はっぴぃらいふ

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死胎児症候群について

死胎児症候群とは?
死亡した胎児組織が母体内に流入し、凝固系異常を引き起こし、様々な合併症を引き起こすこと

死胎児症候群による発症の可能性がある疾患
DIC(播種性血管内凝固症候群)を生じる可能性がある
DICとは→いろいろな基礎疾患に合併して血管内で血液の凝固があちこちで起こる症候群です。このDICは主に4つのステップから成り立つ。
第一は、血管内のあちこちで起こる血液凝固に伴う凝固因子の欠乏。凝固因子が欠乏するので血液は固まりにくくなる。
第二は、血液凝固による臓器障害。ところかまわず血が固まってしまうので、あちこちの臓器で障害があらわれる。脳で血が固まれば当然脳梗塞を起こす。
第三が線溶系と呼ばれる凝固した血液を溶かす機序の亢進。どんどん固まってしまう血に対抗して、固まった血を溶かす仕組みもどんどんあがる。これによってさらに血は固まりにくくなる。
第四が、赤血球の破壊。血管内のあちこちにできた血の塊は赤血球にとってみればじゃまもの。このじゃまものの横を無理矢理に赤血球が通ることにより、赤血球が壊れてしまう。
 このように、DICの状態では血液凝固による臓器障害と、血が固まりにくくなることによる出血傾向の二つの症状がみられる。そして、このどちらが強くみられるかにより治療方針も変わってくる。

※DICは死胎児症候群だけれはなく常位胎盤早期剥離,羊水栓塞,敗血症,弛緩出血等の多量出血などでも起こる可能性がある




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