Ｂ級映画ジャケット美術館

​​​​​​​​ ​ 2376　 コワイ女

​ ​ ※ ジャケット（オモテ面）

​ ​【　スタッフ　】
​ 製　　作　　三宅澄二
　　　　　　大月俊倫
　　　　　　高野　力
　　　　　　古玉國彦
　　　　　　佐々木史朗
プロデューサー　小松万智子
　　　　　　山口幸彦
　　　　　　佐藤美由紀
脚　　本　　雨宮慶太
　　　　　　山本直輝・鈴木卓爾
豊島圭介
音　　楽　　ゲイリー芦屋
エンディングテーマ　森　大輔「ふれられない場
　　　　　　所」（ワーナーミュージック・ジャパン）
製　　作　　ミコット・エンド・バサラ／キングレ
　　　　　　コード／ IMAGICA ／東映チャンネル／
​ ［鋼－はがね－］
​ 監　　督　　鈴木卓爾
​ ［カタカタ］
​ 監　　督　　雨宮慶太
​ ［うけつぐもの］
​ 監　　督　　豊島圭介
監　　修　　清水　崇
​ 【　キャスト　】
​ ［鋼－はがね－］
柄本　佑
菜葉菜
香川照之
​ ［カタカタ］
​ 中越典子
豊原功補
小林裕子
​ ［うけつぐもの］
​ 目黒真希
須賀健太
松岡俊介
左　時枝


※ジャケット（ウラ面） ​

​【　仕　　様　】
​ 型　　番　　 APD-1179
製作年度　　 2006 年
製 作 国　　日本
原　　題　　 ----
発 売 元　　キングレコード株式会社
販 売 元　　株式会社アートポート
提　　供　　 ----
価　　格　　 ----
字幕翻訳　　 ----
吹替翻訳　　 ----
吹替演出　　 ----
制作協力　　 ----
日本公開　　 2006 年全国劇場公開
リリース　　 ----
収　　録　　本編 107 分
サ イ ズ　　 16: 9 ビスタサイズ（スクイーズ）
音　　声　　１．オリジナル日本語（ステレオ）
　　　　　　２．副音声（ステレオ）
そ の 他　　片面１層、 MPEG-2 、 COLOR 、複製不能、
DOLBY DIGITAL 、 2 NTSC 日本国内向、
DVD 、 RENTAL ONLY
映像特典　　１．オーディオコメンタリー
　　　　　　　　雨宮慶太監督×木原浩勝（作家「新
　　　　　　　　耳袋」）
　　　　　　　　鈴木卓爾監督×矢口史靖（映画監督
　　　　　　　　「スウィングガールズ」）
　　　　　　　　豊島圭介監督×篠原哲雄（映画監督
　　　　　　　　「地下鉄（メトロ）に乗って」）
　　　　　　２．劇場予告編


​​※ディスク

​【　ジャケット　】
​ オモテ面：本来の「怖さ」という感覚に本気で向き合
　　　　　おうとしている映画。それが「コワイ女」
　　　　　である。――映画監督：清水　崇（「 THE
JUON ／呪怨」シリーズ、「輪廻」「稀人」）
　　　　　　　次は、おまえ
ウラ面　：観る者を興奮と恐怖のスパイラル地獄に
　　　　　ひきずりこむ驚愕体験
　　　　　　　最も“コワイ”のは、あなたの隣りに
　　　　　　　いる女性かもしれない…

ジャケットのデザインそのものは良いと思うけど、［キャッチコピー］はイマイチかなぁ。とりとめない。確かに、３つのエピソードに共通するものを見つけるのは難しい。だからって「最も“コワイ”のは、あなたの隣りにいる女性かもしれない」なんて、セクハラじゃない？　いまだったか却下されそうだなぁ。 ( 苦笑 )

