母しゃん

母しゃん

第七話  血性破水!!!


一夜過ぎ、朝8時。「ああ・・陣痛こんかった」と目覚め何気なくトイレへ。旦那も
この日は昼から出勤だったので、もう一眠りするかあー・・と布団へ入った。
その瞬間「!!!!!!!!!」  破水である。どんな物かは、一通り頭に入っていたので、特に私は慌てなかった。ただ、本当に水道の蛇口をめいっぱいひねったようにジャージャーでてくるのだ。「あれあれ・・」と思い、旦那に「パパ、破水した。バスタオルと変えのパンツ持ってきて。アンネもー!!」と伝えると、驚いたのは旦那。
飛び起きたかと思うと、状況が把握出来ず、とりあえずバスタオルを私に投げ渡し、パンツを取りに。
しかし、何を思ったか自分のパンツを持ってこようとしたのだ。
「何してんだか・・・」とギャグのような旦那を冷静に見つつ、「慌てんでも子供は産まれんよ」と声を掛けてみた。
やっと、パンツとナプキンを持ってきた旦那が、普段からデッカイ目をさらに大きくして、「血がでとるー!!!!」と叫んだ。
  「???」私には、なんで?なんで?の嵐。でも、おしるしと一緒に破水する人もいるらしいし、とのん気にかまえ、着替えを済ませて、病院へ電話した。
破水が血性と看護婦さんに伝えると、「何分で来れる?」と急ぎ?に聞こえる話方。何かいけんのかな・・・とちょっとだけ考えつつ、向かう事にした。
が、止まらないのは破水。ジャージャー出るわ出るわ、ナプキンどころじゃ追いつかない。しょうがないので、また下着を変え、ナプキンとバスタオルを股に挟んで家を出た。
幸い家から、程近い病院だったので、先生、看護婦さんが揃って待っていた。
「初産なのに、早かったねえ。まだ一週間あったよ」と言いながら内診する先生。
結果、子宮口はまだ2cm位しか開いてないのに、なぜ破水?しかも血性で、という事だった。ただ、陣痛が今から一気にくるのかも・・といわれ、出産準備室へ入院した。が、が、モニターを付けてみると陣痛は来ているというのだ。
「へ?!陣痛きてるの?」と本人の私が驚いた。
看護婦さんも先生も「本当に痛くないの?我慢せんでいいんよ」と言ってくれるが、なんともないのに、ウソは言えない。
ひたすらジャージャー出る破水が気持ち悪いだけで、私はのん気に横になりながら、テレビを見てくつろいだ。
旦那から電話をもらった母・友人がわんさかやって来て、申し訳ない程だった。
しかし、陣痛は一向に感じず、子宮口も開く気配がない。
出産は明日になるかも、と母も家に一旦帰った後だった。旦那だけが付き添い、
夜9時前だったと思う。モニターをとって居る時、胎児の心拍音が時々遅く小さくなっているのに、旦那がきずいた。
と思ったら、先生が部屋に飛び込んできて、「赤ちゃんの心音が下がってるから、
あともう少しだけ待ってみるけど、緊急帝王切開になるかもしれんから。お母さん頑張るんよ。」と話して行った。
どうやら、血性破水は胎盤早期剥離によるもので、自然分娩に間に合わないらしい。
私は、こうして一年に二度腹を切る事になるのでした。


   次回   緊急帝王切開だー!

            お楽しみに






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