かいごはんを乗せて、ポンとひっくり返します。ごはんを崩して強火でよく炒めますが、今回はここで砕いたチキンラーメンを加えて一緒に炒めます。卵やごはんがほのかに茶色くなったら、細かく切ったピーマン、ねぎ、かにかまぼこを加えて炒め合わせ、最後にしょうゆを少し加えて香ばしさを付けます。弁当を昼に温め直すと、全体がよくなじんでいました。
2019年10月31日
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2005年1月にこのブログを始めたばかりの頃に書いた「ピッツァ角切りータ」の、丸いバージョンです。結局、シューマイの皮かギョーザの皮かの違いなんですが。でも当時のものを読むと、皮1枚あたりスライスチーズ1/4枚を使っているようです。今回は、ケチャップを薄く伸ばしたところに乾燥バジリコと粉チーズを振っただけで、油をごく薄く引いたフライパンで弱火で焼くのは一緒ですが、豪華ではありません。チープなパリパリ感は楽しめるかと思います。
2019年06月09日
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だいたい毎日作って会社に持っていっている弁当ですが、ごはんのときもあれば、パン(ミックスサンドイッチ)のときもあります。サンドイッチパンは値引きのときのみ買うことにしており、耳を落とした12枚切りのパンが6枚入ったパックが2つつながっています。具は決まって、レタス、スライスチーズ、薄焼き卵、薄切りハムで、パン6枚にマヨネーズを螺旋状に垂らし、このうち3枚に上記の4種類の具を乗せて、挟んだら、半分に切ってできあがりです。たまに、10枚切りの食パンが安いときもあります。このうちの半量(5枚分)でサンドイッチを作ったこともありますが、昼食にはちょっと量が多かったので、耳を落とすことにしました。そうした10枚切りのパン10枚分の耳が集まると、これをパンの耳カレーにします。深皿にレトルトカレーを入れ、ふたをして電子レンジで温めておき、食べやすい長さに切ってフライパンで空煎りしたパンの耳をあえます。量は充分。カレーが好きなので、その点でも満足です。
2019年03月06日
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日本で初めて即席麺のチキンラーメンを発明した日清食品の安藤百福さんをモデルにした朝の連続ドラマが放映されています。わたしは、物心ついたときにはラーメンといえば、お湯を掛けたり鍋で煮たりして戻すインスタント麺だと思っていました。ラーメン屋や夜鳴きの屋台の、中華麺のラーメンを食べたのは、大人になってからです。即席麺の中でも、チキンラーメンの味は体にしみついているのか、たまに無性に食べたくなってくる不思議な魅力があります。入浴後、寝る前になったころにおなかが減ってきて、ちょっと何か食べるか飲むかしたいときがあります。きょうはお酒はやめとこうか、というときには、お菓子よりも何か温かいものを食べると心が安らぎそうですが、ちょうどこの日はチキンラーメンの買い置きがありました。でも1袋食べるのは量が多いように思われたため、丸い麺を半分に割り、もう半分は残しておこうと考えました。でも、袋に入ったまま半分に割ると、ぼろぼろになってしまったのです。残り半分は半月形の麺を残せました。そこで、食べる半分は、ええいとばかりに粉々にし、浅い鍋(丼用の小鍋)に水250ccとともに入れて煮立てました。それだけだとさびしい(わびしい)ように感じられたので、卵1個を落としてよく混ぜて固めました。それがこのリゾットのような夜食です。ここに青ねぎ1本を手でちぎって加えると、栄養面も彩りもいいのですが、残念ながら冷蔵庫にねぎはありませんでした。ラーメンですが、スプーンでいただきました。
2018年12月24日
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家でときどき麦めしを炊きます。健康のためというよりも、そのぷりぷりした食感が好きで、白米に押し麦を混ぜて炊きます。たいていは米1.5合に麦0.5合を混ぜて炊飯器で炊き、蒸らしが終わったら全体をさっくり混ぜてから、よそい分けていただきます。ところが麦めし好きの長女が「麦ばっかりのが食べたい! いっぺん麦だけで炊いて!」と言います。さすがに押し麦ではそれは無理かと思ったので、別の方法を考えました。米1合+麦1合で炊いたのです。米1合を洗米し、炊飯器に移します。押し麦を1合加えて、2合の目盛りまで水を注ぎます。さっと混ぜて、普通に炊きました。炊き上がりは、麦が表面に集まっています。この表面の麦だけを、長女の茶碗によそいました! 残りの麦めしは、さっくり混ぜて家族の分にしました。これは普通の麦めしです。長女は食感を楽しみながら食べているようでした。押し麦も、炊くと普通の粒のふっくらとした麦になるので、それだけを食べても違和感はないのでしょう。
2018年10月09日
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暑い日もあれば肌寒い日もあるという、安定しない梅雨の気候が続いていますが、スーパーの売り場でラムネ味のわらび餅を見つけました。「何だこれ?」と思って、最初は通り過ぎていたのですが、そのスーパーは200円で1ポイントというシステムを採用しているため、ある日“値段合わせ”につい、この青いわらび餅を買ってしまいました。最近はかき氷のブルーハワイなど、青い食べ物も忌避されなくなりましたが、青いものはやはりイロモノの感があります。買って帰って冷蔵庫で少し冷やし、おやつに食べてみました。そもそも「ラムネ味」というのは何だろうと思っていましたが、炭酸がはじけるような風味を加えた、砂糖とレモン(正確にはクエン酸)の味だということが判りました。そして、青い色はクチナシ色素だとのことです。ごく薄く、透明感のある水色に着色されているだけなので、ブルーハワイなどのまっ青な色素に慣れていれば、さほど違和感はありません。食感も、まあ、わらび餅に近いものでした。子どもの頃はわらび餅といっても、もうワラビ粉ではなく、じゃがいもなどのでんぷんを使って、大きな鍋で暑いさなかにふうふう言いながら練って作ったものでした。砂糖を混ぜたきな粉をまぶして食べたものです。最近はアガーという材料を使って、より透明感のあるわらび餅が作れるようです。今回の「ラムネわらび餅」はワラビ粉と加工でんぷんで作られたもので、青い味と色が独特でした。粉末ジュースの素(今もあるのか?)を掛けてみたくなりました。
2018年06月22日
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単身赴任先から大阪に帰ったときは、たいてい「休み」なので、朝食はパン、ごはん、麺など家にある物を食べています。深夜に帰宅した翌朝、家内が「冷蔵庫に肉みそが余ってるんだけど」と言いました。見るとほんの少しです。昼食にみんなで食べるために作る料理に使うには少ないので、朝食に食べてしまおうと思いました(何用の肉みそなのかは聞きそびれました)。炸醤麺(ジャージャンメン)にするには中華麺がなかったので、刻んだきゅうりをごはんに乗せ、温めた肉みそを掛けました。ジャージャンハンは、わたしの造語です。
