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ウソつきは泥棒のはじまり

雑感
アキ
ウソつきは泥棒のはじまり
初めてのハワイでゴルフツアーに参加した時のこと。
運転手兼インストラクターは日系3世の50歳代くらいのT氏でした。
カタコト英語ながら会話も弾み、
とても丁寧に指導をしていただきました。
ほとんど初心者の私にはやさしく教えてくださり、
上級者の友人とは競い合って遊んだり、
とても楽しい時間を過ごしました。


プログラムも無事終了し、大型バンでワイキキに帰り解散。
ホテルの部屋に戻りゴルフの余韻に浸りながら一息ついている時、
友人が財布を入れたウエストポーチを
送迎バスの座席に忘れたことに気付きました。
まだこの時点では「典型的なマネケ日本人観光客ね」と、
自分を笑っている余裕すらありました。
だって、ゴルフツアーの会社は判っているし、
運転手のT氏はあんなにフレンドリーなのだから。


すぐにツアー会社に電話をし、車に忘れ物をした旨を説明すると、
至急調べて連絡するとのこと。
その通り間もなくして電話がありました。

「運転手のTに確認しましたところ、
 そんなバックは残ってなかったと申しております。」

ここまでは、たどたどしい英語で弱気に会話していた友人も、
これには完全にキレてしまい、凄い剣幕でまくし立てました。
しかも、日本語で。
先方も慌てたようで、再度よく調てみると言って電話は切られました。


私達は小型バスの最後部に座っていて、
友人は座ったままポーチを外していたところを私も見ている。
だからその場所にそのまま残っているはず。
よぼどのことがない限り下に落ちたり、
どこかに隠れたりするはずはない。
しばらくしてまた電話が鳴りました。

「Tがもう一度よ~く調べたら出てきました。」

結局中身の財布も無事に戻りことなきを得ました。
すでにカード類は停止していましたが、
幸いアメックスだったのでワイキキの営業所で数時間後には再発行され、
なんの支障もなかったのが不幸中の幸い。
めでたし。めでたし。


忘れものをした私達が一番悪いのだけど、
あんなにフレンドリーで親切だったT氏が
次の瞬間平気でウソをつき泥棒まがいのことをする。
良心的に考えても納得いかない出来事に、
日本との違いを思い知らされました。
やっぱりハワイは外国です。
そして、これもハワイの一面です。






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