発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

褒めるために2「ありがとう」でいいんです


「ウチの子、褒めるところありません」って
本気でおっしゃるお母様もおられます。

そんなお母様・・・まじめなんですよね。

善悪の観念がしっかりと頭の中にあって、それに外れていると矯正しないといけないと思ってしまう。矯正できないわが子は、ダメだと思ってしまう。

褒める・・・っていうことができない時は、
まず、「子どもにありがとうと言う」ということに置き換えたらいいと思います。

「ありがとう」と言われると、自分を認められたと思います。
大人だって、うれしいですよね。

たいしたことをしたわけじゃないのに感謝される・・・
「お弁当作ってくれてありがとう」
「起こしてくれてありがとう」
「一緒に寝てくれてありがとう」
・・・当たり前のことなのに、ありがとうと言われると、認められた気がしてうれしいです。



その子を認めることが大事なんです。


何か用事を頼んで、やってくれたら「ありがとう」と笑顔で言う。

「お母さんのおひざにおいで」と言って、来てくれたら「ありがとう」と感謝する。

最後は、「お母さんの子どもでいてくれてありがとう」そんな気持ちに素直になれたら、それを伝えられるといいですね。


褒める・・・も、感謝する・・・も、
相手を認めることなんですね。誰だって認められたらうれしいです。
生きるエネルギーが湧いてきます。

今日は、何回お子さんに「ありがとう」と言えましたか?



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: