《アドバンスクラス 第3週》
今週は是非一度はお友達の家や親戚の家などに遊びに行って、知らない場所で訓練をしてみましょう。
普段の散歩時にも、もちろん訓練を取り入れてください。
【オートマティックシット】
犬に「ヒール」を命じます。3歩ごとに止まり「シット」を命じます。
声とともに軽くリードを引きます(犬への合図です)。
5回目は「シット」の命令を言わずに合図だけで座らせ、十分に褒めます。
【ヒール】散歩の途中で4回程度、20㍍の「ヒール」を行ないましょう。
「ヒール」の間、犬は常にあなたに注目しなくてはいけません。
完璧だと思ったら、室内でリードをつけずに行なってみてください。
【シットステイ】散歩の途中で、他人とすれ違う時を利用して「シットステイ」を命じましょう。
すれ違う10歩ぐらい手前の位置で犬を左につけて座らせ、通行人が通り過ぎるまで待たせましょう。
【ダウンステイ】公園やコンビニで「ダウンステイ」を命じましょう。
必ずリードをつけて横についていてください。一分間行ってみましょう。
犬が動いた時にはすぐに「ステイ」の命令を出し、ダウンさせましょう。
【固定した場所での方向転換】ヒールポジションをしっかり教えこむための訓練です。
リードは短く持ちます。
●左向け左…犬を左に座らせます。「ヒール」の命令とともに左足を犬の前を回り込むように出し、右足を添えます。
左を向き終わった時、「シット」を命じます。
●左回りのUターン…左足を大きく前に踏み出し「ヒール」を命じます。
犬の前を回りこんでターンし、もう一歩前に踏み出しとまり、同時に犬を座らせます。
方向転換が終った後、リードを軽く垂直に引っ張って座らせましょう。
(「シット」の命令をしない)
ヒールポジションがずれる犬の場合には、壁などを利用して、正しい位置以外に犬が座れないよう工夫してください。
【ハンドシグナルでの命令】 2㍍程度の距離から
向かい合って命令(シット・ダウン)を行ないましょう。
シグナルを出す前に名前を呼び、必ず注目させてから行ないましょう。
従わない時は、座らせたり、伏せさせたりしてください。
命令を繰り返すことは止めましょう
【歩いている途中でのシット・ダウン】「ヒール」ではなくリードをたるませて持って歩きはじめます。
あなたは立ち止まらずに、犬に途中で「シット」や「ダウン」を命じます。
リードが伸びきる位置まであなたは移動しますが、犬は命令された場所で座ったり伏せたりしていることになります。
犬の位置に戻って、または犬を呼び寄せて褒めてあげましょう。
【呼び戻し】リードをはずし「シットステイ」を命じます。10㍍離れて犬を呼びあなたの正面で座らせます。
この時、犬はあなたの直ぐそばまでこなければなりません。
「ヒール」を命じ、犬を左横に座らせ十分に褒め、リードをつけてください。
もし犬がこの練習に関して完璧な動作ができないときには、リードをつけて練習しましょう。
すなわち、待てない場合には誰かにリードを持っていてもらう、
離れている場合は犬に近づきリードを取り正しい所まで犬を引っ張って座らせる。
「ヒール」もリードで誘導してあげましょう。