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さあて、二度目はいつ観に行くことにしよう?(笑) *「パイレーツ・オブ・カリビアン2」公式HPは→こちら感想?感想なんてとても書けません。観てもらった方が断然てっとり早い!きっと二度目も観に行くと思います。それがすべて(笑)それにしても、次の「パイレーツ・オブ・カリビアン3」の公開が来年2007年の5月下旬~!?それまでじっと待たされるのは辛いです…。それ観るまでは何があっても死ねないじゃないですか(もちろんハリー・ポッターシリーズだって、原作も映画版も完結を観るまでは死んでも死に切れませんけれど…)前作の登場人物が脇役に至るまで皆さん揃っているので、観に行く前にちゃんと前作を復習してから観に行けばよかったなあ、なんてちょっと思ったかな。とにかくディズニーのアトラクションのわくわくした感じを画面いっぱいに見せられている感じです。シリアスだったり、コミカルだったり、ハラハラし通しだったり…「面白い!」と思える要素がこんな風にたっぷり詰め込まれている映画はなかなかありません。柊はちゃんちゃんばらばらが大好きですこの映画の一番の魅力はやっぱりジャック・スパロウ船長なのです。もう、その一言に尽きます…。
2006.07.26
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著者である中山さんはどうして、こういう物語を書かれたんだろう。音楽(ましてモーツァルト)と聴けば、癒やしや励まし、勇気付けられる、そんなイメージを抱く人が多いことでしょう。でも人を癒す筈の音楽も、悪魔がそれを利用すれば人を傷つける道具にしてしまう。『ケッヘル』下巻を読んでいたとき、ナチスドイツがユダヤ人をガス室に送る際に優雅なクラッシック音楽の演奏を聴かせた…という話を思い出しました。演奏させられたのは確か同じユダヤ人ではなかったでしょうか。自分がガス室送りにならないよう、必死で演奏させられた…と。そのとき、一体どんな思いで音楽を演奏しなければならなかったんだろう…。戦後、解放された後も精神的苦痛から音楽を弾く事はもちろん、聴くこともできなくなる。何でそんな残酷なことを人は出来てしまうんだろうー…と。この話を教えられたときに感じた憤りとやり切れなさを、この「ケッヘル」を読んでいる最中にもまざまざと思い出してしまいました…。 放浪に倦んだ伽椰は、海峡の町で出会った男に職を斡旋される。 それはおそるべき復讐劇の始まりだった(文芸春秋HP内容紹介より)先日の日記はちょうど上巻を読了した時点で書いたものだったのですが下巻、まさかこんな急展開が待ち受けているとは予想もしていませんでした。モーツァルト、特に「レクイエム」や「ジュピター」などはじっとりとトラウマになってしまってしばらく聴けそうにありません。音楽にはもちろん罪はない…だけどその曲を聴けば、とある登場人物の悪意を思い出してしまいそうで、怖い。駄目です。怖ろしくてとても聴けない。モーツァルトの音楽が優雅であればあるほど、切ないほど、その効果を増してくるところがいっそう怖いのです。どうして?どうしてこういう物語を?そう問わずにはいられません。もちろんモーツァルトはこの物語にとって核となる大切な素材であり、物語全体を通して語りかけたいことは柊の抱いた感想とはまったく別のところにある、というのはわかるのですが…。物語の結末は決して救いがないわけではないけれど、それでもやっぱり哀しい。モーツァルト…柊はときどき聴きますが、柊はこの物語に出てくるような筋金入りのモーツァルティアンにはやっぱりなれそうもないです…。実は柊はモーツァルトよりベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキー、バッハの方が好みだったりします~
2006.07.24
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現在、読書中の本は中山可穂さんの『ケッヘル』。読み始めて、「ああ、これは図書館の返却期限に追われて読む本じゃないなあ」と思いました。出来る限りの時間をかけて、じっくり、じっくり取り組みたい本です。 ケッヘルというのはモーツァルトの作品につけられている作品番号のこと。作品中、モーツァルトの様々な楽曲が、中山さん独特の熱を帯びた文章で語られるので、読んでいると無性にその場面ごとに流れている音楽を実際に聴いてみたい衝動に駆られてしまいます。我が家にあったのはカラヤン指揮の「レクイエム(K.626)」くらい。