2017年10月07日
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さて、「すき焼き」を楽しんだあと、さらなるお楽しみは「犬めし」です。これはわたしの父がそう呼んでいたものですが、すき焼きの残りの鍋にごはんを入れて少し炊き込み(おじやのようにして)、仕上げにウスターソースを少し掛け回して食べるもので、これぞまさしくB級グルメです。昔は電子レンジやラップ、タッパーがないので、すき焼きは鍋ごと冷蔵庫で、煮汁と食べ残しを残しました。これを「もったいない」と食べるための手段だったと思います。すき焼きの煮汁は、元々がしょうゆや砂糖で濃い味になっているうえに、牛肉や野菜のエキスも加わって煮詰まっているために、めちゃめちゃ濃い味付けです。犬めしには、できれば肉やねぎの食べ残しが少しあるといいのですが、今回は幸いにも糸ごんにゃくを残してあります。これを具に加えて、ごはんを投入し、煮汁がなくなるぐらいまで煮詰めて、できあがりです。しょうゆ味ですが、さらに下卑た雰囲気になるよう、ウスターソースは必ず垂らしましょう。
2017年03月01日
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新聞に折り込まれていた某ハンバーガーチェーン店のクーポンチラシに、フライドポテトがサイズにかかわらず同額とあったので、品川駅近くのインターシティまで出かけて、Lサイズを買ってきました(北品川はハンバーガーや牛丼などのチェーン店はほとんどない町です)。そのまま食べたのでは芸がないと思い、レトルトのカレーを掛けていただいた次第です。ジャンキーな見てくれですが、じゃがいもはカレーの具でもあるので、そんなに変ではありません。この、太いマッチ棒状のフレンチフライドポテトは、ハンバーガーチェーンが日本にやって来てから一般的になりました。それまで「揚げ芋」といえば、いもを一口大に切って揚げたものが一般的でしたし、スナック菓子にも薄切りのポテトチップス(ポテトクリスプ)が出回り始めていました。フレンチフライは、揚げ方が浅いと水分が抜け切らずに全体がくにゃりとしてしまいますが、ある程度時間をかけて揚げると、表面がカリッとして、食感が良くなります。「お持ち帰り」してきたフライドポテトは、それだけで食べられるぐらいの塩が掛かっていますので、キッチンペーパーを敷いた上に出し、余分な塩と油を落としてから皿に盛りました。温めたカレーを掛けて、すぐに食べるか、しばらく置いてポテトがしんなりしてカレーとなじんでから食べるかは、自由だと思います。もっとも、食べているうちにしんなりしてくるものですが…。これで一食をまかないましたが、Sサイズなら酒のアテにもなるなと思いました。
2016年12月10日
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揚げ物をしたついでに、バナナを揚げてみました。このブログでは商品名を書くことはほとんどありませんが、今回はあえて記します。売り場に「甘熟王」という大きく立派なバナナが出ていたので買ったのですが、子たちが食べてみると「固くてゴリゴリ」で、甘みも全然足りませんでした。少し腹が立ちましたが、なんとか工夫してみようと思い、熱を加えれば甘くなるだろうとの考えから、揚げてみた次第です。ただ、市販のバナナチップのようにカリッとは揚がらず、クニュクニュになりました。でも、驚くほど甘くはなりましたが…。
2016年03月13日
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スーパーに「桜もち天」とあったので、何だろうと思って買ってみると、なんと桜餅のてんぷらでした! ひなまつりにちなんだメニューなのでしょうか。いやいや、そんなものは聞いたことがありません。食べてみると、まさしく餡の入った桜餅、それも道明寺粉を使った関西風の桜餅でした。桜の葉っぱごと揚げられており、葉っぱごと食べないといけません。以前に伊丹の串かつ屋さんで赤飯の串かつを食べたことがありますが、それ以来の衝撃的な味でした。
2016年03月02日
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関東だけでなく、鉄板焼き屋でお好み焼き、焼きそばなどとともによく目にするようになったのが「もんじゃ」です。不定形の緩いお好み焼きと思われているかもしれませんが、わたしの解釈では、これは「野菜炒めのソース味あんかけ」です。キャベツ、もやしなど、あり合わせの野菜をフライパンで炒めて、ハムやちくわなど蛋白質系のものもお好みで加え、水溶き小麦粉にウスターソースを加えたものをぶちまけてよくかき混ぜ、とろみをつけて煮立てれば、できあがり。専用のハガシ(コテ)がなくても、スプーンで食べればOKです。
2015年09月15日
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中3の長女がこの夏、学校からオーストラリアへ短期留学に行き、ケアンズで2週間暮らしてきました。ホストの家族ともそこそこ英語で会話ができたそうで、結構なことです。お土産をいろいろ買ってきたなかで、特筆すべきはこの「ベジマイト」でしょうか。長女いわく「オーストラリアではみんな食べてるけど、旅行者はほとんどが『まずい』と言うらしい。でもわたしは美味しいと思った」とのことです。ならば、どんな味か、わたしたちも食べてみましょう。向こうでは朝食のときに、まずパンにバターをたっぷり塗り、アボカドもたっぷり塗り、そして小指の先ほどのベジマイトを塗って、挟んで食べるのだそうです。そこで、わが家も夕食をサンドイッチにしました。ハムやチーズや卵、きゅうりなどを用意し、アボカドとスモークサーモンのサンドイッチ(パンにはバター多め)に、ベジマイトを塗ったものと塗らないものを作り、食べ比べてみました。長男は少し嫌がっていましたが、家内もわたしもOKな味でした。ベジマイトは瓶入りもあるそうですが、長女が買ってきたのはチューブ入りです。イースト菌の抽出物が主成分のようで、ビタミンBの補給にいいそうですが、そのままだと少し塩辛く、独特の臭みも少しあります。でも、多少コクがあります。日本でもビール酵母製剤の栄養補給剤「エビオス」などがあり、それに近い感じもしますが、考えてみると、もしかしてこれはオーストラリア人にとっては、日本でいう「味噌」に当たるような食品ではないかと思いました。
2015年09月05日
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最近チーズを食べていないな、と思っていたとき、値引きの食パンを見つけたので買ってしまいました。その8枚切りのパンは、4枚ずつ、ハム、チーズ、きゅうり、スモークサーモンを挟んで、サンドイッチを2回作ってなくなったのですが、残ったのがパンの耳です。ふと思いついて細かく刻み、フライパンで空煎りしてから、温めたレトルトカレーに加えて、混ぜました。これが意外や意外、パンの耳がカレーを吸って、とてももちもちした食感になりました!
2015年08月22日
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さて、さわらの南蛮漬けもそうですが、揚げ物を作ると、小麦粉が余ったりします。今回は魚にまぶしたので、もう小麦粉入れに戻すわけにはいかず、水で溶いて揚げることにしました。てんぷらに使った水溶き小麦粉なら、濃さを調節するために、粉を足すこともあります。今回の余った粉には、食後のデザートにでもなればいいかと考えて、砂糖を加えて揚げました。わが家で「バーバ・パパ状のもの」=「BP(ビーピー)」と呼ぶ、不定形をした揚げ物です。
2015年01月26日
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さて、4人前の牛丼に卵の黄身を乗せたため、白身が4個分余りました。そこで、これに塩を少しだけ混ぜてよく溶き、焼くことにしました。以前も、白身が余ったときは、白身リッチな卵焼きにしたり、目玉焼きもどきを作ったりしましたが、今回は過去最多の4個分です。かきたま汁にするにも多いと思い、焼いた次第です。使った鍋に応じて、直径12cm、厚さ1.5cmのものができました。さて、これをどのように食べたか。また明日の書き込みをお楽しみに!
2015年01月11日
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愛媛県今治市の「まかない飯」発祥と言われる焼豚玉子飯ですが、焼き豚でもハムでも少しあれば手軽に一食作れるので便利です。ごはんの上にそれらを乗せて、さらにその上に目玉焼きを乗せれば、もうできあがり。今回は、ほかのことをしている間に、目玉焼きが焼けすぎてしまいましたが、本来は半熟ぐらいが食べ頃です。焼き豚のタレがあれば良かったのですが、今回は家にあるなかで「たこ焼きソース」を掛けました。甘めで、まずまずといった感じです。
2015年01月07日
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さて、山かけそばで人数分(3人分)の卵の黄身を使ったので、白身がその分余りました。また、別に作ったかぼちゃの煮物もあります。そこで、目玉焼き(もどき)を作ることにしました。白身は、硬い部分を少し溶きほぐしたら、強火で加熱して油をなじませたフライパンにざっと流して、弱火にします。かぼちゃは、5ccの計量スプーンに3つ分を取っておき、少しマヨネーズで緩めて扱いやすくしてから、白身の上に置きます。フライパンの縁にお湯を少し注ぎ、ふたをして白身が固まれば、できあがり。3等分して皿に分け、めいめいが好きな調味料(しょうゆ、ソース、マヨネーズなど)でいただきました。
2014年09月10日
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かつては関西でしか売っていなかったチキンラーメンですが、今では各地で手に入るようです。これは喜ばしいことだと思います。わたし自身、後発のほとんどの袋麺と比べ、質の高さは実感しているからです。…で、今回は、その麺を“調味料”として使ったチャーハンです。この配分ですと、けっこう薄味で美味しいです。溶き卵1個、ごはん1人前、粉々に砕いたチキンラーメン1/4個のほかは好きな具材を用意してください。ほかに調味料はいっさい不要です。中華鍋またはフライパンを強火で熱し、煙が出たらサラダ油を全体になじませて、溶き卵を入れます。すぐにごはんを入れ、鍋をあおって天地を返したら、卵とごはんをよく炒めます。本来のチャーハンですと、ここでごはんの水分がじゅうぶん飛ぶまで炒めるのですが、今回はここで刻んだ野菜と砕いたチキンラーメンを加え、炒めます。焼き豚やハムなどの肉類も加えてください。チキンラーメンを、ほかの具材の水分でいくらか軟らかくしようという魂胆です。さて、ふつうのチャーハンにしたら、炒めすぎたかな、と思うぐらいが、このチキンラーメンチャーハンのゴールです。実はわたしは、弁当にして数時間後に食べたので、乾麺のコツコツした感じは全くなくなっていました。砕かれたチキンラーメンも、具材と一体化した感じでした。作ってすぐに食べた場合には麺のパリパリ感が残るかもしれません。その分たぶん、調味料の溶け出しは弱いわけで、わたしは麺がクニャクニャになったほうがいいと思っています。
2014年05月29日
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先日、とあるお店で出てきたおつまみセットに、小さなサイコロにして味付けをしたまぐろが入っていました。銀紙で包んで、両端をねじってあります。正式には何と呼ぶのか知りません。まぐろの角煮というと、もっとしっとりとした、おかずになるような大きさの煮物を想像します。まぐろキューブとかツナピコ、まぐろセロなどというのは、きっと商標でしょうね。まぐろセロのセロはセロハン巻きから、ピロは両端をねじった形が枕のようだからだそうです。このまぐろセロは、わたしが小さい時分からありましたが、その頃はいわゆる「乾き物」のおつまみのなかでも、蛋白質系の高価なものかと思っておりました。実際はどうなんでしょう。半端な身を細かく切って醤油と砂糖で煮付けてあり、もしかしたら包装代のほうが高いのかもしれません。また、子どもの頃は、金色包装と銀色包装のは味が違うのか?などと思っていましたが、これも実際どうなのか。実体を知らないだけに、わくわく感は今もなお消えません。時折寄る居酒屋で、はまちやよこわ(まぐろ)のあらの煮付けを注文すると、骨付きの身にまじって、いかにも前日売れ残ったか?造りに切った形そのままで煮付けた身がよく入っています。高く売れずに安いあら煮きになって…と、いつも哀しい気分になりますが、もしかしてまぐろセロも…と思わずにはいられません。わたしはお魚はたいてい好きで、まぐろセロも口の中にいいだしが広がるような感じで大好きなんですが、塩分には注意しないといけませんね。
2014年01月12日
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このところ格闘しております…かぼちゃの種に。かぼちゃの種が食べられることは知っていますし、家でも何度か食べようと試みたことはありました。ただし、種の殻は食べられるとはいえ、繊維がきつくて美味しくない。殻をむけばいいのかもしれませんが、やせた種だと、何粒むいても得られる実はごくわずか。労多くして…というむなしさで、家では捨ててしまっていました。そこへ中国土産として、袋入りのお菓子としての種をどっさりといただいたのです。一般に、かぼちゃの種は、わたをよく洗い流して天日で干すなどして乾燥させると、種の殻の周囲の膜のようなものもきれいにはがせます。それを(1)殻をむいてから炒るか(2)炒ってから殻をむくかすれば、中の緑色の皮をした美味しい実(仁)を食べることができます。面倒だといって、殻ごと食べようとするには、よほどよく乾燥させるか、パリパリによく炒るかしないと、やはり食べづらいようです。ただし殻をむくのは面倒で…と第1段落に戻ります。今回いただいたお土産は、殻をむくしかないのですが、1つ1つ食べているうちにコツを会得してきました。種の周囲を「12時の方向」から「6時の方向」まで、前歯で少しずつ噛み切って破り、殻の片側をむき取ります。またはキッチンばさみで周囲を切ります。このとき、実自体が2枚に割れやすいので注意が必要です。慎重に両側の殻を取ると、ぶじ可食部が残りますので、ようやくいただけます。骨が折れますが、1日20粒ほど、ぼちぼちいただいています。
2013年11月09日
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冷蔵庫に、たこもあって、こんにゃくもあって…さて、こんな時はたこ焼きにでもするといいのだけれど、実は卵メインのおかずが何か1品欲しいところ。卵をふんだんに使った明石焼き(たこ入り・たっぷりのダシ入り・卵焼き)にしようかとも思いましたが、冷蔵庫にはほかに紅しょうがも、ねぎもある。それなら、ちょぼ焼き(風)を作ってみましょうか、ということで、初めて作りました。もっとも、くぼんだ鉄板はないので、フライパンでの平焼きですが。たこの足は適当に刻みます。こんにゃくも同じぐらいの大きさに切り、さっと茹でこぼしておきます。ねぎ、紅しょうが各適量も刻みます。卵2個に対して小麦粉大さじ4ぐらいと、じゃがいも中1個を用意します。小麦粉を固めに水で溶き、卵を割り入れてよく混ぜ、さらに皮をむいたじゃがいもをすりおろして加え、生地の完成です。たこ、こんにゃく、ねぎ、紅しょうがも投入し、よく熱したフライパンに油をなじませ、何回かに分けて弱火で両面を焼きます。ちょぼ焼きは、所々をくぼませた鉄板に、こんにゃくやねぎなどの具を乗せ、水で溶いたメリケン粉をちょぼ、ちょぼと垂らして焼いたものが始まりです。粉を多く流し、隣のくぼみとくっついてしまうと、1枚の大きな平焼きになる理屈です(ただし、平焼きの表面にはくぼみの跡が残ります)。お好み焼きのようにソース味でもいいのですが、今回はおかずだったので、ぽん酢でいただきました。お好みで、マヨネーズや七味を掛けても、美味しいかと思います。
2013年05月30日
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わたしが小さい頃、すき焼きの残りの汁で父が作って食べていたものです。いや、作るのは母ですが、できあがりにソースを掛けて、父だけが美味しそうに食べていたのを、わたしは羨ましそうに見ていました。そしてついに、実現です(^o^!)。…昔は、すき焼きの汁や若干の具が残ると、すき焼き鍋のままひと晩おいておき、翌日の昼に温め直して食べました。今よりも冬は寒く、しかも台所は石敷きの土間でしたから、冷蔵庫に入れる必要もなかったのでしょう。すき焼きの具は、牛肉のほかは長ねぎ、糸ごんにゃく、麸ぐらいなものです。そのうち、犬めしには麸は余分だったらしく、温め直したものを時々おかずにもらっていました。それ以外の具と汁に、冷やごはん2膳分を入れ、しばらく煮込んで、できあがり。甘辛い味付き飯ですが、父はソースを掛けて味を引き締めていたようです。残り物ながら、肉とねぎのエキスが凝縮されており、さぞ美味しかったでしょう。犬めしという命名は、きっと父の照れ隠しですね。きょう、わたしも作って食べました。実は、ゆうべのすき焼きは、あまり残らなかったのですが、それでも一部を汁ごと卵でとじて弁当(500ccタッパーに入れたすき焼き弁当)に。残りが犬めし用でした。この犬めしを食べていて、そうそう、昔は、すき焼きなど味の濃いものを食べたあとは、父はよく砂糖湯(さとゆ)を飲んでいたなあ、と思い出しました。しゃっくりに効くという砂糖水ではなく、砂糖湯です。甘いコーヒーなどでないあたりが、時代ですね。
2013年01月28日
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実は期限切れの沖縄そばのだし(お湯で薄める用)がずっと残っており、気になっていたのですが、今回、それにラーメン用の「鶏ガラ塩味」のたれ(同)とインスタントラーメン(塩味)の粉末調味料を合わせて、これで麺をいただくことにしました(かなり無茶ですね(^o^;))。沖縄そばの汁は、かつお風味が利いているので、もしこのだしを使わなければ、かつおだし+薄口しょうゆをラーメンのたれに加えれば、やはり沖縄そば風になるかも…と思いました。麺はきしめん。沖縄そば本来の黄色い平打ち麺はなかなか手に入らないので、同じく平たいきしめんで代用です。具は、焼き豚の薄切り、厚焼き(沖縄風に言えばカステラかまぼこ)の薄切り、刻みねぎ、せん切りの紅しょうが。彩りは負けていません。麺を茹でて丼に取り、麺の上に具を並べたら、ひたひたに汁を張って、できあがり。おかげさまで?あまり主張しない味のスープだったせいか、量も多くなかったせいか、思ったより違和感もなくいただけました。インスタントラーメンは、たまに麺だけを使って焼きそばを作り、調味料を残したり、またはお湯を150ccぐらい少なめに作る代わりに、調味料を半分だけ使って、残りを捨てたり置いておいたりします。粉末なら、いろいろ転用可能かと思い、つい残してしまうのですが、このとき重要なのは、塩味かしょうゆ味かみそ味か、元はどんなラーメンだったのかが分かるようにしておくことですね(^o^!)。単にお湯で溶かして、スープとしていただいてもいいんですが。
