テイルズオブザテンペスト


テイルズオブザテンペスト
2006年10月26日発売

この作品との出会いは多分執筆の2年弱前になる。
もっともこの原稿の草稿もその時に考えた奴なんだけども。

妹が買ってきたのが全ての始まりであった。
テイルズシリーズといえばゲーム好きの僕が知らないはずがない。
1994年、SFCのファンタジアに始まり
2008年(執筆時)の現在まで続くロングセラー作品だ。
細かい事とかはwikiとかを参照されたし。

で、このテイルズシリーズは僕も好きで
ファンタジアはやったし
デスティニーもPS2版ではあるがやった、
(PS版も通してではないがやってるが)
他にもエターニア、リバース、デスティニー2と
なりダン2,3、レディアントマイソロジー1,2…

ほとんど携帯ゲーじゃねーかというツッコミは抑えて欲しい。

で、テンペストを手に取った当時エターニアと
PSデスティニーくらいしかプレイしていなかった僕だが
このテンペスト、 超問題児であることはすぐ分かってしまった。

しかし見た感じ面白そうなのだ。

ストーリーは大体こんな感じ。
字数制限もあるんで簡潔に僕が説明します。
詳しく知りたかったらwikiへどうぞ。(他力本願

かつて「世界を破滅させた種族」がいた。
その種族はリカンツと呼ばれ、獣人化する異能を持っていた。
後に「ヒト」が舞台となるアレウーラ大陸の派遣を握ると
脅威となる存在のリカンツに対し、リカンツの存在を
大陸から抹消するべくリカンツ狩りを強行。
こうしてリカンツ達は次々と殺されていった。

フェルン村に暮らす少年カイウスは、村に突然やってきた
瀕死の騎士から赤い結晶「ペイシェント」を渡される。
その直後、村に魔物が現れる。カイウスは幼馴染のルビアと
共に魔物を追い払おうとしたが、カイウスの養父が
リカンツに変身し、次々と魔物を倒していく。
しかしカイウスの養父はリカンツであることを知られてしまったため
村にいられなくなったがルビアの両親に助けられ
家に篭っているよう命令される。

しかしその後、ルキウスとロミー率いる「異端審問官」によって
カイウスの養父は捕まり、養父を庇ったルビアの両親も
ロミーの陰謀により殺されてしまう。
そして、養父の指示で逃げ出した2人、ルビアは両親の仇を取るため、
カイウスは養父を救うべく、そして実の両親を探すため
首都ジャンナへと向かう。

うん、面白そうなんじゃない?
なんか先にプレイした妹は浮かない顔してるけど。

…まぁいい。
妹のことなんざどうでもいいんだ。
僕は僕で楽しませてもらう。




実際プレイしてみると、上記のストーリーの
「看病の甲斐も無く騎士は息絶えてしまう」というあたりで
なぜかもうやり通す自信がなくなる。

プレイ時間にして3分経っていません。



こ…これはやべえぞ…
し、しかしここでうろたえてはいけない!!
ドイツ軍人はうろたえない!!

…で、カイウスの養父はこの後しばらく物語が進むと
ロミーのプリセプツ(いわゆる魔法)により
獣人化させられ戦うことになってしまうのですが
そこにはドラマも何もないことに気が付いてしまった。
気が付いたら親父を抹殺しちゃってました。
さよなら親父!キミのことは忘れないよ!!

ちなみにこのとき実はリカンツだったカイウスが
獣人化できるようになりますがこの先一度も使いませんでした。
噂によると激烈に強いらしいですが。

さて次なる大ボスは先述の 異端尋問官・ルキウス
アルバートとかいうザコい騎士がいた気がしますが
奴のことは忘れました。

さてベタベタな展開で彩られた今作、
どんな展開を見せてくれるかと思ったら
案の定ルキウスはカイウスの弟でした。

そしてコイツの最強の必殺技は ガード。
もうありえない程頑なにガードし続け、
異常な詠唱速度で時々攻撃してきます。
ひたすら無意味な攻撃をし続ける主人公側、
そしてガードするルキウス。



これ、何のゲームだっけ。

あまりのことにゲーム中で
生き別れたいきさつを聞かなかった気がしますがまぁいいでしょう。
ここまで来たら そんなことは些末な事です。

さて、チキン野郎の弟を暴力でひねり潰して
次に待っていたのはリカンツ狩りを始めた 教皇
カイウスの父であることは言わずとも
分かっていただけると思います。

コイツもガードするのですがどっかのチキン野郎程ではありません。
奴の若林君もビックリのガードを突き崩したカイウス一行に
最早敵はいません。(ガード破りに関しては)

教皇を倒すと肉親が敵サイドに多いのが気になった
テンペストもいよいよ大詰め。
最強魔法の習得です。(よく覚えてないけど確かこのへん
二つの最強魔法のうち一つは
命を糧とし、彼の者を打ち砕く「セイクリッドシャイン」
一つは烈風を呼び起こす「テンペスト」…
テンペストってファンタジアだと中級術だったよなあ。
しかも上位のサイクロンがすぐ手に入るから実質役立たず。
タイトルと合わせるために過去作のプレイヤーを
脱力させることを選んだ素晴らしい判断です。


そしてラストダンジョン( 雪山 )を駆け抜け
ついに最後のボス 国王 との対決です。
しかし、コイツは 最後の最後まで正式名称わからなかったなぁ。
このあたりになると僕のやる気は既にオーバードライブ、
負の領域に余裕で突入し惰性でプレイしている状態。

こいつもサクッと撃破しちゃいましょう。
ガキの姿だし実は正体が魔物で100年は余裕で生きているとか
言いますが世の中には500年生きてる吸血鬼だっているんだよッ!!
100年如き何でもないって うわーめっちゃ強いよこいつ。

どこぞのチキン野郎よろしくガードはバッチリな上
テレポートを使用し、さらに異常な短さの詠唱時間で
光属性最強呪文「セイクリッドシャイン」を乱発しておられる。
乱心なさったな!!チクショウ!!!

それでもカイウスの獅子戦吼連射でゲームセット。
同じ技を連射するのを通称「ぶっぱ」っていうんでしたね。確か。

勢いで強いとか言っちゃったけど正直先述のチキン野郎のほうが強かっ…
ハッ!忘れていたけどカイウス達の目的は国王が開こうとしていた
異界との扉を閉じること!!
きっとこの扉から何か出てくるに違いない!
まだ終わっちゃいないんだ!!FF3がザンデ倒して終わりじゃ
なかったように、だ!!

さあ来い!来い!恋ッ!!
ラスボスよ来いッ!!
カイウスの投げたペイシェントが輝く!
さぁ、来い!来るんだァアアアアアッ!!














そのまま扉は閉まっちゃいました。










































ここまでのプレイ時間= およそ7時間

本当にありがとうございました。


エンディングなんざ
吐き気がするほどベタだったことしか覚えていません。
これを見るためにテンペストをクリアしてもいいでしょう。
このエンディングを飛ばしたりする奴は
敵前逃亡とみなして射殺しろ。
救いは曲が格好よかったことですね!
(クソゲーにありがちな最後の砦)

まとめると、全体的に 劣化リバースですね。
しかもただでさえリバースは賛否の分かれる作品なのに。
中古価格ではかなり下位の作品なのに。
料理システムもタッチペン使うなんてクソ面倒な小細工を弄したばかりに
まともに料理できませんでしたし。
テメーを料理してやろうか?



クリア後、テンペストが定価の半額以下で売られていたことは
貴方と私だけのヒミツです。そういうことにしましょう。

余談ですがDS第二弾として出たイノセンスは普通に面白かったです。
追記:DS第三弾のハーツも面白かったですよ!
あと、遅ればせながらカイウス、マイソロ2登場おめでとう。


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