それだけでも物語の重圧な感じとぴったり雰囲気が重なって、読む背景に流すには良いのですが…他にも聴いてみたくなりCD屋さんで買ってきちゃいました。選んだのはモーツァルトのクラリネット五重奏曲 イ長調(K.581) それからリリー・クラウスというピアニストの弾くピアノソナタ集。収録されているのはピアノソナタ第9番(K.311)、13番(K.333)、14番(K.457)と幻想曲ニ短調(K.397)です。前者のクラリネット五重奏曲は『ケッヘル』上巻の第四章目に登場してきた曲。クラッシックCDを購入する際に柊は宇野功芳さんという評論家のかたの書かれた本をよく参考にさせてもらうのですが、そのなかでお薦めされていた盤を購入してきました。作品中に登場するようなモーツァルティアンにはとてもなれそうにない柊ですがこうしてモーツァルトを聴きつつ中山さんの本を読んでいると…なんとも流麗な時間を過ごさせてもらっているなあ…なんて実感します。果たして返却期限までに読み終えられるのか…なんて無粋なことを一切考えずに読みたいよ~。
2006.07.22
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20日が終業式。今日から学校は夏休みに突入です。図書業務員として春から働き始め「ああ、一学期が終わったんだな~」と思うと不思議な感じがします。過ぎてしまえばあっという間に感じますね。生徒は夏休みで学校がお休みになりますが先生や図書業務員は休みになりません。普通に出勤します。むしろ図書業務員にとっては夏休みこそが一番忙しい時期に相当すると思われます。なぜなら図書館内にある蔵書すべてについてチェック・整理しなければならないから!そして、丁度今の時期に新しい図書を購入し受け入れ手続きを行うからです。(図書原簿に書名その他を記入し、本に番号を与え、ラベルを張り…って作業ですね。)自分の本を選ぶわけじゃないのですが(←当たり前)それでも50万円近い予算が町から与えられて、図書室に必要と思われる本を選択する権限が与えられるというのは…(もう一人、学校図書館司書の先生と一緒に、ですが)か、かなり興奮する出来事です。先日、本を卸す業者さんの倉庫みたいな場所に行って来たのですが「あれも、これも欲しいぞ~!」と、どさどさ大きなカートに本を積み上げていくのは…うーん、快感でした。すごい経験をさせてもらいました。なかなか出来ません、一気に(とりあえず)30万円近い本を購入するなんて経験は(笑)学校図書ということで、授業に使う本、部活動に用いられる本、教育関係の本が先ず優先的に選ばれるわけですが、それでも一般図書の分野では柊が読んで面白かった!と感じた本を選ばせてもらったりなんかして(笑)はい、職権乱用かもしれません。でも、中学生でも楽しんでもらえる!というのを選んだつもりです~。(仙台市出身&仙台市在住ということで恩田陸さん、伊坂幸太郎さんの本も 選ばせていただきましたっ!!←ああ、自分の趣味を反映させちゃったよ)そんなこんなで柊には夏休みはありません。蔵書チェック&図書の受け入れ作業を頑張ります。借り出し手続きを経ないで、本を無断で持ち出しされることが結構あるので行方不明・紛失本がいっぱい出そう…チェック後の結果が怖いです☆文庫新刊を色々買いました。 恩田陸さんの『ロミオとロミオは永遠に』がやっと文庫化。待ち焦がれていましたとも~
2006.07.21
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はじめてこのタイトルを目にしたとき、てっきり何かの比喩だと思ったんです。だから文字通り、日本海溝に向かって日本が沈んでいく話と聞いたときにはびっくらこいた思い出があります。一度聞いたら忘れられない、すごいインパクトのあるタイトルですよね。 *「日本沈没」公式HPは→こちら観ててだんだん気持ちが辛くなってくる映画でした。(映画の出来がひどいという意味じゃありませんよ…)「SFだよー!ありえないよー!」と現実に立ち返ろうとする一方でどうしたって「もしも、自分がこんな状況に直面しちゃったら…」って考えさせられてしかも明るい未来なんて全然想像できなくて意味もなく叫びだしたくなること多々。いや、自分だったら真っ先に死んじゃうタイプ…(或いは海外に避難するよりは沈没する方を選ぶ)だろうなーと思うんだけど。こういうときパニックに陥らずに自分のやるべきことがちゃんと見えてる人、使命感のある人は強いだろうな、と思えて羨ましくなります。うん、日本が沈没することは先ずありえなくても?