行列のできる？!　引越相談所！

音楽家のクレーム

♪素敵な音楽をあなたに♪

ビートルズ・コレクション
なつかしくてあたたかな、オルゴールのメロディー・・・。美しい音色とα波のゆらぎが、やすらぎの時間を奏でます。ビートルズは永遠のテーマ曲♪快適な時間をあなたに。

快適生活サウンドシリーズ「快」～榊原長紀（ギター）
朝、窓やカーテンを開け背伸びしたり、椅子に腰掛けコーヒーを飲んだり、パジャマに着替えて冷蔵庫を覗く･･･そんな何気ない日々のワンシーンに.

ハウルの動く城／サウンドトラック
映画を見た人も、これからの人もほしい1品！宮崎駿の世界は、なにか癒されるのは映像だけでなく音楽も良いからでしょうか？

冬のソナタサウンドトラッククラッシク音楽版(韓国盤)【お取寄せ商品】
「冬のソナタ」のクラッシク音楽版・韓国製サウンドトラック。Ａ４サイズの楽譜付です！

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松任谷由実/sweet,bitter sweetYUMING BALLAD BEST

「音楽家のクレーム」
一本の電話が事務所に掛かってきました。今回の依頼主は大手住宅メーカーの○○ハウス様私ども引越会社は、一般のお客様からのご依頼以外でもこういう住宅メーカー様や不動産仲介業者からの引越のご紹介は大変多く重要です。しかし今回は少し内容が変わっていました！普通、不動産会社様は引越をされるお客様の紹介していただけるのですが、今回はお支払いが「住宅メーカー　○○ハウス様」が全額負担するそうです。
と言うことで、一度会ってお話する事となりました。内容は、○○ハウス様のお客様でクレームが出て、手直しを行ったのですがお客様へ納得していただけず、家全体を手直しすることになったそうです。したがって現在お客様がお住まいのものを全て別の住宅（モデルルームでしたが）へ引越をしていただき、手直しを行うと言うものでした。したがって行きと帰りで２回の引越が発生し内容は全て「全部おまかせフルパックコース」と言うものでした
期間は約2ヶ月間、仮住まいする住宅は別の業者さんのモデルルームと言うことです。私が費用も含め大変ですね？と伺うと、その○○ハウスの課長さんは「悪い家を作ってしまたうちが悪いんです！」と一言、エライ！スゴイ！さすが日本を代表する住宅メーカーだけのことがある！業者である私たちに愚痴を言わず、謙虚に反省する姿勢に心を打たれました。「分かりましたそれではしっかりやりましょう」とお仕事をお受けすることとなりました。
そして問題のお客様宅へ、場所は住宅街にあるごく普通の一軒家、ピンポーン♪「すいません○○ハウス様からご紹介できました引越会社です」というと中からは割腹の良い奥様が向かえてくれました。そしてリビングに案内されるとそこにはグランドピアノがデーンと置いてあります。その横にはハーブ（楽器の）が2つ置いてあります。
まずはお客様と世間話から入っていきます、お客様は自宅で音楽教室を開いていると言うこと、年に1回ホテルでのコンサート（発表会）を開いていることなどを伺い、そろそろ引越の打ち合わせとなると突然○○ハウス様への不満爆発！「お風呂の水は漏るは、クロスの仕上がりは悪いし壁も波打っているし、フローリングは傷ついているし最悪！」との事、実際に見てくださいと案内されると
「クロスの仕上がりのここ見て。」と言われるままに見せていただくと、お客様の指差す場所は窓枠の下の部分！したからかがんで見ても「ン？どどれですか?」お客様は「5ｍｍぐらいクロスが重なっているでしょ！」言われて見て、なるほどたしかに重なっています。でも誰もこんな所覗かないしわからんぞ！と思いつつ、次はゆがんでいると言う壁又、お客様が指差すところを見ると「ン～（**）分からん！」お客様いわく「大工さんが漏っている垂直になっているかどうかを調べる道具で調べたら垂直じゃなかったのよ」との事、そして見る場所、見る場所全て一般では気がつくことの無いようなものばかりでした。私も引越のプロですから住宅の傷の確認もしますが、この内容は普通では指摘しないような事です。
お客様は約1年前に引越をされ、この傷などを指摘し住宅メーカーが手直しする事を受け付けず、家全部の手直しとなったそうです。コレは大変な客だなと感じつつ見積りを終了しました。そして引越当日、支店でのベストメンバー男性6名女性2名トラック２台と昇降機（高いところからエレベーターのように降ろす機械）1台の最高体制で現場に伺いました。
そして荷造りスタート、まずはおのおのが荷造りにわかれると「そのお皿はウエッジウッドのセットで18万円・そのリビングボードは40万」などと全て金額を言いながら指示されます。極めつけはタンスの中のコンサート用のドレスをハンガーBOXにしまうスタッフへ「コレは一着80万・コレは100万だから手で触らずハンガーの上を持って丁寧に扱って！」と怒鳴り口調で言われます。スタッフもみんな少しびびっちゃて、金額では無くこの奥さんに！だってドラえもんのような体形の奥さんが100万円のドレスを着るなんて恐怖としかいえません（＠◇＠）☆
そしてとりあえず引越を終了したのですが、翌日からクレームの嵐・嵐！！住宅メーカーの次は、引越会社へと矛先が向いてきました。荷解きの荷物をいちいち聞いてくる・何処になにを置いたかわからん！といういう矛盾したものから、机の上に置いたコンサートのマスターCD（ケース無しでそのまま置いていた）が傷ついいた、パソコンの起動が遅くなったなどなどハッキリいってヤクザよりたち悪いです。
私どもは対処できるもの出来ないものをキッパリと言い切りました、すると今度はそんな引越会社を紹介した住宅メーカーへクレームを出す始末、本当にたちの悪い人です。そんなこんなで住宅のメーカーの手直しも終わり戻りの引越となったのですが、実際私どもは引越したくなかったのですが、そうもいかず引越の直前にまたもや手直しのクレームが(・_・；)住宅メーカーとしては粘りに粘ったのですがお客様に負けてしまいました！そして借りていたモデルルームも期限切れとなり、お客様の荷物はレンタル倉庫へ、そしてお客様は市内でも高級なホテルのスミスイートへ引越となりました。
結果として約1ヶ月間のホテル暮らしとなった訳です、しかもその間の食事も全てホテルで住宅メーカー負担です。奥さんドラえもんみたいな体形がさらに････ちなみにご主人は痩せています。
そして最後の引越も無事？に終了しました。お客様は、そのクレームに合わせて慰謝料の請求書を住宅メーカーと私ども引越会社へ？！　そうなんですこのお客様は業者が増えればその分だけ請求してくる悪魔みたいな人？なのです！しかし私どもは引越代金をお客様に頂いたおらず、住宅メーカー様から頂いているので、アンタは客じゃないヨーと言う感じで回避できお客様はその分を住宅メーカーに向けていました。ちなみに請求金額300万円とか(^_^；)
私はあらためて、住宅メーカー○○ハウスの課長さんへ「大変ですね！」と声をかけたら、「はいもう耐えられません、この件はすべて本社のカスタマーセンターが対応することとなりました、ここまでしても言ってくるなら司法の手にゆだねて頂いた方がいいです！」と開きなおっていました。こんなに良い方もさすがにまいっていました。その後はどうなったかは聞いていません、だって課長さん転勤してしまったので・・。
やっぱりこのお客さんのせいでしょうか？恐ろしい恐ろしい！

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