暖冬傾向で、ゴルフ場の予約が多い!
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
000000
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
ぎぶみ~でりしゃすちょこれ~と
魔飼いもの(読みきり)
月明かりが照らす静まり返った街の中で男性の声が響き渡る。
街中にある建物の窓が明るく照らされ、町全体が明るくなった。
街の男がふと上を見上げると屋根の上で飛空挺をバックにフード付きのマントを着た少女が立っていた。
「いたぞ!屋根の上だ!」
「あれが最近有名な”狐の目”か!」
街の人々が騒ぎ出す。
すると屋根の上の少女が騒ぎを止めるようにしゃべり出した。
「予告状通り、たしかに宝珠”ライオンハート”はもらった!」
そういうと少女は青白い輝きをもった宝石を上にかかげる。
屋根を見上げている人々を掻き分けて、町長らしき男が出てくる。
「クソッ、私・・いや、この街の宝珠が。」
町長らしき男の言葉で辺り一面がざわざわと騒がしくなる。
しかし、少女は飛空挺から降りてきたはしごにつかまるとそのまま飛び立ってしまった。
「誰か!誰かあいつを捕まえてくれ!」
町長らしき男が叫び続けるが、空に逃げた奴を追うことなんて誰もやろうとしなかった。
すると町長らしき男に少年が一人話しかけてきた。
「オジサン、僕が捕まえてきます。」
「何だお前は?見かけない奴だな。」
「あ~、僕のことはどうでもいい、それよりあの盗賊たちを捕まえてきたら僕の願いを聞いてくれませんか?」
町長らしき男は慌てながら言う。
「ああ分かった!何でもいいから速く捕まえてきてくれ!」
少年はニコッと笑うとその場から姿を消した。
飛空挺に乗り込んだはかぶっていたフードを取り、耳にかかった長い髪をツインテールに結ぶ。
「へっへ~、今回も大漁大漁~♪」
マントを脱ぐとさっさとコックピットへむかって行った。
飛空挺の廊下を歩いていくと、敵襲をあらわす刑法が鳴り響く。
「えっ?まさかさっきの街の連中が!?」
少女は急いでコックピットへと向かった。
少女がコックピットのドアを開くと少女が二人レーダーの前に座っている。
「あっ!遅いよジル!」
「ごめんごめん、ちょ~っと遊んでてね~。」
「理由は後で聞きます・・・今は敵襲に備えてトマホークの準備をしていてください。」
操縦席に座っている少女の話を聞くとジルは主砲の操縦席へとつながるはしごを上っていった。
「さあ出てきなさい!このジル様が打ち落としてあげるわ!」
ジルがスコープを覗き込んで目標を探す。
しかし、追っ手らしいものは何も無い。
「ちょっと~!何もいないわよ~!レーダー壊れてんじゃないの~!」
「そんなはずは・・・まって!主砲の真正面に今いるよ!」
ジルが疑った目でスコープを覗く
すると目の前に少年の顔が目の前に見えた。
「うわぁぁ!」
ジルは驚いて床にしりもちをついた。
そして、また恐る恐るスコープを覗くと少年の顔は見えなかった。
「なんだ・・・気のせいか・・・。」
ジルはホッとして胸をなでおろしたその時、
「あの~」と声をかけられた。
ジルはビクッとして後ろを振り返ると、そこにはマントを羽織った少年が立っていた。
少年が喋りだした。
「先ほど街から宝珠を持ち出したのはあなたですよね?」
「ア、 アンタッ、誰!?ていうか!何処から入ってきたのよ!」
少年がニコッと笑う。
「こちらのことは気にせずに、宝珠だけ渡してください。渡してさえいただければ危害は加えません。」
「盗賊がわざわざ苦労して手に入れたお宝をみすみす渡すわけないでしょ!」
「盗賊は皆最初そういいます。普段だったら早めにやっちゃうんですけど・・・。もう一度忠告します。宝珠を渡してください。」