近い将来地震などの災害に遭遇する可能性は高いわけだし、その時は子供を守って自分をしっかり保たないといけない!と決意を新たにしたり。でもなー・・・フィクションとわかっていてもやっぱり観ていて辛かったなあ…。どうしてだろう。著者である小松左京さんはインタビューで「日本人に“日本について”“国土について”考えてほしかった」と答えていらしてその言葉が一番印象に残っています。住む土地(国)があるというのは実はすごい、ありがたいことなのかも…と。まあ色々思うところはあるにしても、です。(丁度森絵都さんの「風に舞いあがるビニールシート」を読んでいる最中で、“難民”をいう言葉に敏感になっていたせいもあるかもしれません。)大学時代、「来るべき災害に備えて首都を移転するべきだ!」と授業の度に力説する先生がいたのを思い出しました。その先生が候補地にあげていたのは阿武隈山地という場所。宮城県と福島県の境辺りに位置する場所でしょうか。その先生が語られるにはここの地盤が一番強くて安全なのだそうです。映画中、福島県の一部地域が“いまだ災害にあっていない場所”と表示されるのを見て、その先生の説を思い出したんでした。それをいったら柊の住んでいる場所なんて丁度断層の上なんだよなー。かなり不安です。宮城県沖地震なんておきてほしくないよー!!うーん、しばらくは草ナギくんの顔を見るたびに「日本が沈没したら…」なんてうなされそうな気がしてきました。
2006.07.19
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子供と一緒に観に行きました。アニメーション化(映像化)されるなら、「ブレイブ・・・」より「ドリーム・バスター」の方が柊的には好みなんですが(笑) *「ブレイブストーリー」公式HPは→こちら映像がなかなか…前夜に夫が古いビデオテープを引っ張り出し、「アキラ」というアニメーションを観ていたのを更に横目で見ていたんですが…。アニメーションにもCGが持ち込まれるようになって、更に技術も進むとこういう大画面でも観られる映像、というのが出来上がるんだなあとひたすら感心してしまった次第。アニメもなかなか侮れない(笑)原作は随分以前に読んだので、既に細かい部分はうろ覚え…でも、原作ではもっともっとワタル達がいろんな冒険に巻き込まれていたような気がします…。二時間におさめなくちゃいけないから省略されちゃうのは仕方ないかー。たった一つだけ、願いが叶えられる。それならいっそ何も願わない方が自分にはいいかも・・・と思ってしまいます。きっといつまでたっても、叶えられた願いより、叶えられなかった願いの方を惜しんで、後悔し続けるような気がするから。自分の願いを叶える為には、何を犠牲にしても構わないか…という問いかけは大人でも答えに迷ってしまう問いに思います。ワタル達を置いて、家を出て行ってしまったお父さんの台詞。 「自分のための人生を生きちゃ駄目なのか。」家族のため、と我慢を重ねた挙句…吐き出された言葉だけどこの台詞にどきりとするお父さん、お母さんは多いような気がする。何を犠牲にしても(例えば子供を傷つけても)自分の人生を選び取りたいか。「否」と答える人がほとんどだとは思うんだけど…。最近の子供が犠牲になってしまってる事件やニュースを見聞きしていると…。何だかね…不安になってきちゃいます。でも、たちの悪いことに「何を犠牲にしても…」て気持ちも(何を願うかによっては)理解出来なくもないから…。一つの問いかけに対し、片側からの見方だけで物語を押し通すのではなく両面から、多方向から焦点を当ててみせる宮部さんらしさがちゃんと脚本の中にも生かされてて良かったです。ただただ、ワタルの冒険モノに終わってなくて、良かったな。三連休、三日目の映画館は無茶苦茶な混み具合でした☆「パイレーツ・オブ・カリビアン2」の先行上映や「日本沈没」を目当てにしてきた人たちかなあ…。子供同伴の人は「ポケモン」目的か…??いいなあああああ・・・。柊も早く「パイレーツ…」観に行きたいよお。
2006.07.17
