はぴこのいろいろ

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入籍



 プロポーズしてからも、しばらく何も変わらない生活が続きました。

 私は薬を辞め〈辞めた時もかなりグロッキーな気分になった)、仕事も以前と同じように続けることが出来るようになりました。

 一応夢見る夢子さんなので、ひとりで結婚式や披露宴のことを考えたりしていたのですが、彼から開口一言、披露宴だけは絶対やりたくない!の言葉でした。

 それじゃあ、海外挙式にしようということになたのですが、ハワイは私の妹の結婚式で行ったこともあるし、グアムも行ったことがあるので、フィジーなんてどうかしらと思い、ネットで調べてみるととても素敵。

 気分はフィジーと思っていたら、彼が自分の両親を日本人の少ない場所には連れて行けないというので却下。その他却下、却下、却下。どこでもいいよと言うのに、ダメダメばかりで全然決まらない。

 彼の仕事の都合で5月か6月の下旬ということだけは決まっていたのですが、5月6月といえば新緑の季節。新緑といえば軽井沢と思い、気分は軽井沢になり、彼はいいのか、悪いのか分かりませんが、私が軽井沢に決めました。



*式場を選ぶこと*

 私たちは旅行会社の国内ウェディングのパンフレットから式場を選びました。第一候補は予約がいっぱいだったので、軽井沢の空いている式場をツアーデスクに座っているその場で即決しました。

 即決したが故に、どんなところだろうと気になって仕方ありませんでした。あまり情報もなく、即決したことに正直後悔しまくりました。

 後悔しない結婚式するために、せっかく軽井沢に行くのだからロケーション撮影をしようと思い、ネットを通して知った会社に申し込んで式後に撮影に出かけることになりました。

 これが後からトラブルの原因で、式を申し込んだ旅行会社、式場のあるホテル、ロケーション撮影の会社、窓口がありすぎて、しかも会社間の連絡ミスもあったりして、特に金銭面で問題が生じました。抗議の電話で解決しましたが気分はブルーになりました。

 そういう意味で、ブライダル情報センター等を介して窓口一本で自分の希望を伝えていくことはとても合理的で経済的だと思います。でも、新婦さんの希望は時間と共にどんどん高くなるので、強い意志が必要じゃないのかなと思ってしまいました。




*入籍*

 春頃には入籍したいと言いながら、何となく時間が過ぎていっていました。
新居も探していましたが、3月に新築の物件が見つかり、入居するにあたり、籍を入れておいた方がいいだろうと言うことになりました。

 忘れられない日にしたいという思っていたのですが、彼が明日籍を入れに行こうかと言いだし、2004年3月14日それぞれの用事を済ませて、夕方役所に行って届け出をしました。

 その日は普通にご飯を食べました。夫婦なんだと思うと、不思議な気持ちになりました。こんな普通の毎日がずっと続いていって欲しいなと思いました。 


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