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2009年05月25日

「PS3はTHXや5.1オーディオに対応した巨大スクリーンを備えていて、高いお金を払ってでも映画を見たい人のための映画館です。 Xbox360はDVDです。基本的にはどんな映画を見たいか消費者自信も知らないのでお店で探して手に取ることになります。そしてWiiはテレビです。家にいて、人々はどんな番組をみたいかは知らないけれど、色々な番組があることを望みます」

　ゴールデンウィークも終わり、相変わらず子供の玩具扱いで、一つのジャンルとして認知されないゲームというエンターテイメントはますます日本でその市場を活性化させられないでいるようですが、私個人としては、
「さて今年はどんな映画をPS3に配給してくれるのか」
とワクワクしております。

　PS3が発売されてからはや2年半、ロンチ時に発売された、「RESISTANCE人類没落の日」から始まり、「アンチャーテッドエル・ドラドの秘宝」、「コールオブデューティ 4 モダン・ウォーフェア」、「メタルギアソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」、「龍が如く3」、「KILLZONE2」と私を満足させてくれる作品に多く出会う事ができた。

　最近、SCEは6月頭のゲームカンファレンスE3に向けて着々と準備を行っているらしく、今年から来年にかけて発売されるだろうゲームの映像やスクリーンショットがチョコチョコと目にとまるようになってきた。
　というわけで2009年～2010年にやってくるであろう個人的に注目をしている作品をご紹介。

【HEAVY RAIN】
　フランスのQuantic Dreamが開発する、サスペンスホラー風のアドベンチャーゲーム。

　ゲームシーンを収めたPVも早々に公開されているが、3Dの世界では結構面倒な雨という素材をあえてタイトルにして挑戦してくるその心意気は見届けずにはおられない。

　最近公開された映像では、単なるコマンド投入方式だけのムービーゲームではない、なんというか証拠捜しモードみたいなゲームシステムもあるようで、そのセンスのよい画面とシステムは、ハイテク科学捜査を題材にした海外ドラマ「CSIシリーズ」を彷彿とさせ（CSIニューヨーク出演してる俳優、ゲイリーシニーズはとても素敵）、ますますやってみたいゲームの筆頭となってきております。

【God of War3】
　実はGod of Warの初期作品は全然やってないのですが、このデイビッド・ジャッフェとうクリエイターにかなり興味があります。
　氏のブログDavidjaffe.biz(http://criminalcrackdown.blogspot.com/)はなかなかメディアに対して辛らつで、かつ毒舌と皮肉タップリのお話が多く、読んでいてなかなか楽しい。
　ストーレートにエンターテイメントとは何か、ゲームの楽しみとはなにかを追及している方のようでちょっとこのGod of War3を体験してみたくなってまいりました。
　あんまりアクション得意ではないんですけどね。
　最新のPVも公開されていますが、その造詣、敵の巨大さ、又は雑魚的のワラワラ感、動き、光、効果・・・かなりPS3を使いこなせてるようです。期待。

【Uncharted 2: Among Thieves】
　前作、Unchartedはかなりの傑作でした。これぞ映画的ゲーム。映画的であるにもかかわらずなかなかゲーム性も高く、何度もクリアした覚えがあります。
　主人公ネイトの軽妙な語り口も特徴の一つ。まるでB級冒険映画のようなその演出は、FPSゲームのような、"プレイヤーができるだけその場にいるような雰囲気を味わってもらう"という仕組みをあえて廃し、"映画館でみている映画をチョイっとコントロールでいじくっている。"みたいな新鮮な次世代ゲーム感覚を感じる事ができます。
　章変わりのロードも殆どなく、スタートからエンディングまでいっきに味わえるそのゲームシステムにも感心いたしました。
　今作もその表現力とシステムにさらに磨きをかけて登場しそう。

【TRICO？】
　ICO、ワンダと巨像等々なかなか異色な作品を作り上げる、上田文人氏のPS3最新作と噂されるプロジェクトTRICOのトレイラーのスクリーンショット。
日本のクリエイターが作る作品はとても"刹那的"だったり情感が豊かだったりして、このHDトレイラーを見ていてもなぜか涙腺緩みます。
　まだ噂程度なのでなんともいえませんが、これも密かに期待。