2012年12月23日
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さて、土曜と日曜と、2日がかりで仕上げた「たらわた」を、月曜日に「朝倉のお母さん」に持って行きました。もともと今回のたらわたは、「料理好きなはなだんなやったら、作れると思うから、いっぺん作ってごらん」と言われ、博多料理のお店をしているママの「お母さん」から、干した硬いのをいただいたものでした。しばらく忙しくて、台所に置いたままでしたが、ようやく調理したので、作った証拠にと、小さな容器に入れて、お店に持って行きました。まず「あ、にんじん入れたん?」とママもお母さんも大笑い。ごぼうや昆布を入れることが多いとネットで見ましたが、そこのおうちでは何も入れずに、たらわただけで煮くそうです。さらに、みんなに食べさせると言って、奥へ持って行き、わずかばかりのたらわたを、お店の料理人さんらに食べてもらったと言います。素人の料理をプロに食べさせるなんて、と冷や汗が出ました。お母さんの感想は「醤油が控えめやね。うちのはもっと辛いよ」。お母さんに言われたとおり、黄金糖を使ったことを言うと、満足そうな顔をされていました。醤油以外はおとがめ?無しで、やれやれ良かったと思っていると「今度はこれで『がめ煮』を煮いてごらん」と言って、ママが瓶に入った九州の醤油をくれました。みそや醤油は地方によって味が異なり、四国や九州は関西に比べても甘みのあるものが多いようです。まだ使っていませんが、ふだんの醤油と同じように使うと、コクが出そうな気がします。さいわい近所にも売っていた「焼きあごだしの素」も家にはあります。少し醤油濃いめで作ってみましょうか。
2012年04月18日
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福岡県朝倉地方や大分県の山間部で、お盆の時に食べる郷土料理だそうです。たらわたは、鱈のえらと、消化管のうちの胃を干したもので、たらい(胃)、たらちゅう(冑)、たらおさ(筬)とも呼びます。グロテスクな外見、触るとチクチクして痛く、「1~2日かけて水で戻すとき、ドブのにおいがするよ」とおどされていました。実際には1日半、起きている間は何回も水をかえて、多少やわらかくなるまで戻しましたが、思ったほど悪臭はありませんでした。さて、水で戻したものを切り分けるのがひと苦労。消化管はむちっとしてますが、切りやすいです。問題はえらで、3cm程度に骨ごと断ち切るのですが、おろし金のように痛い部分もあり、そこだけは包丁で削り落としました。ようやく細かくすると、1時間かけて茹でこぼし、水をかえて再度茹でて、今度は砂糖、酒、醤油で調味します。茹でている間、切り干し大根のようなひなびたにおいがします。たらわたは、ごぼうや昆布と煮き合わせることが多いそうですが、お盆の正式な行事でもないので、にんじんを具にしました。昆布の代わりに昆布茶を加え、臭み消しにはしょうがでなく、季節の山椒を使いました。途中で水飴の代わりとして黄金糖を3粒加え、溶けるまで底にこびり付かないように注意して、やはり1時間かけて煮含めました。仕上げにさしみ醤油少量を加えてさっと混ぜ、火を切って、できあがり。冷めてから食べてみると、胃は味がしみてイカのよう。ピラピラしたえらは、口に入れて骨だけ出すと、あとはちゅるっと溶けるぐらいやわらかく、味わい深いです。海辺の村で身を食べてしまったあと、えらと胃を「これ、美味しいから」と山の民にくれてやった、との由来もあるようですが、お盆の行事食・ごちそうとして、代々受け継がれてきた素朴な味わいがありました。朝倉出身の「お母さん」に感謝です。 ※写真は、(左から)水で戻す前、戻したもの、煮付けたもの、です。
2012年04月15日
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豚ひき肉200gに下味をつけ(ごま油大さじ1、しょうゆ大さじ1/2、砂糖大さじ1弱、おろししょうが適量、ナツメグやクローブなどの香辛料少々)、よくこねます。粗みじんにして肉と同量になるぐらいのキャベツか白菜を用意します。キャベツなら大きな葉で4~5枚分、白菜なら同じく2~3枚分でしょうか。青ねぎかにら適量は刻みます。肉と野菜をよく混ぜ合わせたら、ギョーザのたねができました。今回は、ここに刻んだうどんが入ります。…うどん?大阪は北摂の高槻が発祥とされている「うどんギョーザ」です。レシピを続けますと、うどん1玉は、濡らした包丁で縦8つ横8つぐらいに粗く刻み、これをギョーザの種に加えたら、つなぎに小麦粉大さじ1~2も加えてよく混ぜます。これを小ぶりな小判形にまとめて、しっかり手で結び(10個ほどできるでしょうか)、油を充分に引いたフライパンに並べて焼きます。中まで火を通すので、上下を平らに作り、ふたをして弱めの中火で焼きます。水は差しません。ときどき様子を見て、片面に焼き色がついたら裏返し、ふたをしてもう片面も焼きます。両面とも焼けたら皿に取り、酢じょうゆなどでいただきましょう。いかにもB級な感じのするメニューです。でも、これは「ギョーザ」と呼べるのでしょうか。確かに、ギョーザのたねを作ってからは小麦粉由来のものしか加えていませんし、それを鉄板で焼いてますし…、「腹に入れば一緒」という理屈でしょうか。ただし、味はそこそこです。酒のアテにもなりそうですね。
2011年09月18日
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佐賀県発祥のメニューだと聞きます。以前に書いた沖縄県発のタコライスと、いくぶん似ています。いずれも平皿かカレー皿に、ごはん-肉-野菜-ソースの順で積み重ねた丼形式で、おかずとごはんを一品にしてしまったようなものです。シシリアンライスの語源は定かではなく、諸説あるようですが、有力な説もないので紹介は控えます。どちらかといえば作りやすいメニューなので、佐賀県人でなくても、お昼ごはんあたりに作ってみてもいいかもしれません。タコライスはひき肉を使いますが、シシリアンは薄切り牛を焼き肉のタレで炒めたものを、ごはんに乗せます。タコの野菜は千切りレタスやダイストマトですが、シシは細かくちぎったレタスのほか、きゅうりやトマトなどを適宜使います。タコはサルサソースという辛い調味料を掛けるのに対し、シシは市販のマヨネーズを格子模様に掛けるだけ。なんだかシシリアンのほうがお手軽というか自在というか、やる気のなさ?が浮かび上がってくるような気がします。タコライスは「タコスのごはん版」として企画された物なのに対し、シシリアンライスは、たぶん料理人のまかない飯だったという出自が影響しているのでしょう。「あり合わせ」「洗う食器は極力少なく」「見てくれは軽視で『腹に入れば一緒』的考え方に支配」されているのが、シシリアンライスなのです。さあ、そうと判れば、彩りにいり卵を作る必要もなく、刻みたくあんでもしば漬けでも好きな物をトッピングすれば良いのですから、気軽に作りましょう!
2011年02月24日
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焼きそばの「スパゲティー風」かもしれません。豚肉やキャベツを具にして、焼きそばを作り、1人前を皿に盛ったら、その上にスライスチーズを乗せて、電子レンジでチーズがとろけるまでチン!して、できあがり。とろけたチーズを麺にからめていただきます。お正月早々これかよ、という感じですが、普段の焼きそばにもうひと工夫して、ちょっと濃厚な風味で食べてみようかな、という向きにはお奨めです。食べるときは、フォークでなく箸でいいでしょう。せっかく、スパゲティー風にするのだから、具もピーマンやたまねぎを多めにしましょう。また、添付の粉末ソースを使うにしても、少なめにしておき、主にケチャップとウスターソースで味付けすれば、チーズとも相性がいいかもしれません。薬味に、バジリコやタバスコを使うスパゲティー寄りの選択から、青のりやラー油を使って非イタリア風に仕上げる方法まで、いずれもOKです。チーズも、とろけるタイプでなくてもかまいません。熱をかければ、たいていのスライスチーズは溶けてとろとろになります。また、チーズを2枚使うときは、中央に1枚乗せ、もう1枚は縦に4つに折ってちぎり、中央のチーズの4辺の周りに置きます。3枚なら、中央に乗せた以外の2枚を2つ折りにしてちぎり、やはりバランス良く置いて、レンジにかけます。…とまあ、こんな感じで、2010年もおリョオリを綴っていきますので、よろしくお願いします。
2010年01月08日
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博多や福岡の屋台が発祥の食べ物とされます。焼きそばが食べたくなったお客が注文したが、麺はラーメンしかなく、そこでラーメンを炒めて出したというのです。ラーメンの麺にもいろんな太さがありますが、福岡の長浜ラーメンは特に番手が細く、太めの冷や麦ぐらいです。それでいてコシがありますから、炒めて食べても美味しいでしょう。具は、もやしやチャーシューを使えば本当に「焼いたラーメン」ですが、実際はキャベツや薄切り豚肉が主になります。 一般に焼きそばはソース味ですが、中華料理ではしょうゆベースの味付けになることがあります。焼きラーメンは、炒めた上にラーメンのたれを少し乗せ、お湯少々でゆるめたもので味付けします。仕上がりにニラを加えて軽く混ぜ、皿に移してごまをたっぷり振り、紅しょうがを添えていただきます。ラーメンにごまと紅しょうがを入れるのが博多流です。とんこつスープのこってりした味に合うのかもしれません。ご来博(来福)の際はぜひ食べられてください。 ……とはいえ、インスタントラーメンがあれば、似たものは簡単に作れます。フライパンに薄く油を引いてキャベツ1枚分の細切りを炒め、水かお湯250ccを入れます。沸騰したら麺を入れ、1~2分煮て裏返してほぐし、水気が少なくなれば添付の粉末スープを半分弱(ここが肝心!)入れて、よく混ぜます。全部入れると味が濃すぎます。さらに炒めれば、できあがり。他の野菜や肉を入れても可です。とんこつ味などでお試しを。残った粉末スープは捨てるか、もったいなければマグカップにあけ、お湯200ccを注いでお吸い物にでも。
2008年08月13日
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20日は小学校の校庭を開放しての地区の夏祭りでした。暑い宵にいろんな夜店が出るなかで、子たちの人気はかき氷。赤いいちご味、黄色のレモン味、緑色のメロン味、透明なガムシロップの「みぞれ」などが昔からの定番でしたが、最近の人気は青いブルーハワイです。ガムシロップに青い着色料と、柑橘系の香料を混ぜてあります。この青いシロップが一般的になったことで、混ぜ合わせればどんな色でも作れるようになりました。味の保証はしかねますが(^_^;)。青は、食べ物としては不自然な色ですが、見た目が涼しげだったり意表を突いたりするのが特徴でしょうか。ラム・ベースのその名も「ブルーハワイ」というカクテルは、パイナップルやレモンのジュースとともに、ブルーキュラソーというリキュールを使い、淡い空色(というか水色)で南国・ハワイの雰囲気をイメージしています。ブルー・ダイキリとかスカイダイビングとか、ラムとブルーキュラソーを使ったカクテルはいくつかあり、相性が良いのでしょう。福岡に住まいするようになってから、海藻製品のおきゅうとをよく食べていますが、ない時はところてんで海藻を摂取しています。ただ、関西人にとってはところてんは酢じょうゆをかけた「ごはんのおかず」では決してなく、甘い蜜をかけた「おやつ」なので、黒蜜をかけていました。先日、ふと思いついて、ところてんに「氷みつ・ブルーハワイ」という真っ青なのをかけると、とてもきれいでした。味はそこそこ。ただ、箸の先が青く染まって閉口しましたが。
