日本を取り巻く情勢が、だいぶ騒がしくなってきましたね。
今までノー天気に暮らしてきた分、ガツンと頭を叩かれたかのようです。
これで、日本の世論も国防力の強化などの意見が強くなるでしょうが、
こういう時こそ、国民ひとりひとりの情報判断力が問われてきます。
たとえば、北方領土の件で、アメリカの高官が、日本支持を表明したということですが、
そもそも、北方領土の問題は、アメリカが演出してきたようなもんだ、ということを
忘れては、かえっておかしなことになります。
ヤルタ会談のときの裏取引に端を発していることは、明らかです。
また、戦後、2島返還で平和条約を結びそうになったときに、
4島一括返還を要求させて、対米従属の流れを作ったのは、
アメリカにとって、都合が良かったからに他なりません。
アメリカは、1951年には日本に「歯舞・色丹もあきらめろ」と言っていたのに、
1956年には「歯舞・色丹だけでなく、国後・択捉の返還もソ連に要求しないと許さない」
と迫ったと言われます。
もし、アメリカが最初の主張で一貫していたら、
日本は、1956年に歯舞・色丹の返還だけで満足して
ソ連と和平条約を結んでいた可能性が高いようです。
逆に、アメリカが最初から日本の右派の「4島返還」を支持していたら、
ソ連は1955年に、日本に4島を返還して和平条約を結ぼうと提案してきたかもしれません。
アメリカは、ソ連の出方に応じて日本への圧力のかけ方を変えたのです。
その結果、日ソ和平条約の締結を阻止することに成功したのです。
日本国民は、マスコミや教科書で、4島一括返還が当たり前の正義であると
情報を一方的に流されるので、そうだと思うしかないのですが、
もともと、外交というのは、権謀術数が当たり前、
陰謀やインテリジェンスの上に成り立っているものです。
マスコミというフィルターを通じて発せられるメッセージを
素直に受け取ると、とんでもないことになります。
だいたい、各地で盛り上がっている、反中国のデモも、
インターネットでしか、知ることができない状況です。
私たちは、明らかに情報操作されているのです。
私たちの世界観は、一握りの戦略家に、簡単に操られてしまいます。
科学は、疑うことが基本です。
科学教育に力を入れるとは、
「ああ言えば、こう言う」ヒネクレタ人材を育てるのと同意語なのです。
そして、緊急事態の時ほど、本当の科学的な判断が求められるのだと思います。
国難の時ほど、多角的な意見が必要であり、
ひねくれた人が指導者として、求められます。
総理や外相は、「食えない人物」こそが、ふさわしいと思います。
「素直な」リーダーは、国を破滅に導きます。
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