Heikの狂暴温泉芸者

Heikの狂暴温泉芸者

この時の訪れ





私は ずっと待っていた・・・

この時が訪れるのを・・・



パープルの色彩で

フィルタリングされた

冬の遊園地



どことなく荒涼とした

とり残された空間

そんな所だったら どこだっていい



チェルノブイリの立ち退き地帯

そんな所もいいだろう・・・




生活が待っている

でも 誰も希望を持っていやしない

褪めた希望は 希望であるしかない

現実にありのまま 実現なんてしやしたら

幻滅を味わってしまうだけ ただそれだけ・・・



このとき・この瞬間が充足されるなら

それを素直に喜ばなければならない



時の流れにたゆたいながら

私はこの時の訪れを 待ち続けていた・・・



冬の遊園地や

チェルノブイリの索漠たる光景の中に・・・






二OO五年十二月十一日


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