2025年11月03日
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カテゴリ: □展
三菱一号館美術館がリニューアルオープンしたら、行ってみようと思いつつ、1年くらいあっという間に過ぎてました。行きやすい場所にあるのに、ここを訪れるのは 画鬼暁斎とコンドル展に行って 以来の10年ぶりです。
アール・デコファッションに興味があったわけでもないどころか、アール・デコって?聞かれたら困ってしまうようなレベルのくせに、何となく「アール・デコとモード展」に行ってきました。

入場料が2300円という金額にはちょっとびっくりでしたが、最近の物価高はこういう場所でもなのね、とチケット購入の窓口で料金を支払おうとしたら、
「何かキラキラしたものを身に着けていらっしゃると、100円割引になりますよ。」
と言われました。
が、この日の私、アクセサリーの類を何一つ身に着けていませんでしたから、
「なんにもないわ。」
と答えると
「腕時計は?」
ともおっしゃってくださいましたが、私、海外旅行の時以外は腕時計をつけてでかけることはありません。
それでも、お金を払うためにカウンターに乗せていたバッグをみてスタッフさん、そこにつけたシルバーカラーのカラビナを指して、
「ここにキラキラありましたから2200円です。」
ですって。(最初から2200円にするより、楽しいかもね。)
入場料たか~い!という思いが100円割引だけで少しだけ和ませられつつエレベーターで3階へ。
鑑賞順路は三階→二階です。

最近は撮影OKコーナーを設けている展が増えていますが、こちらでも沢山ありました。
入ってすぐの三階の半分くらいまではカメラに×印マークがついているもの以外はOKだそうで、スマホを向けている人が沢山。作品の前でデッサンをしている若い女性もみかけました。

作品は以下のように8つに分けられていました。
プロローグ:アール・デコ 現代モードの萌芽
1:モードの変化と新しい身体感
2:アール・デコ博覧会とモード、芸術家との協動
3:オートクチュール全盛の女性クチュリエたち
4:異国趣味とその素材
5:アクティブな女性たち
6:新しい身体表現とスポーツ
エピローグ:受け継がれるアール・デコのモード
ジョルジュ・バルビエ「パリスの審判」1924年

ドレスや服飾品ばかりかと思ったら、デザイン画やデザイン画のようなアート作品が沢山並び、油絵などの絵画も何点かみられました。
モイーズ・キスリング《 ファルコネッティ嬢》 1927年

ラウル・デュフィ《ポワレの服を着たモデルたち、1923年の競馬場》1943年

1925年にパリで開催された通称アール・デコ博覧会のポスター

ロートレックのリトグラフ2点と超ウエストシェイプのドレス&コルセット。細すぎるー!

100年前のストッキング!

今でも高級ランジェリーショップにありそうにゃ。

個人的に目をうばわれるはビーズのバッグやドレスのビーズ刺繍でしたが、

一番興味を惹かれたのは、ずらっと並んだこちら!
何だと思います?

もっと横長に沢山、ずらーっと並んでいましたが、その一部4点のみです。
説明を読むまで???でしたが、靴のヒール部分でした。
(上下が逆に展示されてます)


ラストコーナーで11分44秒のモノクロ無声映画「サイコロ城の秘密」というのを上映してました。
一応みてきましたけど、監督の名前マン・レイに聞き覚えがあるだけで、内容はさっぱりわかりませんでした。ただ、ずっとずっと昔、多分シュールレアリズムの作品展だったと思うのですが(当時好きだった画家、サルバドール・ダリがらみだったようにゃ)これよりもっと奇妙でわけのわからないモノクロ映像をみたことを思い出しました。

作品鑑賞後、二階の廊下に出て外を見下ろすと、いつも緑がきれいな中庭のながめが。
(木陰に結婚式の前撮りカップルが!)
もうすぐイルミネーションも楽しめますね。

帰りにアール・デコ展のコラボメニューのある隣接するカフェに寄ってみたら、本日の受付満席にて終了でした。祭日だということを忘れていましたけど、かなりの人気店なのね。
あきらめて、もうちょっと体重が軽かったら、吹き飛ばされそうな強風の中、帽子を押さえつつ丸の内北口方面へ向かい、早々に地下へもぐり大手町から地下鉄で帰りました。

帰ってからアール・デコの何たるかを調べたのですが、
「19世紀末から20世紀初めにヨーロッパを中心に花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性を特長とする新しい芸術を意味するアール・ヌーヴォーが開花したが、第一次世界大戦後、装飾を否定する低コストなモダンデザインが普及するようになり、ヨーロッパおよびアメリカ合衆国(ニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向をアール・デコと呼び、幾何学図形をモチーフにしたり、原色による対比などの特徴を持つ。
100年前にパリで開催された「アール・デコラティフ」という国際博覧会が名称の由来」だとか。

わけのわかない「サイコロ城の秘密」も帰ってからネット検索してみたらウイキペディアに詳しいことが。それを読んでもまだよくわからんけどね。( サイコロ城の秘密について
アール・デコとモード展は2026年1月25日まで三菱一号館美術館で開催中です。

※アール・デコとモード展公式
https://mimt.jp/ex/artdeco2025/
※三菱一号館美術館公式
https://mimt.jp/





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最終更新日  2025年11月05日 10時14分32秒
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