「だ~から、渡さないって言ってるでしょーが!」
「そうですか。あんまり強引なことはしたくなかったんですが・・・・」
少年がため息を付く
「この飛行艇を落とします。」
少年がそういうと船内が急に揺れだした。
「な、何!?この揺れ」
「多分、あと10分ぐらいで落ちますよ。この船。」
「何でアンタはそんなに平然としてられるのよ!」
船内の揺れがどんどん激しくなっていく。
「最後の忠告です。宝珠を渡してください。」
「わかった!わかった!返すからこのゆれをとめてぇ~!」
少年がニコッと笑うと揺れが徐々に収まっていった。
町長らしき男の屋敷の部屋でジルとその仲間がロープでまとめて縛られている。
「確かに約束は果たしました。約束どおりお願いを聞いてもらえますか?」
町長らしき男が宝珠を持ちながら笑う。
「はっはっはっは、そうだったな。礼だ、何でも言ってくれ。」
「一晩泊めてください。あと彼女たちにも部屋をやってください。縄はそのままでかまいませんから。」
「わかった、すぐに手配しよう。」
町長らしき男はそういうと部屋を出て行った。
「じゃ、僕はこれで・・・」
少年が部屋を出ようとしたその時、
「ちょっとアンタぁ!盗賊を助けるなんて何様のつもりよ!」
そう言われた少年はツカツカと歩き出し、ジルの目の前に立った。
「な、何よ。」
少年は懐に手をやると、拳銃を取り出した。
少年は拳銃をジルに向けるとジルを睨みつけた。
「勘違いしないでください。貴方達は僕の情けで生きていられたんです。そんなに死にたいのなら今ここで殺してあげますよ?」
少年はそういうと拳銃のハンマーを下げた。
「えっ?ちょ、ちょっと、まさか本気じゃないでしょう?」
少年は拳銃の引き金に手をかけて、そして引き金を引いた。
部屋全体にはじけるような音が響き渡る。
少年の持つ拳銃の銃口から、クラッカーのような物が出てきて、それが鳴っていた。
「あっはっはっは、冗談ですよ。それに僕があなたたちを生かしているのはお情けとかじゃなくて、元々僕に殺意はありませんから。あとこれを」
少年はそういうと紙切れを一つ渡して部屋を出て行った。
「何よアイツ・・・」
ジルがそう思うと彼女たちは指定された部屋へと連れて行かれた。
部屋に連れて行かれたジルは少年から渡された紙を広げた。
「これって・・・まさか・・・」
ジルの仲間が声をかける。
「どしたの?紙切れなんか見つめて。」
「えっ?い、いやなんでもないよ!」
ジルが戸惑いながら、紙切れを後ろに隠す。
「そう?そうならいいけど・・・」
「そろそろ寝ますよ二人とも・・・」
ジルたちの部屋の明かりがふっと消えた。
真夜中、丑三つ時が近くなる頃。空には満月が昇っていた。
少年が窓から月を見ている。
「そろそろ時間だね。いい加減おきなよヴァジュ。」
窓際で少年がそういうと少年の背後から黒い影がすうっと出て、少しずつ人型になっていく。
「ナンダ?モウ飯ノ時間カ?ソレトモ俺ニ体ヲヤル気ニナッタカ?」
影がそういうと、少年がクスっと笑い言った。
「なに言ってるんだよ。僕がいなくなったらヴァジュもこの世界にいられなくなって魔界に帰るくせに。」
「ウヌ、ソウイエバソウダッタナ。ソウイエバ宝珠ハミツカッタノカ?」
「うん、とはいってもまだ本物かどうかはわからないけどね。この街の町長さんが持ってるみたいだよ。」
「ソウカ。ン?俺ヲヨビダシタトイウ事ハ、ソノ町長トヤラモシヤ。」
「そ、“魔飼いもの“だよ。ヴァジュのご飯、今回のは結構美味しいかもよ?」
「ソウカ、期待ハシテオクカ。サテ、ソレマデ又眠ルトスルカ。」
「うん、あと少しで始めるからね。」
そう少年が言うと、影はまた消えていった。
ジルは部屋で一人、少年に渡された紙切れを見ていた。
紙切れには、“あとで助けに行くので余計なことは考えないように!”