2008年07月20日
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焼きめしや焼きそばは、「焼き」とは言っても、実際は炒めめし、炒めそばです。博多には焼きラーメンという、ラーメン用の麺を使った炒めラーメンがありますが、わたしはまだ食べたことがありません。でも、今回書く焼きカレーは、炒めカレーではありません。それだと、カレーチャーハンになってしまいそうですね。どんなものかというと、グラタン皿のような耐熱容器にごはんを盛ってカレーを掛け、それを天火で焼くのです。まさに「焼き」カレーです。この焼きカレーは博多が発祥だと聞きます。確かに、よそではほとんど見かけません。とはいえ、もしカレーの上にチーズが掛かっていたら、カレードリアになるでしょう。そこからチーズを抜いたものが、焼きカレーです。もっともお店によっては、チーズをトッピングした焼きカレーもあって、カレードリアとの違いは無いといってもいいぐらいです。普通のカレーライスと比べると、焼きカレーは全体が熱々なのが特徴です。器も熱いのが、時には難点ですが。どうせ熱くするのならと、朝鮮料理の石焼きビビンバ(ビビンバ=混ぜごはんは、正確にはピビン・パプ)に使うような石の器で出てくる焼きカレーもあり、これはごはんにうっすらとおこげができて香ばしくなるので、そこそこ美味しいです。焼きカレーは、カレーの上に卵を乗せて焼き、卵が半熟になった状態で出てくるものが多く、黄身を崩して混ぜるか、固まってから食べるかが選べます。でも、焼きカレーがうまいかどうかは、あたりまえですが、カレーの味と辛さで決まります。焼いてどうこう、というのは、あまり関係しませんね。
2008年04月29日
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ごはんと中華めんを一緒に炒めたもの、というよりも、焼きそばにごはんが混 ざったもの、というほうがいいかと思います。そばめしの本場・神戸では、煮 込んだ牛すじを具にする「ぼっかけ」というのもあるそうですが、とりあえず シンプルに、薄切り豚肉、キャベツ、ピーマンあたりを少量使って、作ってみ ましょう。具も中華めんも、材料すべてを細かく刻んで炒めるのが特徴です。 めんは、1~2人前入りの袋から出さずに!、袋の上から包丁のみね、または 20~30cmの定規で、まな板の上で押さえつけるようにして、刻みます。1人 前の真四角の袋なら、縦も横も6つに切ればいいでしょう。具は粗みじんに刻 みます。量はあまり多くなくて結構です。ごはんは、めんと同量か半量程度を 用意します。フライパンに油を熱し、具を炒めます。炒まったら、刻んだめん とごはんを入れ、よく炒めます。とんかつソースなどで味付けをしましょう。 お好みで、紅しょうがを入れたり、青のりを振ったり、またウスターソースの 瓶の底にたまる香辛料分をよく効かせた「どろソース」を使ってもかまいませ ん。焼きめしと思わずに、焼きそばのつもりで濃い目の味にしたほうがいいで しょう。なお、この「そばめし」、神戸ではポピュラーなようですが、分類を 「B級グルメ」とさせていただきました。わたしには、インスタントラーメン の汁の残りにごはんを入れて食べるのと、大差ないように思ってしまうのです。
2008年04月08日
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小さいころ、近所にお菓子を作る所があって、そこからもらったのか、買っていたのか、家にはよく「やどりぎ」がありました。これは小ぶりな拍子木の形をした和菓子(半生菓子)で、外側は砂糖掛けしてあるのですが、中身はいかにもようかんのようでした。色は赤ワイン色をしたのが多数ですが、中に抹茶ようかんのような緑色のもありました。お茶の味はあまりしませんでしたが。よく食べたのと、味が単調なのとで、そのうち食べ飽きましたが、そのころからどうも怪しいと思うようになりました。まさか売れ残ったようかんを再加工しているのではあるまいか。当時は思いませんでしたが、昨今なら「賞味期限切れのようかんを仕立て直してまた売」ろうものなら、マスコミにたたかれかねません。そんなことはないのだろうと善意に受け取っていますが、あの形状や、加えて「宿り木」という命名も、何やら疑惑をにおわせるような感じです。砂糖掛けのお菓子といえば、小さな餡コ玉に砂糖を掛けた松露(マッシュルームのようなきのこの意)もありました。これは黒餡、白餡、抹茶餡などの色が淡く見えていて、コロコロしてかわいらしいのですが、味は似たりよったりです。ほかには、大豆を焙煎して粉にひき、粉末コーヒーのような風味に加工したものに、砂糖やでんぷんを加えて押し固めたような、落雁かハクセンコのようなお菓子もありました。こんなのを作っている所が、近所にあったのです。
2007年10月04日
