コンファレンス３日目
バスの時間が２時半に出るのでそれまで何をしようか、考えた
３日目は、セミナーではなく、デモがメイン。
色んな場所で、問題別にデモがそれぞれ行われ、好きなデモに参加してもいいとの事。
デモには参加しなかった。
日本にいた時、イラク戦争反対！のデモに参加しようかと考えた事もあった。
恥ずかしさに負け、何かと理由を付けて参加しなかった。
デモ。
何かしら行動を起こさなければ、と考えるのは分かる。
デモを否定する人は多いけれど、否定するつもりもない。
ただ、違和感が邪魔をして、デモ参加を私にさせなかった。
何かが違う。
ただ、感情に身を任せて行動すればいいかというと、何かが違う気がする。
会場で、ブッシュを批判してのはがきやカードを見た。
それらは合成されているものも多く、もはや皮肉のレベルではなかった。
CGが使われ、ぶっしゅの頭に穴が開いているポスター、中傷したはがき。
ある一枚のはがきを見て、言葉を失った。
ブッシュとブレア大統領の前に置かれた、桶。
その桶には「イラク」と書いてある。
桶の中には、血。
そして、彼らはその血で手を洗ったのか、
それぞれの手から血を流し、
満面の笑みを浮かべている。
もはや、何の批判をしたいのか、彼ら自身も分かっているのだろうか
目的が少しずつズレてるんじゃないのか
そう感じた。
平和のため、と叫びながら、コンフリクトが起きている。
平和を叫びながら、「地球は僕らの友達」と叫びながら
会場にはおびただしい数の、ポイ捨てされた、ごみ、ごみ、ごみ。
会場から出る時、我先にと、他人を力いっぱい押し、
止める警備員を突破できてうれしそうな人たち。
ブッシュをやめさせろ、
グローバリゼーション、資本主義をやめろ、の声を聞いて感じた
問題の本質的な部分を考えられていない。
物事を成し遂げようとする時に問題がおきた
だからといって、
それをやめればいい、という考えは安易であるように感じた
ブッシュをやめさせ、ケリーが大統領になったからといって、アメリカは変わらない
私は、もっと、根本的なところを見なくては。
ＮＧＯの良いところ、悪いところを見せてもらった今回のフォーラム。
行った価値は十分にあった。
自分の描いていた自分の未来が、また形を変えた。
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