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奈良で妊婦がたらい回しされ、流産してしまうという悲しい事件が起こりました。救急車に乗ってから病院到着まで実に3時間もかかったということです。 事件の本質を考えるとき、いまや税金の使い道のひとつとして問題視されている『公的医療機関』の経営、あるいは 医療改革・医療改正というと言えば耳触りの良い言葉で断行されている医療政策の「医療費削減」をあわせて考える必要があると思います。 都市部の病院も医師不足が問題になっており,過疎地ではそれ以上に医師が少なすぎるのです。ほとんどの医師や看護師は労働基準法違反の労働を強いられています。 生活を守るためには『余裕のある医療』が大切だと思います。これを無駄だというのは,安全保障という概念の欠如した考えだと思います。 普段は必要がなくても,いざというときに受診できる医療機関が近隣にあることが絶対に必要です。小児科医のいない所に安心して若い夫婦が住めるはずはありません。一人暮らしの老人でも歩いてゆける距離に医療機関があればそれだけで安心です。いつでも医療機関を受診できるという安心感,この安心感こそが国民医療にとって最も大切なことです。 国民の健康と生命を守る日本の医療を,警察,消防,救急と同じように国民の安全保障と捉えるべきです。犯罪の増加により警察官が増員されたように,医療の質の向上と安全を求めるならば,医療にもそれ相応の費用をかけるべきです。医療を経済で考える最近の風潮ほど愚かなことはありません 。 医療を論じる場合,医療には必ず医療費という問題が付随することを忘れてはいけません。医療はタダではありません。ですから医療を論じる場合には,医療費について同時に論じなければ解決には結びつかないのです。 この単純な理屈抜きで、医療の議論に時間をかけても的はずれの結論にしかなりません。現在の医療を考える上で最も大切なことは,医療を支える医療費の議論です。良い医療を求めるならば,あるいは安全な医療を求めるならば,それを確保するための医療費をどうするかの議論が必須条件になります。 医療費は天から降ってくるものではありません。 残念ながら、現在は「医療費削減」の名のもと『余裕のある医療』の『余裕』部分が削られています。 医療も経済と同じと考え,経済が低迷していることを理由に,国民医療費を抑制しています。国の政策には,医療を何よりも優先するという家庭的感覚が欠如しているのです。国は「医療の質と安全性を高めよ」と言っています。しかしそのための予算は出していません。すべて医療機関の持ち出しになっています。つまり,国はかけ声だけで,国民の健康や福祉はどうでもよいと思っているとしか思えません。 医療費を削減することが今の国の政策ですから,残念ながら日本の医療が良くなるはずはありません。患者の健康と生命を考えず,患者の自己負担を増やすような政策では日本の医療は悪くなるだけです。 『公的医療機関』の理念も考える必要があります。 医療改革(医療改悪?)の初期は「経営」だけを第一に考えない県立病院、市民病院など『公的医療機関』が頼りでした。しかし、近年は自治体において、『公的医療機関』も財政再建のターゲットになっています。すなわち、公的な機関さえ財政的な観点で考えられ厳格な「経営」の論理が突きつけられています。 日本全国で以下のような『公的医療機関』の赤字が報じられています。 『5市民病院 赤字11億8000万』 中日新聞朝刊(2007/08/29) 今回の事件でも、救急車がまず問い合わせたのは『公的医療機関』奈良県立医大病院でした。本来なら、こうした公的な病院が最後の砦として機能するべきなのです。 「官から民へ」のスローガンは、すべての悪を一掃するというようなイメージで支持されました。しかしながら、その中で民ができないこと、やりたくないこと、儲からないことは、切り捨てられています。「経営」の論理ではうまくいかない分野に、公の制度があるはずなのですが。 新厚生労働大臣桝添さんは最大限の努力を『国民の目線で』がんばってください。 加えて、閣内では唯一の医師免許保持者 鴨下一郎環境大臣も『医師の目線で』がんばってください。 一開業医の切なる願いです!
2007.08.31
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2007-08-23 に始まったブログで気になっているブログがあります。村主千香オフィシャルブログ「今日のツボ」 Powered by アメブロ です。あのスケーター村主章枝さんの妹さんのブログです。キス&クライで 村主章枝さんは『チカ アイラブユー!』と叫びますよね。そうあの 『チカ』 とは村主千香さんなのですよ。今日の記事では章枝お姉さまとツーショット! 章枝さんはスケート合宿先のロシアから一時帰国し、今日から千香さんと2泊のグアム旅行なんですね。 はー なんとも強行スケジュール・・・!仲のいい ほのぼの姉妹ですね。
2007.08.24
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昨日16日、日本ガイシホール(旧レインボーホール)へ いつもお世話になっている名古屋市会議員M先生と「ユーミンスペクタクル シャングリラ3」へ行ってきました。製作費総額40億円のプロジェクトだそうです。 席は正面2列目。舞台が近くて臨場感があり、まさにユーミンに手に届きそうな、目線が合いそうな場所でした。 コンサート、サーカス、シンクロナイズドスイミングがコラボする今までに観たことのないショーでした。目のやりどころに困るぐらい見所が多く、感激の一言でした。 ネタバレにしないように詳細の記述は控えますが、一番ふさわしい言葉が『スゴい』のコンサートでした。 シャングリラとは『理想郷』。1999年、2003年と続いたシリーズの最終章で、「ドルフィンの夢」がテーマ。世界で唯一鼻栓を使わない“人魚姫”デデューとアテネ五輪銀メダリストの武田美保、ロシアの国立グレートモスクワサーカス団を迎えたイベントである。 53歳だとは思えないエネルギッシュで元気なユーミンの姿から目に見えないパワーをいただきました。 ありがとう ユーミン最高! ありがとう シャングリラの皆様! 「ユーミンスペクタクル シャングリラ3」公式ホームページ シャングリラ3 写真特集 シャングリラ3にコーラスとして参加しているコーラス いまいまさきさん のブログ
2007.08.17
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