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てんぷらなどを揚げると溶いた粉が余りますよね。それをみなさんはどうしていますか。わたしは残すことなく、適当な味付けをしたうえで、まとめて揚げてしまいます。そうして揚げた不定形のものを、わが家では「バーバ・パパ状のもの」=略して「BP(ビーピー)」と呼称しています。所帯を持ってしばらくは、わたしも揚げ物の分量が分からず、粉を大量に余していたのです。最近ではあまり粉が余らなくなり、そこそこの大きさの1コ程度になりました。水溶きの小麦粉に卵と砂糖を入れて揚げると、ドーナツ状のものができます。第1目標はここに置けばいいと思います。野菜天などでなまぐさ物を揚げていないとか、すごく大量に粉が余ったとかいう時には、別の機会におやつとして食べるべく、揚げてしまうのが手です。このとき、粉が緩かったら、あえて粉を足して練り直し、本当のドーナツになるようにするのがコツです。てんぷらを揚げていた数分前までの自分は忘れ、ドーナツ職人に徹しましょう(^_^;)。魚や肉を使った場合で、おやつにするには抵抗がある、という時は、おかずにするべく手を尽くします。揚げ物に使った卵やらパン粉やらも全部混ぜたうえで、「刻んだ紅しょうがを混ぜて揚げる」「ひじきの煮物などが冷蔵庫にあれば、それを混ぜて揚げる」「どうしようもなければ、できるだけ平たく揚げてとんかつソースを塗って食べる」ぐらいでしょうか。最近は何をしても子たちが食べてしまうので、わたしには当たりません。それでもいいのでしょうが。
2006年11月25日
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ごはんの上におかずを乗せ、たれやソースを掛けたものを一般に「丼」と呼びますが、このタコライスもその一種です。トルティージャ(ナンバ粉<とうもろこしの粉>で作った皮)に具をはさんで食べる中南米料理のタコスにちなみ、同様の具やソースを使った丼物です。具は、塩味で炒めたひき肉、刻んだレタス、小さな賽の目に切ったトマト、みじん切りにしたたまねぎなどで、唐辛子を入れたケチャップのようなサルサソースを掛けていただきます。トッピングに、砕いたトルティージャが掛かっていることもあるのは、ご愛嬌でしょう。作り方はさほど難しくありませんが、オーソドックスな丼鉢ではなく、平たい皿か深皿に盛ればいいでしょう。今年の夏に、沖縄のリゾートホテルの昼食で食べたときは、サルサソースがかなり辛かったです。わが家では、子どもにも食べられるように、ソースはケチャップを水で2~3倍に薄め、甘味が分かる程度に砂糖を加えてよく混ぜ溶かしました。たまねぎは生ではなく、ひき肉と一緒に炒めました。また、砕いた「とんがりコーン」がトッピングです(^_^;)。タコスの亜流として始まったかのようなメニューも、各地でファーストフード的に出されるようになって普及し、市民権を得た感じです。似たようなものに、ごはんの上にハンバーグや目玉焼きなどを乗せた「ロコモコ丼」があります。丼物そのものが、生活上の知恵などによる創作から始まっているわけですから、新規参入は歓迎すべきことなのでしょう。ただ、タコとかロコモコとかいった現地の呼称だけでなく、もっと親しみやすい名前が付けば、とも思いますが。
2006年08月27日
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久しぶりに実家へ行ったとき、小腹が減ったので冷蔵庫を覗くと、すぐに食べられそうなものは、茹でてパックになったそば玉しかありませんでした。即席麺をしまってある場所も知らないので、えい、これを食べてしまえ、と、油で炒めて焼きそば(ただし麺は日本そば)を作ることにしました。調味料は幸いいろいろとありましたが、そばの風味を生かすにはシンプルなほうがいいと思い、塩焼きそばにして、醤油を少しだけ加えて香りをつけることにしました。まず、そば玉を1玉あたり30秒程度、電子レンジで温めます。温かくすると炒めたときに、切れたりフライパンにくっついたりしにくくなります。フライパンは火にかけて、サラダ油を多めに入れます。煙が立つか立たないかで麺を入れ、5~10秒静かにしておいて、全体をひっくり返します。ここへコップ1/4~1/3のお湯を入れ、ゆっくりと麺をほぐします。ほぐれたら、水気がなくなるまで炒め、塩で調味します。仕上げに醤油を数滴たらして、さらに炒め、香ばしい香りがしてきたら火から下ろし、皿に盛りつけて、できあがりです。焼きそば特有の麺の歯ごたえ、油と塩だけのシンプルな味、噛むと日本そばの香りとあるかなしかの醤油の風味――具はなくて良かったのかもしれません。せいぜい、刻みのりかかつお節をトッピングするぐらいでしょうか。なお、お湯の代わりにだしを使う、塩味でなくて醤油味にするなど、バリエーションはいろいろと考えられそうです。うどん玉での焼きうどんは、まだいくぶん一般的ですが、日本そばも鉄板炒めのレパートリーに加えてはいかがでしょうか。
2006年05月01日
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大阪では13日から造幣局の桜の通り抜けが始まりました。19日まで、遅咲きの桜を眺めながら“花のトンネル”を歩くのですが、公園にずらり並んだ露店も楽しみのひとつです(こっちがメインだったりして(^_^;))。中でも、小さい頃からよく並んだお店に「東京コロッケ」があります。東京には無いのかな?茹でたジャガイモを皮ごとマッシュにして、小指の先ほどの大きさの玉をいっぱい作ります。これをバットなどで転がしながら、表面に小麦粉をまぶし、油で揚げます。これを串に6コ、7コ、8コと刺して、ソースをたっぷり付けて食べるのですが、何個になるかは屋台の店先のパチンコ台で決まります。玉を1つ貰って打ち、天に入れば8、その他の穴は7、ハズレは6コ、などとなります。子供の頃、たっぷり付けてもそんなに辛くないしゃぶしゃぶしたソースが不思議でした。家で作ってみたときは、揚げ油が低温だったか、ポテトが水っぽかったりしたのか、コロッケが油の中で“爆発”し、さらにソースもどう混ぜ合わせても辛く、さんざんだったことを覚えています。それでも懲りずに、今ならもう少し上手にできるのではないか、などと思ったりもするのですが…… (^_^)。
2005年04月15日
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