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最近読み終えた本は二冊。なかなか感想を書き残しておく時間がない…こうなったら、第一印象だけでも。 森絵都さんの『風に舞いあがるビニールシート』表題作が一番印象深かったです。 「ビニールシートみたいに軽々と吹き飛ばされていくものたち」それは人の命、尊厳、ささやかな幸福…。これからはビニールシートを見るたびに、それらを頭に思い描いてしまうと思います。 「仮に飛ばされたって日本にいる限り君は必ず安全などこかに着地できる。 どんな風も君の命までは奪わない」…ずっしり、胸に響いてくる言葉でした。『風に舞いあがるビニールシート』は直木賞候補に選ばれています。はたしてこの作品で受賞なるか否か??森さんの、中学生を主人公にした作品を多く読んできた後だと、ぐっと登場人物たちの年齢が上に上がっているのでどきっとします。でも読んでいると、森さんの初期の作品に登場した中学生たちが30、40歳近い年齢になると、きっとこういう悩みや気持ちを抱えて日々奮闘しているだろうって思い描けるんですよね。作品の芯にあるものは変わらないんだな、って柊は思いました。 伊坂幸太郎さんの『陽気なギャングの日常と襲撃』前作の『陽気なギャングが地球を回す』同様、四人の銀行強盗たちの軽妙なやりとりと活躍を堪能しました~♪(余談ですが、伊坂さんの『砂漠』という作品も直木賞にノミネートされています。 森さんと伊坂さん、どちらが受賞しても柊は嬉しいです)映画を観た影響もあって、ますます響野さんと久遠くんのコンビが好きになってきました。書店にて『アヒルと鴨のコインロッカー』をぱらぱらとめくりつつ再読していたら偶然この『陽気なギャング~』とリンクしている部分を発見しました。響野さんの奥さん、祥子さんのお姉さんはどうやら仙台在住らしい☆いつか 陽気なギャングin仙台の巻 といった続編が出ないかなあ…なんて想像を巡らしてしまいました。
2006.07.13
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観に行く前夜、前作である「…2」を再見してから観に行きました。撮る人、監督によって同じキャラクター、シリーズでも随分違った印象に魅せることが出来るものだなあ…なんて思いつつ鑑賞しました。 *「ミッションインポッシブル3」公式HPは→こちら前作はジョン・ウー監督の作品で、アクションシーンがとても“美しい”。スローモーション映像との組み合わせ方、その緩急の付け方がもうぞくぞくするほど「芸術的だー!」と思って魅入ってしまうのに対し、今回のJ.J.エイブラムス監督作品は「まるで戦争映画でも観ているよう」でした。丹念というか実直というか、無骨というか…肩に思わず力が入っちゃう印象。(もちろん悪い意味じゃないですよ!)正統派、真面目に一つ一つのシーンを組み立ててってるんだろうな、と感じました。(余談ですが、柊はジョン・ウー監督の「フェイス/オフ」という映画、好きなのです~。)その違いはイーサン・ハントに絡んでくる女性の登場人物にも現れてるかも。前者は“恋人”なのに対し、後者の「3」は“家族”だから。家族を持つというのは、強みでもある反面 弱点にもなりうる存在。演じるトム・クルーズ自身、子供が生まれたばかりだったりして、どうしてもそういった部分はイーサンと重ねて観てしまいます…^^;物語はどちらも緊張感があって面白いので、あとは観る側の、アクションの見せ方の好みの問題では…と思います。こういう映画は、映画館の大画面で味わってこそ面白さがわかるというもの。この映画のテーマ音楽はイントロを聴いてるだけでわくわくしてきます。大好き・・・え?じゃあ柊は「2」と「3」、どちらが好みか…って?そうだなあー。アクションシーンは「2」のが好きです。でも、イーサン・ハントは長髪より短い髪のほうが似合ってる気がしますし。「3」のイーサン・ハントは前作に比べて“年齢”を感じさせる役柄なのが寂しくて。いつまでも現役でいてほしいーなんてファンは思ってしまうんですよね。うん。
2006.07.13
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読書が今ひとつはかどっていないので、日記が書けません。なので近況でも(笑)地方に住んでいると観劇の機会など滅多に訪れません。そんなときふと、目に留まった新聞の広告・・・。 劇団四季全国公演「A CHORUS LINE コーラスライン」前売り開始「うわー、ここでも公演してくれるなら機会を逃さず行ってみるべきでは…!?」そんな心の誘惑に打ち勝てず、予約開始時間からせっせと予約に挑戦。回線が繋がるまで時間のかかることかかること…ああこの待ち時間が辛い。でも辛抱強く待った甲斐あって券を二枚予約することが出来ました。母を誘って観に行く予定しています。・・・というのもずっとずっと以前「コーラスライン」が映画化されたとき、母に連れられて映画館に観に行った思い出があるから。そして柊がダンスものの映画やミュージカルが大好きになったのはこの映画が最初のきっかけだったから。今度は柊が母を誘って、本物の舞台で「コーラスライン」を観たい!実際に舞台を観に行けるのはまだまだ先のことだけどその日が今から楽しみです。 * 劇団四季「コーラスライン」 案内は→こちら design by sa-ku-ra*映画公開が1985年ということだから、柊が観たのは中学生の頃??ダンスシーンと歌聴きたさに、テレビ放映の際、録画したビデオテープを繰り返し観ました。懐かしいなあ。映画の方も観たくなってきました。 うずうず…。design by sa-ku-ra*
2006.07.09
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「物語の前半、乙一さんは爪を隠してたんですね!」と、思うくらい出だしはごくごく子供向けに書きました風、冒険小説でした。 やられた。やっぱり最後の最後、エピローグ最後の文章を読み切るまで気を抜くことは出来なかったわー。 少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。 現場に残されたカードには「GODIVA」の文字が。 はたして名探偵ロイズは、怪盗ゴディバをつかまえることができるのか!? (bk1の内容紹介文より) 読んでいる最中、無性にチョコレートが食べたくなるのが玉に瑕!?(笑)ミステリーランドシリーズって、本当に子供が読んで大丈夫な内容なのかって感想がよくみうけられるんですが、『銃とチョコレート』はどうなのかな。柊は子供でも(小学校高学年くらいなら)いけるんじゃないかと思いますが。(麻耶雄嵩さんの『神様ゲーム』よりは絶対大丈夫!安全!なんて思えるのですが…)なので子供がこのまま読みたがるようならその判断に任せてみようと思ってます。(あ、でも子供に読ませてみようと思ったときは 先ず最初に親である自分自身が目を通しておくことが大事かもしれませんね。)名探偵ロイズとドゥバイヨル、この二人があまりに乙一さんらしいキャラクターなのですっかりツボに嵌ってしまいました。『銃とチョコレート』を読んで、懐かしく思い出していたのは柊自身、夢中で推理小説を読み始めたときのことです。それはもちろんモーリス・ルブランの「怪盗ルパン」のシリーズ。薦めてくれたのは推理物好きの母親で「次のページに挿絵があるな、と思うと怖くてページがめくれないのよ!でも、読みたくて読みたくてついめくってしまうんだよー!」とかなんとか言われながら本を手渡されたっけ。タイトルも怖ろしげな『三十棺桶島』でしたね…。確か。少年リンツと、名探偵ロイズ(&怪盗ゴディバ)という組み合わせも展開はまったく違うけど柊には『奇巌城』を思わせる雰囲気があって…。ああ、懐かしいなあ。ミステリーランドシリーズ、かつて少年少女だった人のために…ってこういうことなのかなーと納得しました。恩田陸さんの『黒と茶の幻想』も再読しました。物語の舞台となる屋久島、一度でいいから行ってみたいです。出来れば気の合う仲間と。“美しい謎”について共に語り合える人たちと。事件らしい事件は起きず、ただひたすらY島を歩く…というシチュエーションは『夜のピクニック』の原型ともいえるかも、なんて思いました。(『黒と茶の幻想』の方がずっとずっと長編ですが☆)恩田さんはこういう旅の過程を描くのが、過去を炙り出すのがとても上手い。恩田さんというと代表作は『三月は深き紅の淵を』『光の帝国』『麦の海に沈む果実』かなあ…と思ってたけど、この『黒と茶の幻想』もそれらに肩を並べるくらい読み応えのある傑作だ!と改めて思いました。
2006.07.06
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図書館にリクエストを出していた本、二冊届きました。 辻村深月さんの『ぼくのメジャースプーン』と森絵都さんの『風に舞いあがるビニールシート』森さんの本は昨日発表された直木賞候補、ノミネートされてる作品。予約が殺到する以前に上手い具合に順番が回ってきたって感じです。直木賞、芥川賞、どちらもノミネートされている作品を全部を読んだわけじゃないけど希望としては直木賞は伊坂さんに、芥川賞は島本理生さんにとってもらえたら嬉しいなあ~と思っています。ついでに書店へ行って文庫も購入してきました。新潮文庫を二冊。 伊坂幸太郎さんの『重力ピエロ』、早速読み返したいです~!(ああ、でも先ずは図書館から借りてるものから…)新潮文庫夏の100冊、二冊買えば必ずもらえるマスコット欲しさにもう一冊選んだのは三島由紀夫の『金閣寺』。やっぱりこれは(今更ですが)読まなくちゃ、という気がしてます。 光原百合さんの『時計を忘れて森へいこう』もようやく文庫化されました。これも購入予定していたんだけど、まだ書店には入荷されていなかったみたい。近日中に手元に欲しい!昨日は柊の愚痴にお付き合い頂き、ありがとうございました。先生方とも相談しましたが、こういう問題は即解決!というのが難しく持久戦を余儀なくされそうです。今日もまた本やら鉛筆やらいろんなものが図書室内に投げ込まれ、理不尽なものを感じずにはいられなかったんですが、でも今日は皆様方のアドバイスを読んでいたおかげで比較的冷静でいられました。投げつけられるのは、投げる方にとってはただの「もの」かもしれないけどぶつけられる方にとっては「悪意」でしかありません。それがどんな小さいものであれ、です。万が一投げられたものにあたって怪我でもしたら…まったく洒落になんないですね。いつ、何が投げ込まれるか、投げつけられるかの緊張感にこちらの神経が参ってしまわないうちに、向こうがこの“遊び”に飽きてくれることを望んでます。design by sa-ku-ra*
2006.07.04
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中学校の図書室業務員として働きはじめて早三ヶ月。図書室内での度を超えたおしゃべりに…(そういうもんか?と)忍耐。図書室内での追いかけっこも、トランプ遊びにも…(いいのかこれで?と)忍耐。図書の無断持ち出し、返却期限無視も(注意すれど注意すれど)一向になくならない。乱雑・乱暴な本の並べ方にも(これが私の仕事だから、と)忍の一字。でもさすがにこれだけは許せないっ!信じられないっ!いったいどんな感性を持ってすればこんなことが出来るんだー。それは本を投げるという行為。投げる、というより投げつけるって感じだな。あれは。当然投げられた本は破れたり、角が歪んでしまったり。それも一冊きりじゃない。次から次へ…。黙っていられなくて注意すれば、私自身に向かって本を投げつけられ、危うく直撃はまぬがれたけれど…怒るよりもあきれた。なんなんだ、これは。これがいまどきの中学生なのか??「いやいや、これはあくまで一部の生徒。」と自分をなだめようとするもののふつふつと湧いて出る怒りはどうしたっておさまらない。哀しくなるのは言葉が届いてないってこと。いくら伝えてみたところでまるきり他人事みたいに「何で俺が言われなくちゃなんないの」とくる。全然罪の意識を感じていない人間に、反省を促さなくちゃいけないなんて時間の無駄としか思えん。正直言って相手したくない。大人気ない、と言われても本を乱暴に扱う人間は嫌いだ。大嫌いだ。一体、何しに図書室に来るわけ?ストレス解消?だとしても本に当たるな。私に当たるな。いまどき、学校や先生に文句を言ってくる人って多いらしいけど、こういう生徒たちを見ているとこっちがいいたくなってくる。「親の顔が見てみたい。(いや、ホントは見たくない。) 一体どういう育て方をしたら、こういう子供が出来あがるんですか。」と。・・・すいません。思い切り愚痴ってしまいました。だって、悔しい!悔しい!悔しい~!
2006.07.03
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ときどき、衝動的に大音量の中に身を置いてみたくなります。体に直接ぶつかってくる音を体感したくなる、というか。そんなわけで、宇多田ヒカルさんのコンサート、聴きに行ってきました~あ~、どきどきしました!大満足してきました!コンサートに行くという経験は柊には数えるほどしかなくて、えらい非日常の出来事です。世の中にはこんな“エネルギー”が溢れてる場所があるんだなあー!!と実感してきました。音と光の洪水とはこういうことをいうのか~…すごいな。選曲はNewAlbumから、というよりもBest版のような内容でした。生の歌声ってすごいです…。すごい熱気!出だしのがんがん飛ばして、観客を乗せていく疾走感といい、中盤のしっとり聴かせてくれるところも、そして中盤以降どんどん声が伸びてきて「気持ちいいぞ~!」って気持ちが伝わってくるところもすごく良かったあ!柊はとくにバラード系の聴かせる曲がとっても素敵だと思いました柊が聴きに出かけたのは宮城県グランディ21で行われたツアー二日目。宇多田さん、ツアー最終日まで体調を崩さず頑張ってくださいね。 ULTRA BLUE UNITED BLOG 本人やスタッフによる期間限定のツアーブログ
2006.07.02
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