と書かれていた。
「アイツ、ほんとに来るのかな・・・」
ジルがふと窓に目をやると、ロープがぶら下がっていた。
「あれ?何でこんなとこにロープが?」
ジルが窓越しに外を見ると上からスルスルと少年が降りてきて、「ども!」とジルに声をかけた。
「あ、アンタさっきの!」
「助けに来ましたよ。ちょっと危ないんで下がっていてください。」
少年はそういうと、窓を一回蹴り勢いをつけて窓を蹴り破った。
すると同時に屋敷の防衛システムがウーウーと鳴り出した。
「ちょ、ちょっとどうすんのよ!?」
「そうですね、このまま貴方は二人を連れて逃げてください。僕はまだやることがあるんで。それでは。」
少年はそういうと、部屋のドアを蹴り破り廊下へと出て行った。
「ちょ、待ちなさいって!」
ジルが止めようとするもののすでに少年の姿は見えなくなっていた。
「町長から宝珠を奪わないと・・・にしても何処にいるんだろう。」
少年が走っていると町長の私室と書いた札が立てかけてある部屋を見つけた。
少年はそのへやにに勢いよく入っていくと部屋には町長らしき男が宝珠を持っていた。
「き、貴様!私・・いや街の宝珠を奪う気か!」
「はい、それと貴方のなかに眠っている悪魔も僕たちが食らってあげますよ。」
「ふざける・・な。コノ宝ジュは・・・ワダじのモノだ・・・だ、ダレニモワたさんンンン!」
男がそういうと男の体が徐々に黒ずんで、まがまがしい黒い化け物になった。
「コノマチノモノハ、スベテワタシノモノダ!カネモトチモニンゲンサエモ!」
そう怪物がいうと、いきなり拳を振り回し、攻撃をしてきた。
「シネェェェェ!」
化け物の拳が目前に来たとき少年がボソッと言った。
「ヴァジュ、ご飯だよ。」
すると、少年の足元の影が盾となり、攻撃を防いだ。
「ズイブントオソカッタジャナイカ、マチクタビレタゾ。」
「ごめんごめん、でも言ったとおり豪華だでしょ?」
「味ナドドウデモヨイ、今ハ俺ノ腹が満タセルカドウカダケダ。」
「あそ、じゃバックリいっちゃいなよ。」
「イワレズトモ・・・・」
ヴァジュはそういうと化け物を一口で飲み込んでいった。
「フウ、ジャア俺はマタ寝ルゾ。」
「はいはい、お休み。」
少年がそういうとヴァジュは影に戻っていった。
「さてと、宝珠も手に入れたし、さっさと退散しますか。」
少年は窓をけり破り、外へと飛び出していった。
街のはずれでジルが一人立っている。
しばらくすると、街のほうから少年が歩いてきた。
「ちょっと待ちなさいよ。」
ジルが少年を呼び止め、少年が足を止める。
「なんですか?もう僕に用はないでしょう?」
「いいえ、用事ならあるわ。アンタの持ってる宝珠。それを渡してもらうわ。」
ジルはそういうと短刀を取り出した。
「宝珠? ああ、あれだったらあげますよ。はい。」
少年が宝珠を差し出す。
「えっ?こんなにアッサリ・・・・アンタこれ欲しがってたんじゃ。」
少年がクスクスと笑いながら言った。
「それは僕が宝珠じゃなかったんです。それは原石を磨いた物だったので。」
ジルが呆然として宝珠を受け取る。
「じゃ、じゃあアンタが探してるものってなによ。」
「それを説明するにはまず、“魔飼いもの”という人たちについて説明しないといけません」
「ま、魔飼いもの?」
少年が説明しだした。
「魔飼いものというのは、体の中に悪魔を飼っている人。つまり悪魔と契約した人のことをいいます。それで、悪魔と契約した人たちは強大な力の変わりにその契約した悪魔に自分の何かを差し出さないといけないんです。」
「ふむふむ、ってそれとこれとどう関係があるのよ!」
ジルがツッコミを入れる。
「まあ、落ち着いて。その契約の交換物は契約する悪魔の強さで変わるんです。」
「それで・・・アンタは?」
「ええ、交換物は自分の名前と寿命です。」
ジルが驚いた表情で言う。
