ゆかママンのハッピーな毎日

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もう1人の天使



2004年1月にお空に帰った樹里ちゃん。
初めての赤ちゃん 欲しくて欲しくてやっと授かった待望の赤ちゃん。
胎芽も心拍も、何も見えないうちに天国へ行ってしまった樹里。
しゃーがお腹で亡くなってると知った時、3年前に樹里とさよならした時の悲しみも押し寄せてきた。

あの頃毎日どう過ごしてたんだろう。ただ、赤ちゃんが早く戻ってきてくれないか、そればかり考えていた。
当時 周囲は妊娠、出産ラッシュ。心から祝えない自分がいた。そしてそんな自分がイヤだった。
その後、夫婦で不妊検査をしようかと決め、7月に調べた病院に通い始めた。
結果的には何の検査をする前に、再び赤ちゃんを授かることができた。それが翔たんだ。
妊娠がわかった時は病院で号泣するほど感動した。

それから無事生まれてくれ、育児中心の毎日。忙しいけどママは幸せでいつの間にか樹里を思い出すことが少なくなっていた。
忘れないよと言ったくせに、産んであげられなかったけど我が子なのに、現実はお空の子よりも地上の子になっていた。
仕方ないことかもしれない。そういうものなのかもしれない。時間が解決ってこういうことなのかもしれない。
でも母親が思い出さなかったら、誰がこの子を思ってくれるというのだろう。樹里にかわいそうなことをした。ごめんね ごめんね。

2004年1月11日 樹里が天使になった日。翌年はお腹に翔たんがいて幸せの中樹里を思っていた。
お腹の子は樹里の生まれ変わりだと信じていたから、今度こそ元気に会おうね、そんな気持ちだった。
去年の命日 その頃は樹里と翔たんは別人って思っていた。翔たんが生まれてもやっぱり樹里を思い出すし
悲しみが完全に消えることはなかったから。でも二人はどこかでつながってる そう思っていた。
そして今年の命日 ママはよりによってその日を忘れていた。
今日で翔たん1歳○ヶ月、とかは絶対忘れないのに・・・。
忘れていた自分にショックだった。

こんなひどい母親だから、2人も育児できないだろうと、神様がしゃーを連れて行ってしまったのかな。
都合がいいかもしれないけど、しゃーのことがあって、樹里への思いも溢れてしまった。
ちゃんと供養もしてもらえず、母親にすら忘れられていたかわいそうな天使。
体が回復したら、2人共お供養するからね。ごめんねずっと放っておいて。どうかもう少し待っていてね。



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