【　感　　想　】
「女ってコワイなぁ」

そう思っている監督さんらが撮った短編ホラー３本のオムニバス。（たぶん、そう。え？　違う？）　３つとも、なかなか面白い作品だった。

◼ ．カタカタ
結婚を間近に控えた加奈子には心配事があった。婚約者の元妻が頻繁に連絡をして来ていたからだ。それが障害にならないかと懸念していた。そんな或る夜のこと、彼女は一人の少女と出会った。そして、「カタカタ」いう音がした後、激しい衝撃に襲われて気を失う。
……というお話し。
コワイ女（カタカタ）の顔芸がスゴイ。モーフィングとは思えないから、こういう顔が出来る女優さんなんだろうなぁ。
監督は、『ゼイラム』シリーズの雨宮慶太さん。演出が冴えていた。

◼ ．鋼―はがね―
小さな修理工場で働く関口は、社長から妹とデートして欲しいと頼まれる。写真を見る限りでは美人だ。いそいそと準備をして迎えに行くと、頭からズタ袋をかぶった女性が一心にミシンを踏んでいた。
……というお話し。
コワイ女（はがね）の足の演技が見事。伝わらないシーンもあるにはあるが、気にならない。あまりにヴィジュアルのインパクトが強かったからだ。演じたのは、菜葉菜さん。『富江／ BEGINNING(05) 』に出演していたらしい。正直、覚えてない。もう一度、観なければ。
監督は、鈴木卓爾さん。フィルモグラフィを見ると役者がメインのようだ。

◼ ．うけつぐもの
離婚をして一人息子の道夫を連れて実家に戻って来た冴子。母の小言は耳に痛いが、昔と変わらぬ家の雰囲気に少しだけ安堵する。けれど、子供の頃に兄が行方不明になったことを思い出したことから、冴子の周りで異変が起き始める。
……というお話し。
どうしても気になるのが、息子はひとりっ子だから「血が絶えちゃうじゃん」ってこと。どうするの？　姉か妹がいれば、その子が大人になって子供をつくれば「うけつぐ」ことは出来るけど、ダメじゃん。この呪いのようなものは不完全だなぁ。
母親の冴子役を演じたのは、目黒真希さん。美形。
監督は、『幽霊 VS 宇宙人 (02) 』の豊島圭介さん。ちなみに「監修」に清水崇監督の名前が載っている。

個人的には、『鋼―はがね―』が一番面白かった。次は、『カタカタ』。最後は、『うけつぐもの』かなぁ。オムニバスだとどうしても順位をつけたくなってしまう。そんな必要はないんですけどね。

オススメ！

【　中田秀夫監督作品　】
『2140　クロユリ団地』
『2165　クロユリ団地～序章～　一号棟』
『2166　クロユリ団地～序章～　二号棟』
​ 『2167　クロユリ団地～序章～　三号棟』 ​
『1954　ＭＯＮＳＴＥＲＺ／モンスターズ』
『1981　Ｌ change the World』
『1982　World of change the World』
『2150　リング』
『2152　リング２』
『2093　貞子』
​ 『​​2339　劇場霊』 ​

【　鶴田法男監督作品　】
​ 『2153　リング０／バースデイ』

【　『呪怨』シリーズ　】
​ 『2209　呪怨［ビデオオリジナル版］』
​ 『2210　呪怨２［ビデオオリジナル版］』
​ 『2211　呪怨 劇場版［デラックス版］』
​ 『2212　呪怨２ 劇場版［デラックス版］』 ​
​​ 『2213　呪怨／白い老女』 ​
​​ 『2214　呪怨／黒い老女』 ​
​​ 『2215　呪怨／終わりの始まり』 ​
​ 『2216　呪怨／ザ・ファイナル』 ​
​​ 『2217　THE JUON ―呪怨― ディレクターズ・カット』 ​
​ 『2218　呪怨／パンデミック －爆発感染－　ディレクターズカット・エディション』
​ 『2219　呪怨／ザ・グラッジ３』

​ ​【　『着信アリ』シリーズ　】
『2161　着信アリ』
『2162　着信アリ２』
『2163　着信アリ Final』
​ 『2164　ワン・ミス・コール』

​ 【　日本のホラー作品　】
​​ 『2093　貞子』
​ 『2107　こっくりさん［劇場版］』
​ 『2118　口裂け女IN L.A.』
​ 『2334　輪廻』
​ 『2335　戦慄迷宮』
​ 『2337　こどもつかい』
​ 『2338　のぞきめ』
​ 『2340　ＰＯＶ／呪われたフィルム』 ​
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