最近は、女性の進出が目立つようになってきた古典芸能の世界。落語界でも女性が活躍し始めているようです。
たまたま届いた「天台宗」の宗務庁が出している 「ともしび」 という小冊子に、 露の団姫(つゆのまるこ) という女性落語家の記事が載っていた。
1986年生まれの彼女、落語との出会いが面白い。
小さい時から”死”というものの恐怖におびえ、死んだらどうなる?身体がなくなったら、私の気持ちは?魂はどこへいってしまうんやろう?と毎日不安に過ごしていたという。
高校生になって色んな本を読み漁ってる中で、”法華経”に出会う。それで釈迦の教えから「死とは何か」「いかに生きるか」を教わり、前向きになれたという。
そして、出家して一生を仏教に捧げたいとまで思うようになる。
それを実現するにはどうしたらいいかと悩んでいた時に落語の歴史の本と出合い「落語の創始者は、江戸時代の”露の五郎兵衛”という僧侶で、仏教の教えを民衆に面白おかしくオチをつけて説法し始めた。」とう話を知り、落語家になろうと決心したという。
それで、高校卒業を機に、露の五郎兵衛(当時は五郎)宅に住み込んで3年間の修行をすることに。
最近は、農ギャルだの山ガールだの若い女性の活動が目立つ。囲碁も静かなブームで、仕事の帰りにゆったりとした時間を碁会所で過ごす女性の姿も増えて来たとか。
タブーが無くなり重しが取れた今、本来持っている素質を如何なく発揮する女性が増えて来るのは当然の、いわば自然現象だ。
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この「ともしび」を読みながら聴いていたレコードが「LEW TABACKIN・DAY DREAM」。
そう、ルー・タバキンの奥さんは世界で唯一の女性ジャズオーケストラ・リーダーでありコンポーザーでありアレンジャーでありジャズ・ピアニストの「秋吉敏子」だ。
2006年に米ジャズ界における最高峰「アメリカ国立芸術基金・ジャズマスターズ賞」に日本人として初めて選ばれている。米グラミー賞に14回ノミネートされるも、受賞は逃している。1929年12月12日生れで、81歳の今も現役で活躍している。
1950年中ごろに単身渡米し、20年のキャリアの後「秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンド」を結成。男でも大変なビッグバンドを率いてその上、オリジナル曲を手掛けるジャズ界の鬼才だ。「孤軍(1974年)」「ロングーイエロー・ロード(1975年)」「花魁譚(1975年)」など等、優れたアルバムを発表している。
「孤軍」は「能」を大胆に取り入れた意欲作だ。
LEW TABACKIN・DAY DREAM
このLPは、A面よりもB面の方がいい。
2曲目の、このアルバムでは唯一の秋吉敏子・作曲のオリジナル曲「インタールード」がいい。タバキンもこの曲だけフルートを吹いていて、硬質で重厚なテナー・サックスよりもフルートの方上手いと思うし、私は好きだ。
音色も良くムードがあって、多くのジャズ・フルーティストと比べてもトップクラスといっていいと思う。クヮルテット形式での秋吉のピアノが、これまたいいのだ。
この曲だけは都合で急遽入った日野元彦のドラムが気にいらず、アメリカで吹き込み直しているのをみてもこの曲に賭ける意気込みのほどがうかがえる。
1976年に来日した時に日本で録音・制作されたアルバム。今から40年以上前のことだ。そんな前から凄い日本女性がいるのだ。
レコードのB面は、A面の影に隠れてやや下に置かれる存在だがB面の方が良いってことは、ままあること。
女性の社会進出は、B面に甘んじていた女性がA面に躍り出てきたということでもある。
今や、どんな場面にも女性の活躍する姿がある。A面もB面もなくなったという事なのかも知れない。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
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