「カウンセリングを語る」 河合隼雄著



子育てにお役立ちブックス





「カウンセリングを語る」 河合隼雄著 講談社+α文庫

これは、カウンセラーの講座でしゃべったことを大体そのまま原稿にしたものです。

河合先生は、大阪弁なので、それもたまに出てくる。
話は、次々とつながっていくし、
関西人らしくユーモアがあっておもしろい。

カウンセラーは、どうあるべきか・・・というのが
本のテーマなんだけど、
カウンセリングを学んでない人にも、
「こんなうまい生き方もあるよ」ってことを
言ってくれるような本です。

大人も子どももそれぞれに問題を抱えることがある。
そのとき、問題を抱えた人間そのままを受け入れることが、解決につながっていく。

自分についても同じで、問題を抱えている自分を受け入れてあげると、そこから進んでいくことができる。

・・・・といったようなことが、とてもわかりやすく書かれています。

昨年だったかな・・北海道に河合先生が講演にいらしたときも、まるで漫才を聞いているようにおもしろかったのを覚えてます。

関西人が学者になると、わかりやすくておもしろいから、成功する人が多いんじゃないかな~


*追記
2007年7月19日、河合先生が脳梗塞によりお亡くなりになりました。先生は、この本を含め、本当にたくさんの著書から生きる道を教えてくださり、悲しみとともに感謝の気持ちがつのります。先生と同じ時代に生きることができて幸いでした。ご冥福をお祈りいたします。


*追記2
「おすすめ!河合隼雄先生の本」 のページを作成して、これから少しずつご紹介していこうと思います。2007年10月30日





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