「寿命って・・・まさか寿命がどんどん減っていく~。とか?」
少年がクスクスと笑いながら言った。「いえいえ、その逆ですよ。僕には寿命が無い・・・ゆえに死ぬことがない。簡単に言えば“不死身”ってことです。」
「寿命が無いって・・・・アンタ一体いくつよ!」
とジルが問いたてる。
「え~っと、たしか226だったと思いますけど?」
「に、にひゃくって第一、アンタ私と見た目が同じくらいじゃない!」
「それは、契約した時が十代のでしたし・・・そのまま肉体も年をとらずにいるってことです。」
ジルが呆然と立っている。
「と、とにかく何でアンタは宝珠をさがしてるのよ。」
少年が真剣な顔で答えた。
「それは・・・死ぬ為です。」
その時、ジルにはその言葉の意味がわからなかった。それもそのはず、人間にとって死を克服することは夢のような事。なのにもかかわらず、少年は死にたいなどと言っているからだった。
「何言ってんのアンタ、死ぬ為って・・・いいじゃない不死身って人間として最高の力じゃないの!」
少年が深刻な顔で答えた。
「たしかに、契約したばかりの僕もそう思いました。でも、死ななくなったことで手に入れたものなんて何も無かった。手に入ったものは・・・・人間からの罵声や暴力・・・それだけでした。」
ジルは曇った表情で少年を見つめていた。
「だから僕は探すことにしたんです。願いを叶えるという魔宝珠を・・・・」
そう少年が言うとまた歩き始めた。
「だからちょっと待ちなさいって言ってるでしょ!」
ジルの声に反応した少年が振り向く。
「まだ何か?」
「私が付いて行ってあげるわよ。」
少年がキョトンとした顔で起ちつくしている。
「べ、別にアンタのためじゃないわよ!アンタと一緒にいたらいろんなお宝が手に入ると思っただけだから。」
少年がまたクスクスと笑う。
「別にかまいませんよ、旅は人が多いほうが楽しいですから。」
少年はそう言うとまた歩き出した。ジルもそのあとを追っていった。
「そうそう、これからアンタのこと“ツバクロ”って呼ぶことにしたから。毎回アンタじゃ嫌になるでしょ?」
「ツバクロですか・・・・いい名前ですけど、燕って意味ですよ?それ。」
「え?そうなの?」
こうして、二人の旅は始まりを迎えた。この先悲劇が起こることはまだ、誰も知るまいに・・・・
あとがき
へぇ、とりあえず終了です。
まあなんといますか、ハウルの動く城に影響されて作っちゃった小説です。(ハァ!?
のほほんとした主人公“ツバクロ”と今流行り(なのか?)のツンデレキャラの“ジル”でございます。
とにかく、ツンデレを書きたかったので今回ヒロインに採用しました。
とはいっても、ちゃんとツンデレになってるのかどうかは読者様のご判断ということで・・・
次はロボットの主人公かいてみたいと思います!
名付けて!
“ガラクタ☆ヒーロー”
真ん中の星は一体何なんでしょうね?
とりあえず、期待しないで待っておくことをお勧めします。
最後になりましたが、読んでくださった読者の皆様
これからも、ぎぶみーちょこれいとをよろしくお願いします!
それでは今回はこの辺で・・・・・
by おにびときつねび
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
FXデビュー!!!
今月は自慢できるほど稼いでもないし…
(2025-11-21 17:54:11)
競馬全般
有馬記念楽しみッ
(2025-11-23 07:24:34)
一口馬主について
ラヴィニアパーク出走予定(11/23東…
(2025-11-22 21:05:17)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Mobilize
your Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: