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2009.11.03
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カテゴリ: 読書、映画
先日から読んでいた「黒い部屋の夫」
黒い部屋の夫(上)
黒い部屋の夫(下)


を読み終わりました。


最初読んでいるときは、筆者が

「うつ病患者全体を恨んでいる」

ように思えて、読むのが非常にきつかった。

とくに、まだそのときは、

生理前だったりして情緒不安定だったのと、

子供のことや、いろんなことで、自分をとても責めているときだったので、

「やっぱりうつ病患者は疎んじられる存在なんだな」






でも、しばらくたって、

「うつ病患者とともに生活する家族の気持ちも、ある程度わかる必要があるんじゃないか?」

と思い、半ば義務感からこの本を読んだ。

そしたら、思ったより、すらすら読めた。




正直に感想を言おう。

この本に出てくるうつ病患者の夫と、私のような昔からのうつ病患者では、

大きな違いがあることがわかった。

それは、「自責の念」

「自分がいてもうしわけない」

という念がある、なしのちがい。



あと、この本のうつ病患者は好きなことには、毎日でも、



これにはびっくりした。

私は、人に会うのがいやなので、一週間に一回ぐらいしか、

それも家族と一緒にぐらいしか、外へ出ない。

一人で外へ出るのは、新聞を取りに出るとき、

病院へカウンセリングと薬をもらいに行く必要のある時(二週間に一度)、



それ以外は、梅田へ行くのも月に一回あるかないかで、家族と一緒だし、

一人で、出かけるのはいくら好きなことでも、

かなり苦痛なのです。

あと、外に出るときは、必ず、お風呂に入ったり身ぎれいにしないと出られない。

この本のうつ病患者は、一か月も二カ月もお風呂に入らない。

40にもなる、中年の男性がそんなにもの期間お風呂に入らなかったら、

ほんとうに、臭いだろうし、寝具や寝間着もすごい汚れ方をしたと思う。

だのにもかかわらず、その状態で妻にセックスを迫ってきたりしたシーンがあったので、

彼女がのけぞって、いやなそぶりを見せてそれは未遂に終わったけれど、

彼女の気持ちがよくわかる。

基本、男の人は中年ぐらいになると加齢臭も出てくるし、

ただでさえ、臭いといわれかねないのに、

一か月も二カ月もお風呂に入らないなんて、本当に臭かったと思う。



そして、好きなことにお金をつぎ込むこと。

これは私と共通していると思ったけれど、

その限度がないのには驚いた。

最初は中古車(希少車)の改造に精をだし、仕事には行けないけど、

その会合には毎日出かけていく。

その後、引越して車の改造ができなくなると、

金魚を飼うことに精を出す。

そして、3LDKのマンションに90cmもの水槽が20以上も設置される・・・

という事態になる。

そして、風俗がよい。

その末、200万以上もの借金をする。

その間、裕福な自分のお父さんに毎月の仕送りを25万円受けており、

あと障害者年金も入っていて、借金をするのだ。

奥さんには、生活費として4万円しか渡さない。

それで、食費、子供のおむつや服、奥さんの美容室代(6か月に一回だったらしい)などを

出していたらしい。

そして、奥さんがお金に困って働きに出ると、

「君が仕事にでかけるから、僕のうつ病が悪くなる。

 子供がまともに育たない」

というのであった。この本のうつ病患者の夫は・・・





正直、え~~~~~~~~って思った。

このうつ病患者の妻(筆者)は我慢しすぎだと思った。

よくぞ!7年ものあいだ、彼と夫婦でいられたなぁ~~~と思った。

いくら、子供がいたからとはいえ、

彼は子供の面倒を一切みてくれない。

子供のマンション前までのお迎えでさえ、してくれない。

これでは、奥さんが本当にかわいそうだった。

そして、満を持して「離婚」

その後も、うつ病患者の夫の執拗ないじめ?みたいな、

奥さんへの未練の行動が続く。

結局、うつ病患者の夫の両親が元気で経済力もあったので、

離婚後は面倒をみることになるが、

そのお父さんがうつ病患者の夫の面倒をみるために泊り込んでいるのだが、

会社には所属しているけれど、

行ったり行かなかったりの息子に思わず、

「おまえは将来どうするんだ!こんなのではだめだろう?」

みたいなことを言ってしまう。

そしたら、うつ病患者の夫は、発作的にマンションから飛び降りて自殺してしまったのだ。





うつ病患者の夫の奥さんが言いたかった言葉を、

ずっと「うつ病だから・・・」と思って飲みこんでいた言葉を、

お父さんは7カ月ぐらいの世話をしただけで、

我慢できず言ってしまった。

それで、うつ病患者の息子は死んでしまった。



うつ病患者の元夫の元妻は自分を責める。

「自分が離婚したから、彼が死んだんではないか!?」

と。






でも、私は違うと思う。

やっぱりうつ病でも、死なない人は死なない。

周りの人のことを考えて生き続けようとしている人はいっぱいいる。

この筆者の奥さんのこと、私は、

「ほんとによく面倒みてあげたですね。頑張ったですね」

って言ってあげたい。

「うつ病患者のために、そんなに我慢させてごめんね」

って言いたい。





あとがきで、香山リカさんがこういっている。




 精神科の臨床現場では、この新型うつ病の扱いをめぐって、いま大きな議論が起きている。医者は本当に「患者の味方」でいいのか。場合によっては家族の味方、会社の味方に立つ必要もあるのではないか。いつまでも休職を認める診断書を出すのは、本人にも周囲の人にもマイナスではないのか。大切なのは抗うつ薬の投与や休養ではなくて、現実に立ち向かう力を鍛えるリハビリではないのか・・・・。





本当にその通りだと思う。

もし、私も可能ならば、現実に立ち向かう力を鍛えて、現場復帰したい。

「うつ病だから・・・」という理由で、PTAの役員を免除してもらったり、

もうそういうの本当は厭なんだ。

普通になりたい!

普通に人と話せるようになりたい。

普通の情緒が安定した人になりたい!



というのが、この本を読んで私が感じた感想です。



この本のうつ病患者の夫が私と多少は違うとしても、

うつ病であるという事実は変わりない。



なので、「うつ病だから」

と言って、区別されたり、特別視されたりするのは、

いたしかたないことだと思う。





私のいまの状況は、障害者手帳をもらい、障害者年金をもらって生活する、

年金生活者だ。

実家には兄夫婦が跡を継いでいるので、帰ることはできない。



私は、自分ができる限りの家事や家計管理、などをしつつ、

主人や子供にやさしい言葉をなるべくかけ、

家庭円満にして、

この家に置いてもらうしか仕方がない。



いままでも、できるだけそうしてきたけれども、

これからもできるだけ努力したい。

そして、自分の趣味だった美容になるべくお金を使わないように努力したい。

いまのところは、まだ1週間か10日間ぐらいだけど、

化粧品とかは買っていない。

これからも買わずにすむものは買わないつもりだ。

あるもので、なんとかしようと思っている。



結婚して置いてくれている主人への感謝を忘れずに過ごしていきたいと思う。






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最終更新日  2009.11.03 11:37:18
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Re:「黒い部屋の夫」を読み終えて・・・(11/03)  
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