ぶーたろうと車いす

ぶーたろうと車いす

最終日

最終日…ぶうは悲しくて泣きべそ 
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  1. いつも旅の最後は名残惜しくて泣けてくるのだ
  2. 太陽を拝んだのは、最初と最後の日だけで
  3. やっぱりハンバーガー食う!
  4. 成田はやっぱり寒い
  5. 白いご飯にお醤油三昧だよ~ん




 ■ いつも旅の最後は名残惜しくて泣けてくるのだ 戻る

 最後の日。大きな荷物は2つ。集められた後は、すべて機内持ちこみの手荷物になる。あれこれ荷物の振り分けをしている間も、ぶうは悲しくて泣きべそ。いつも旅の最後は名残惜しくて泣けてくるのだ。「また来たい?」「うっっ…言わないでよ、悲しくなっちゃう…」「食べるものなかったじゃない?」「そっ、それはいやなんだよぉ・・・、白いご飯のあるところがいいんだよぉ・・・」「じゃあ、ハワイはいやなんだ」「そんなことないよぉ、悲しいよぉ・・・」何を言っても涙になってしまうぶうであった


 ■ 太陽を拝んだのは、最初と最後の日だけで 戻る

 空港に向かうバスの集合時間まで少しの時間、散策したけれど、夜の嵐の名残で街は水浸し。少し太陽が出ると蒸し暑くて、まるで日本の夏。今回太陽を拝んだのは、最初と最後の日だけで、日焼けの心配もなく、ごく色白のハワイの旅になった。実は、おかあは帽子を忘れてきた。初日に気付いて「すぐ買わなきゃ、ひどい日焼けになる!」と思ったのに、次に帽子のことを思いだしたのは、帰る時だった。 
 ホノルルの街で、ハンバーガーを食べなかったのが心残りだ、とバーガー屋さんに入ったけれど、やっぱりぶうは「やだ、食べない」と言うし、大人二人が食べてる横で子供がむくれてるのもちょっと・・・と結局スルー。

 やれやれ、これでホノルルの街、無事終了。あわただしかったけど、やっぱり楽しかったな。

 ■ やっぱりハンバーガー食う! 戻る

 空港に向かうバスは、昨晩のお土産買いの混雑で予想した通りツアー終了日に当たるらしく、帰る人で満席。手荷物もお土産でふくれてぎゅうーっと詰まった車内だった。

 空港で、出国手続きはスムーズであっけないほど。出国のときのあの厳重な二重三重のチェックはなんだったの!出たらうちには関係ない、ってことね。

 もう搭乗まであと30分という時、「やっぱりハンバーガー食う!だってアメリカに来てハンバーガーも食べたことないんじゃ恥ずかしいださー」とぎりぎりで空港内の「キング・バーガー」へ。もうすぐ乗れば機内食が出るからと、ぶうはほっとく。おいしいかった!食べてよかった、パンはふかふかだしハンバーグはジューシーだし。思えば、パン系はホテルの唯一まともな朝食のとき食べただけだ。


 ■ 成田はやっぱり寒い 戻る

 飛行機は、行きと機種も指定 された席もまったく同じ。しかもほぼ満席で、移動も出来ない。でもホノルル14時30分発ー成田19時着で、日中の移動なので体はずっと楽だった。窓際には行けなかったけれど、モニター画面まん前の5人分の席はうちだけだったのも気楽だったな。

 成田に着けば3月の夜。機内で出かける時とは逆に長袖シャツやトレーナーを着こんだけれどやっぱり寒い。預けた車は出発階のロータリーに時間通り持ってきてくれていたので、すぐ乗りこんで脱ぎ捨てたジャケットを着る。はぁ~、現実は寒いのだ。


 ■ 白いご飯にお醤油三昧だよ~ん 戻る


 家に帰る前に、ぶうのたっての希望、「お刺身定食」の食べられる「網元の店」で季節はずれの膝丈パンツで震えながら夕食を食べた。ぶうはお刺身定、おとうはてんぷら定、おかあは姫御善、お寿司も頼んで、白いご飯にお醤油三昧だよ~ん。成田を出て荷物も置かないうちに、余韻もへったくれもなく「日本」にどっぷりでしたー。

 出る時からばたばたと、落ち着かない旅だったけど、それなりにうちらしく楽しんだ旅だったなー。ハワイとはいえ外国。なんとか、二分脊椎症のぶうでも行って来れた。車いすで知らない国の街を歩いてバスにも乗った。すこーしだけ、家族に度胸が着いたかなぁ、気のせいかなぁ・・・。ま、結果は求めないのが気楽な旅の秘訣かも。またいつか国際空港から旅に出てみたいもんだねー。



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