もし、イチロー選手を教室にお招きすることができたら、
何を聞きたいと思うでしょう?
(もちろん、まずは、サインや記念写真でしょうが。)
先生になったつもりで考えてみてください。
イチローの数々の記録でしょうか?
ヒットを打つ技術でしょうか?
レーザービームの投げ方でしょうか?
はたまた練習の仕方でしょうか?
もちろん、それも野球選手にとっては、ぜひ聞きたいところでしょう。
でも、将来野球選手にならない、一般の少年少女たちのために、
何を話してもらいたいでしょうか?
そうです。
イチロー選手のこれまでの考え方であり、
困難を乗り越えてきた歴史ですね。
同じように、科学者に出会ったら、何を聞きたいでしょう?
アインシュタイン博士に出前授業をしてもらうことが、
もしできたなら、何を話してもらいたいでしょうか?
小中学校で。
相対性理論の話ですか?
それも、もちろん、興味深いでしょうが、
教師としては、違うところに視点がいくはずです。
そうです。
科学者を本当に、特別なものにしているのは、
彼らの知識ではなく、
それよりは、それらの知識を得るための方法なのです。
科学的な思考プロセスなのです。
そして、その思考方法は、誰もが、有効に使えるものなのです。
少なくとも、論理的に考える能力さえあれば。
そう考えると、今までの科学教育が、
本当のおいしいところを、捨てていたか、
あまり注意を払ってこなかったことに気が付きます。
まるで、アインシュタイン博士にお会いして、
髪の毛のモジャモジャについてだけインタビューしたようなものです。
(うちの奥さんや、ばあちゃんは、ニュースをみて、内容ではなく、
キャスターのファッションばかり気にしていますが)
科学は、哲学であり、美術であり、音楽でもあります。
誤解を恐れずに言えば、一種の宗教でさえあります。
とにかく、あなたの世界への認識が揺さぶられるものです。
その一端にも触れないで、知識の断片だけを提供して
それでテストをして、優劣をつけるなんて、
イチロー選手に会って、彼のファッションだけを記憶させたようなものです。
(ま、それも、興味深いですけどね)
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