Live & Die for HIPHOP

Music & Life


私の周りには、音楽全く聴きませんって人も居て、
そういう人はそれ以外に自分の人生を豊かにするものを見つけていたりするのだけど、
私にとって音楽は絶対なくてはならない。
空気みたい、とかかっこいいことは言わないけど、
もし音楽が自分の中でたいした位置を占めてなかったら、
何に夢中になってただろうかなんて、想像つかない。

HIPHOPのスタンスが大好きだ。
表情豊かで、感情豊かで、元気で、喜びにも悲しみにも満ちている、
エモーショナルで悪ガキで決して同じ場所にとどまらない。

音楽は、とくにBlack Musicは、
その時代背景を痛切に表していると思うんだけど、
HIPHOPももちろん例外ではない。
アメリカのことを知りたければ、ニュースを読み漁るより、
HIPHOPを聴いたほうが、よりダイレクトだ。
彼らは言葉を包み隠したりしないからだ。
偏った見方であることは確かだから、没頭してしまうととても危険だけど、
ちょっと外から眺めてみると面白いものだ。

もちろん、リスナーはそんなこと意識しなくてもいい。
Beatに乗って、リズムを感じて、それだけで十分だ。

音楽がないと生きていけないっていうのは言いすぎだけど、
音楽がないと人生もっとつまんなかっただろうな。
私の周りには、過去にも現在にも、
何かを思い出したりするときに必ずそのバックで流れてる音楽があって、
それは思い出と同じぐらい重いもので、
私の人生に色をつけて、においをしみこませて、深いとこまで連れてってくれるもの。

わたしは、
「ほら、悲しいでしょ?一緒に慰めあおうよ」っていう曲がどうもすかない。
どうせ聴くなら、聴いた後かならずあがれるものであってほしいかな。
一緒に落ちてく音楽なんて必要ないでしょ?
それで救われる人もいるとは思うんだけどね。
でも、HIPHOPには、いつでも元気や気力、希望を見せてくれるものであってほしい。

HIPHOPのモチベーションって、怒りだと思われがちなんだけど、
本当は希望なんだよね。絶対に。
屈さない、臆さない、あきらめない、
そこで産まれた現実との歪みも、選択のない未来がそこにあっても、
必ず彼らは音楽を生み出して、表現することをやめない。
そこには「ものごとは必ずよくしていくことが出来る、自分達で」っていう希望が見える。
とっくにあきらめてるなら、彼らは音楽なんてもの捨ててたかもしれないから。

音楽はこれからも自分の人生に寄り添って、肌になじんでいくだろし、
いつか自分もどんな形であれ、表現するということにおいて
HIPHOPのスタンスを忘れずにいたい。





© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: