ヘッポコMENの奮闘記

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港町パーム



よく晴れた平凡な港町の朝・・・
「かあさん行ってきま~す!!!」
と言うのと同時に外に飛び出していく少年が居た。
「もぅ遅い~!」
外には幼馴染の少女が待っている。
「ぷぅ~!ぷっぷぅ~!」
少女の頭の上から声がする。リボンだと思っていたモノは今までに見た事の無い生き物だった。
少年の名前は「ジャスティン」少女は「スー」謎の生き物は「プーイ」いつものいたずら三人組だ。
しかし、今日は違った。町の暴れん坊「ガンツ」との決闘の日だ。

ジャスティンの頭の中にはガンツの高笑いが聞こえる。
「いいか?ジャスティン!街に隠された伝説の装備を俺の所まで持ってくるんだ。もし出来なければスーは俺の嫁さんだからなっ!」

だが、自称冒険者ジャスティンにとって簡単なお使いだった。あっさりと見つけられ悔しがるガンツ・・・。
そんな時に「ニューパーム」という街からの船が来た。
「今日の所は引き分けだからなっ!!」
悔し紛れにガンツはそう言い残し家に帰る。
残されたジャスティン達も一旦家に帰る事にした。

うみねこ亭は今日も忙しそうだ。
看板女将の「リリー」と手作り料理が客足を絶やさなかった。
家の手伝いが嫌でまた直ぐに外に行くジャスティン。港を歩いているとパームからの船を見つけた。
「くぅ~~!俺もいつかこの船に乗って冒険の旅に出たいな~」
だが船に乗るには高額なチケットを買うか、軍隊に入るか、冒険者パスが必要だった。
「そういえば炭鉱に伝説の冒険者「ジン」がいるって聞いたな。よし!冒険者パスを貰えないか話を聞きに行ってみよう!」
ジャスティンはスーとプーイの三人で炭鉱を目指す。

炭鉱では冒険者ジンから一つの試練を与えられる。
「炭鉱の奥で悪さするやつを懲らしめてきてくれ。」
見事試練を克服したジャスティン達は冒険者パスを手に入れる事が出来たのだった。


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