目標 宮沢 章二



力強く歩いて行きたいと思った
くたびれて 
疲れ果てて
自分に負けそうになりながら
幾たびも幾たびも思い直して
もっと力強く進みたいと願った

そして
新しい年が来ると
その新しい年が笑いかけてくれた
汚れていない新鮮な風と光が
いつでも向こうから声をかけてくれた

きみ
目標はきみが選んだんだよ
だから
たとえ 君が目をつむっても
その目標は決して消えないのだよ

自分で選んだ
ひとつの大きな目標が
むこうから
私たちを救ってくれるのだ


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