B級映画ジャケット美術館

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2020.06.25
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カテゴリ: 沖縄
1909 しに怖い夜


※オモテ面

【スタッフ】
・製作・企画・著作 高山製作所
       楽創舎
・エグゼクティブ・プロデューサー 小林 忠
・プロデューサー 高山創一
■.第1話「トモダチ」
・監  督  松田 正
■.第2話「運転代行」
・監  督  知念だしんいちろう

・監  督  松田 正
■.第4話「波間の女」
・監  督  ベンビー
■.第5話「旧盆帰り」
・監  督  山城智二

【キャスト】
■.第1話「トモダチ」
・松田ゆうな
・賀数美樹
・新本 奨
■.第2話「運転代行」
・しろまゆうた

■.第3話「ピアス」
・砂川英衣
・横山胡桃
・城間やよい
■.第4話「波間の女」

・田場千珠
・秋山ひとみ
■.第5話「旧盆帰り」
・仲間星奈
・城間やよい


※ウラ面

【仕  様】
・型  番  RAK-141
・製作年度  2019年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  株式会社楽創舎
・販 売 元  株式会社楽創舎
・協  力  ----
・価  格  2,400円(税抜)+税
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  ----
・リリース  ----
・収  録   50分
・サ イ ズ  16: 9
・音  声  ドルビー・デジタル
・字  幕  ----
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、
       DVD、セル or レンタル
・映像特典  ----


※ピクチャディスク

【ジャケット】
・オモテ面:脳髄を直撃する
      5編のホラーストーリー!
・ウラ面 :沖縄の笑いの頂点を極めた面々が集結!
      初のメガホンを執り未知の恐怖に挑む!
        ホラーの既成概念を打ち破る
        一癖も二癖もある野心作!

ジャケットのオモテ面は、第5話「旧盆帰り」に登場したチョンダラー。何か狭くて暗い通路のようなところで、口を開けて白い息を吐き出している。霊気か、臭気か、何か不気味な雰囲気が漂っている。ホラー・オムニバスとしては、いい出来映えだが、第5話のチョンダラーとイメージのギャップが……。意図的なんだろうか。(苦笑)
ウラ面は、『オキナワノコワイハナシ』とよく似ている。過不足なく情報が掲載されている。
全体的に、よいジャケットだと思う。来年もリリースして欲しいなぁ。(♪)

【感  想】
「短いエピソードを繋げただけではオムニバスにならない」

一人称で語られた短編で構成されたオムニバス。心霊モノが揃っている。各エピソードの傾向は『オキナワノコワイハナシ』シリーズよりも若者向けだ。何と言うか、視聴者からの投稿や都市伝説、噂話を映像化した感じだった。(第5話だけは別。ちゃんとドラマになっていた)

■.第1話「トモダチ」
ユズキは、バイト先のカフェで中学時代の友人エリカと再会する。昔話に興じるユズキだったが、エリカは昔と変わらず相づちを打つだけ。でも、何かが変だ。二人で撮った画像を送った友人から着信があって、ユズキは衝撃の事実を知らされる。
……というお話し。
定番の幽霊話しだが、仲が良く見える友だち同士でも、「必ずしも、お互いの気持ちが分かり合っているワケではない」という視点を盛り込んだところが、面白い。(これは、夫婦や恋人でも同じだな) エピソードタイトルの「ダチ」を反転させてテーマを伝えようとしている辺りの芸の細かさが、いいな。

■.第2話「運転代行」
依頼を受けて運転代行に赴いた男。指定の車には、女性が乗っていたが、どうも様子がおかしい。取り敢えず、指示された目的地へと車を走らせ始めたものの、恋人に捨てられた女性の話しは支離滅裂だった。どう応じたら良いのか、男は混乱する。
……というお話し。
タクシーでよくあるパターンの幽霊話し。これが「運転代行」に変わっただけなのだが、ちょっとムリがあるかな。運転代行は2人1組で行う仕事だから、男が怪異に襲われている時、同僚はどうしていたんだ?

■.第3話「ピアス」
セレクトショップでピアスを買った若い女性。店長が海外で仕入れて来ると言っていたが、どうも何か気になる。案の定、その夜、女性は不気味な現象に悩まされた。翌日、女性はピアスを返品に行くが、そのお店で扱っているものではないと、断られてしまう。
……というお話し。
モノに憑いた幽霊(?)のお話し。まるで学生の間に伝わる都市伝説みたいだ。ピアスを耳に着けたばかりに、若い女性は幽霊に「体ごとアノ世に持って行かれてしまった」というオチらしい。(たぶん……) そんなにピアスを気に入っていたようには見えなかったんですけどね。

■.第4話「波間の女」
お笑い芸人のベンビーは、防波堤で稽古をしている時、不気味な呻き声を耳にする。その夜、事務所でネタ作りをしていると水音が聞こえた来た。まるで誰かが溺れているかのように聞こえる。事務所の女性の話しでは防波堤でテトラポットに挟まった女性が溺死したと言う。翌日も、彼は恐怖に出会う。
……というお話し。
沖縄にお笑い芸人がいることを初めて知った。(スミマセン)
いっこく堂みたいに沖縄出身と言うことではなく、沖縄県内で活動してるってことだろ? 沖縄県は、東京都とほぼ同じ大きさ。でも、人口は10分の 1しかない。どんな仕事があるのか分からないが、食べて行けるのか気になる。(他意はありませんので、念のため)

■.第5話「旧盆帰り」
高校生のサオリは、補習を終えて家路を急いでいた。ところが途中で、近道をしようと旧道を選んでしまったのが、間違いだった。何か得体の知れないものにつきまとわれ始める。どうやらチョンダラーのようだ。どこまでも追いかけて来る上、いつの間にか同じ場所に戻って来てしまう。サオリは、ほとんどパニック状態だった。
……というお話し。
「チョンダラー」とは、今で言うところの大道芸人。家の前で踊りや人形劇を披露してお金を稼ぐ。お正月の獅子舞をイメージすると分かりやすいだろう。本編内でも、可愛らしい人形劇を見せていた。
最後は、ちょっと切ないお話しだった。「ありがとう」の言葉に思わず涙してしまった。

どのエピソードも、沖縄らしい風景が見られて、個人的には楽しかった。(笑)
でも、エンドロールこそキチンと流れるものの、オープニングはタイトルだけだった。もう少し雰囲気を盛り上げる工夫が必要だったんじゃないか? それぞれのエピソードは完結しているが、それらを1本の作品としてまとめた感じがしない。エピソード間の繋ぎ方も、ぶっきらぼうだ。この辺りは、検討の余地があるだろう。是非とも、第2弾を作って欲しいものだ。

オススメ!


『0567 オキナワノコワイハナシ1』
『0568 オキナワノコワイハナシ2』
『0569 オキナワノコワイハナシ3』
『0570 オキナワノコワイハナシ4』
『0573 オキナワノコワイハナシ5』
『0574 オキナワノコワイハナシ6』
『0575 オキナワノコワイハナシ 2013』
『0576 オキナワノコワイハナシ 2014』
『0577 オキナワノコワイハナシ 2015』
『0650 オキナワノコワイハナシ 2016』
『1906 オキナワノコワイハナシ 2017』
『1907 オキナワノコワイハナシ 2018』
『1908 オキナワノコワイハナシ 2019』





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Last updated  2020.06.26 18:57:27
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